新作アニメ感想第四弾。

ソウルイーターレイトショーは、別に夕方に放送できない映像が加えられたりしてるわけじゃないんですね。妙な期待して損した。




4月8日分。

RD 潜脳調査室「ウラシマドライブ」
いかにも、という感じのテーマにキャラクター。アクション薄めで少佐とタチコマのいない攻殻になるのか(それはダメじゃん)、それとも高齢者ヒーローという新たなジャンルを切り開くことになるのか。可愛らしさパートを一身に背負っているミナモちゃんは、どこまで作品に花を添えられるのか(今のところは、かなり好感度高いのですが)。実績に期待して、継続。



秘密〜The Revelation〜「脳と旅する男」
原作未読。この時間帯のカギは脳らしく、また脳話。死ぬときに走馬灯ってちゃんと回るんだなあとか、浜辺を手をつないで走ってるような恥ずかしい記憶を第三者に見られたら死んでも死に切れないよなあとかいう感想は置いといて、妻の秘密を見られたくなくて脳みそ盗んじゃう父親が唐突に感じられる、駆け足で薄っぺらな印象を残す展開でした。もしかして、原作を無理やりダイジェスト版にしたのでしょうか?作画も特によいわけでもなく、演出もやる気なさそう。清水玲子の絵って、アニメにすると、しつこかったんだなあ。来週からは前後編らしいので、もしかしたら面白くなるかもしれないと期待して、継続リストに入れておきます。



4月9日分。


クリスタル ブレイズ「EPISPDE・01」
映像としては惹かれるものはまったくないけど(映像を見せつけようという気もなさそうですが)、謎のクリスタル少女をめぐる、サスペンスミステリーみたいな展開になりそうなので、もしかしたら面白くなるのかもしれないという期待を込めて、しばらく行方を見守りたい。最後のカウントダウンは、クリスタルの寿命みたいなもので、期限になったら爆発するとか?



4月10日分。


今日からマ王!「マ王の条件」
眞王実体化したら、ウルリーケと眞王廟でふたりっきりになっちゃうのか。いやまあ、今までもお話はしてたんだろうけど、ビジュアル的になんだか危うい雰囲気が。
陛下の成人の儀式は、マ王らしくゆるーく展開。陛下の砂熊叩きとか、書き初めとか、野球とかを見守ってるギャラリーが、子供の勇姿を見守る親御さんたちのようです。なんですかこのネバーランド?いきなりマ王としての資格について悩んだりするけど、復活してスナフキン化した眞王様が陛下にアドバイスしてくれたので、丸く収まりました。私はアニシナさんの最高権力者就任は賛成なんですけど・・・。コンラート渾身の口説き文句をあっさり受け流してる陛下に笑えました(陛下はスルーを覚えた)。
しかし、相変わらず作画が微妙。場面に合わないところで無駄に微笑んでたりする表情も気になりました。



アリソンとリリア「敵国へ!」
ヴィルとアリソンを育ててくれた、ムートおばあちゃんの含蓄深い言葉が心に残ります。この波乱万丈な人生を送ったおばあちゃんが、アリソンたちの心を真っすぐに、真っ当に育てた張本人であるのは間違いない。この人が敵国に亡命した理由は、宝に関係があるんでしょうか?敵味方関係なく、戦争で運命を狂わされた人々が平和を願うという、普遍的で切ない状況は、いつだって心に迫るものがあります。夢物語ようなアリソンたちの野望が、首尾よく成功してくれることを願わずにはいられません。



図書館戦争「我ガ王子様ハ図書隊ニアリ」
原作未読。体力バカの女の子の熱血恋物語だったんですね。こんなに少女漫画な王子様物語だとは思ってなかった。でも、こういう一本気なコは嫌いじゃないし、どういう方向に転んでいくのかまだ見えないので、とりあえず継続。しかし、こんなバカバカしい世界になるわきゃないじゃん、と笑い飛ばせないこんな世の中じゃポイズンな気分です。



紅「溝と流れと」
高校生の男の子に子育ては大変だ。しっかりしてるようで全然しっかりしてない真九郎プラス庶民生活若葉マークの紫だと、相乗効果で頼りなさ倍増。でも、紫ちゃんは、自分の非はちゃんと認め、他人の親切が有り難いものだと知ってて、自分のために怒ってくれる人の愛情を感じることができる、思った以上に大事なことをちゃんとわかってる子です。これは、実母の育て方がよかったのでしょうか(あの義母じゃ無理だろうし)。しかし、紫ちゃんの時代がかった礼の仕方は、まさか躾の結果じゃないだろうし、TVを見せてもらえるような家庭じゃなかったような感じだし、大人がやっているのを見て覚えてたんでしょうかね。こんな風に礼を言って、大人のように振る舞える機会をうかがってたんだろうかと考えると、目尻が下がっちゃいます。可愛いなあ。相当常識はずれの紫ちゃんだけど、こうやってひとつずつ、普通に暮らしていくことを覚えていくんですね。