今何周年?

大改編期が始まり、この日記も何年目かに突入しました。でも特に変わりません。
今年こそは大胆なレイアウトチェンジくらいしようかな。あはは。
やるわきゃない。



3月30日分。

ハヤテのごとく!【最終回】「RADICAL DREAMERS」
さすがに先週オールキャラをやってくれたんで、今回はミニマム仕様。でもなぜか、親切な人たちは出てたりしています。ヒナギクちゃんと西沢さんと三人娘という組み合わせが謎でした。
ハヤテとナギの出会いは、遠い昔、時の捩れた場所だった、というお話。これはオリジナルだと思ってよいのですよね?ナギがひとりで過ごした寂しい時間は、こうやってもう一度ハヤテに出逢うためだった、というのはありがちですが、締めらしく、しめやかでちょっと湿っぽく、でも心温まるラストになっていました。
って、ちょっと待て。じゃあ結局、ナギのスーパーインドアライフはハヤテにも責任があったのか?なんだったんだ、あの多国籍マフィアは?(というか、カタカナ語マフィア?)どこにいたんだ、三千院家のSPは?(というか、ホントにSPの意味ない)
1年間にわたって繰り広げられた執事コメディ(?)。最初はパロディ部分への気合の入れ方が幅を利かせすぎた部分もありましたが、だんだんとネタのさじ加減もいい塩梅になってきて、日曜の朝(決して深夜などではありません)にふさわしく、前向きで健康的な明るさを感じさせる作品でした。馬鹿馬鹿しくも微笑ましく、おっきなお友達向けの色気を適度に保った、絶妙なバランスの作品になっていたと思います。各キャラクターも魅力的で、生徒会の二人とかまだいじることができるキャラがたくさんいそうですので、第二期を楽しみに待っております。



獣神演武【最終回】「演武の果て」
最終回は第一部OPって、じゃあ、第二部OPの意味は一体なんだったんですか?嘘予告みたいなものですか?
史明をも飲み込んだバケモノ慶狼は、貪狼神とかいう自分称号まで作って岱燈を圧倒するが、みんなの声援で復活した岱燈が友情パワーで倒した。おわり。
って、こんな簡単にまとめられちゃうくらい、王道をひねりも工夫もなくやってくれちゃったので、最終回は苦笑続きでした。卒業式なみに、お世話になった人リストを読み上げる岱燈さんとか、趙香お姉さんそっちのけでいちゃつく劉煌麟盟カップルとか。というか、このカップルより、一途な趙香の方がよっぽど好感持てました(男ってどうしようもない旗を趙香さんの顔に乗せたのは、勝ち組の余裕ですか?)。男遍歴を重ねた賢嘉爛舞ちゃんは、最後は皇帝につきました。この尻軽剣め。こうなったら、慶狼は国をまとめるためにあえて民衆を殺しまくり悪者になったのだと思うことにしよう。それが一番すっきりする。
息抜きエピソードはよかったけど、それ以外はまるで何をやりたいのかがまるでわかりませんでした。キャラの扱いもいい加減で、鳴り物入りで登場させた五神闘士は、ほとんどが意味ありませんでしたね。途中からの頼羅ちゃん空気っぷりにもぶったまげたし、振り返ると、終始一貫していたのは皇帝キャラくらい?皇帝が、今誰かの意のままにしたらそのうち再び誰かの意のままになる、と言った場面が、最終回で一番納得できた部分。
結論。まったくいい所のない作品ではなかったけど、どうしようもない部分が9割を占めていたと言えましょう。



3月31日分。


GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-【最終回】「そしてピノッキオは人間に」
フランカたちは死んだと考えていいのでしょうね。どう考えても生きてないだろうな、あれは、クリスティアーノは、ピノッキオが最後まで残ることがわかっていたのだろうし、もう会えないこともわかっていたから、ずっと言えなかった分も込めて、ピノッキオへの謝罪を口にしたのだと思っていいのでしょうか?でもピノッキオは、最後まで、クリスティアーノを逃がすためだけに戦うことができるだけで満足していた。彼が、クリスティアーノの死を知らないままだったことが、せめてもの救いでしょう。ピノッキオと同じように、トリエラもまた主人のために生きる以外生き方を知らない。だから、もうひとりの自分の未来を潰してしまったことに、物悲しさを覚えたのでしょう。
幸か不幸か、私は前シリーズも原作も知らないので、頭を抱えたくなるような作品が多かった今期の中で、この作品は、十分楽しめるものでした。暴力的な内容なのに、淡々と語られた物語の空気が心地よかった。