今期は、毎週感想本数が久々に20本を超えました。

こうなると、いろいろ漏れが出てきそうなので、長い間のベタ打ちシンプルテキストから、Wordでフォームを作って書くスタイルに切り替えました。
おかげで、文章が自動校正機能に引っかかりまくって、イラっとします。
いいじゃんか。文法なんて。



4月27日分。


コードギアス 反逆のルルーシュR2「逆襲 の 処刑台」
ロロは体感時間を止めるのか(なんで数なんか数えてたんだ?ルルーシュ)。ロロの行動の先まで読んで仕掛けられたルルーシュの罠は見事にロロを捕え、その心理的な弱さを利用されたロロは、簡単に陥落。不良に絡まれたお嬢様の危機を助けるナイトと言おうか、いわゆるひとつの三文芝居を、ルルーシュが真剣な顔で考え出したのかと想像するだに笑えます。ブリタニアは、ロロのような不安定な存在を自由にさせていたミスを突かれたというところですね。ゼロが花びらとともに登場するシーンも笑いどころ。あれ、自分で用意したんだろうか?
しかし、ロロが籠絡された場面は笑えたものの、その笑いがすっきりしない冷笑になってしまうのがこの作品らしい。暗殺者としてしか扱われず、その経験とギアスの力から己の力を過信するようになり(そしてそれを諫める人間もいない)、明らかに社会経験も少ないロロの心を操作することなど、百戦錬磨のルルーシュにとっては赤子の手をひねるようなもの。でもルルーシュは、ロロがブリタニアに翻弄され歪められた犠牲者という意味では、むしろナナリーよりも自分に近い、兄弟のような存在かもしれないってことに気付いているんだろうか。



隠の王「任務言渡」
小太郎首領は気さくなお人柄。野望も欲望も宴席で赤裸々に語ります。そんな古き日本の集落社会代表のような風魔に対し、服部さんとこの灰狼衆は、ITを活用してバーチャル会議という先進性を披露する、対象的な存在です。風魔は森羅万象を消滅させるために、灰狼衆は森羅万象を使いこなすために、忍びの里ローラー作戦が発動されて、ちょっと先が楽しみになってきました。
先生を玩具にしてる時の壬晴くんは、活き活きしてるなあ。



ネオアンジェリーク Abyss「黒の襲撃」
おまいらどんだけ料理好きなんだ?そして、どんだけ大人気ないんだ?忘れてるようだけど、一致団結してアンジェリークに協力しなきゃいけない立場でしょうが。どれだけ料理上手か知らんが、夕食会でお互いの親交を深めるという当初の目的をすっかり忘れてますよ。ニクスはあちこち煽るだけだし、レインは簡単に煽られるし、ヒュウガはまったく話が通じないし、こういうとき間に入るのは館の主たるニクスかと思ってたら、実はジェイドでした。お前はいい奴だなあ、旅人。その上、場を丸く収めようとして料理全員参加を提案したアンジェリークの心遣いがあだとなって、みんな好き勝手なものを作って食材の奪い合い。止めようとしたジェイドに吹っ飛ばされたレインが空を飛び、小麦粉が宙を舞う。大の男が野菜をめぐって大騒動。彼らに託されたアルカディアの未来を想うと、なんだか無性に涙が出てきます。
せめてデザートは協力して、とアンジェリークが買い出しに出かければ、また新たな男、グラサンに会う。どんだけ出逢いに恵まれているんだこの女。羨ましいぞ。グラサンは財団の手先の悪い奴で、アンジェリークのナイトたち全員歯が立たないが、アンジェリークのパワーブーストで強くなりました。ついでに、アンジェリーク取材希望のジャーナリストとかも出てました。
アンジェリークがみんなで作ろうと提案したのは、洋ナシのパイ。ようなし。それは、アンジェリークの秘かなメッセージに違いないことに気づいているか?統一性のない食卓を囲む男ども。



4月28日分。


ソウルイーター魔女狩り発動!〜ドキドキ♥墓場の補習授業?〜」
今回のポイントは爛れた紫色の空。グレーのゾンビが映える色彩です。
先週登場のシド先生は、いつの間にかゾンビになっておられて、マカたちの前に立ちふさがる。それを捕まえたのは、マカたちとブラックスターたち。というか主にブラックスター。普通なら落ち込む状況でも根拠なく堂々としているブラックスターは、唯我独尊で相手の言葉に惑わされない分、上手くやれば結構無敵かもしれない。上手くやれば、の話ですけどね。
猫魔女ブレアは再登場でセクシー分を味付けし、娘を前に空回りしているお父さんも相変わらずイタいです。しかし、お父さんは男とコンビ組んでたのか。こいつの性癖じゃ、さぞ辛かったろう。もしかして、その時のトラウマで過剰に女好きになったのかもしれない。



ヴァンパイア騎士「断罪の銃爪〜トリガー〜」

零の秘密を知ってしまった優姫ちゃん。彼の悩みも知らず、無神経なことを言っていたことに気付いた彼女の心の揺れ動きがすごく少女漫画してて、見ていて少々気恥しくもありました(いい子だよね、本当に)。しかし、学習能力なく玖蘭先輩の不興を買い続ける藍堂が天才少年だとは思わなかった。あの本能優先の行動パターンからして、てっきり羞恥心系だと思ってた。
吸血鬼にされた人間は獣化するようですが、じゃあ純血以外の吸血鬼というのは、生殖によって誕生した者たちばかりということですか?つまり、好きな人間を吸血行為によって仲間にするということはできないんですね。優姫の友達がハンター協会の手先のような気がしてきた。



我が家のお稲荷さま。「お稲荷さま。収穫する」
コウちゃんが、今までどんな生活していたのかわからんが、湯も湧かせないで鍋破壊とは恐れ入りました(空焚きしたのか?)。それでなんでご飯はきちんと炊けるんだろう?主婦昇くんにとって、この破壊神の存在は悩みの種ですが、それでも高上兄弟は、コウちゃんの粗雑さを責めることなく、逆に気を遣うできた子供たちです。
クーちゃんとお父さんの会話から想像される高上母も、かなり浮世離れしたほんわか系だったらしく、さすがのお父さんも苦労したに違いない(彼女との生活が動じない性格を醸成したのかも)。でも、美夜子さんが短い生涯を目いっぱい楽しんで、高上家が幸せに溢れていたことは、クーちゃんにも、見ている側にも伝わりました。