どうにも盛り上がらんのです。

最終回シーズンだってのに、いよいよクライマックス!ワクワク、という作品が少なくて、今から次シーズンに期待してしまってる自分がちょっと悲しい。



3月16日分。


ハヤテのごとく!「クイズ!宿敵と書いて友と読む!!」
ナギちゃん、午前中の時間を深夜基準で数えるオタク時計は今のうちに捨てときましょうよ。ロクな大人になれないぞ。
ナギ&西沢さんという恋のライバルが協力してクイズを勝ち抜くという状況で、ふたりの補完っぷりが見事でした。何しろナギちゃんは、山手線の初乗りを二千円台に設定する(最初の停車駅は水戸あたりか?)お嬢様なので西沢さんの常識が必要だし、でもオタク知識はナギちゃんがバッチリだしと、案外よいコンビです。ふたりが同時に答えた最後の問題は、ふたりして分け合ったシュークリームのお値段という、あのほのぼのエピソードがちゃんと生かされているのがまたウレシイ。ナギちゃんもいいけど、西沢さんもやっぱ可愛いよなぁ。ハヤテくんと三人で焼肉囲んでいる姿が、今の三人にとって一番しっくり来る姿のような気がします。決着はまだまだ先のようですね。



AYAKASHI「戻れぬ道」
悠を助けてるのは、エイムよりパムだよなあ絶対。悠のピンチのときに割って入るわ、結界破るのもパムのテングだわと、テングいなかったら話が進まないんじゃないかと思えるくらいです。テングどんだけ万能なんだ。アキノ対エイムの姉妹対決は、いつの間にか、どちらの男が上等か対決になってたりします。一応、「彼」も自分がおかしくなったら討てとアキノに伝えていたようなんですが、この姉ちゃんも「彼」に負けず劣らずおかしくなってるので意味なかったですね。



獣神演武「暴走せし宿業」
史明が慶狼を操ってるなんてものじゃなかった。なかなかどうして、歴史の裏側で暗躍してきた悪霊をも餌にするなんざ、慶狼はバケモノを超えたバケモノのようです。その人間完全に捨ててますっぷりはお見事。岱燈と慶狼。それぞれ対極の行動をとっているとはいえ、この混乱の中でそろって超然としている様子が二天神尊らしい。もっとも、岱燈さんに言わせると、星はあんまり関係ないそうです。迷信妄信に国の運命をゆだねないところがさすが。根っこは変わっていないものの、岱燈もいつの間にか貫禄を感じさせるようになりました。しかし麟盟さんは、なんでまだあんな男にこだわるんですかね。いるんですよねぇ、こういう風にいつも苦労を背負っちゃう人。



3月17日分。


GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-「芽生える感情」
ピノッキオと終始距離を置いているように見えたクリスティアーノは、決してピノッキオに無関心なわけではなく、むしろ、殺しに手を染めるようになったピノッキオの姿を忸怩たる思いで見守っていたのかもしれない。ジョンが勘を鈍らせることになったのもピノッキオへの情が芽生えてしまったことが原因なのでしょう。ジョンとクリスティアーノピノッキオの育ての親ふたりは、ピノッキオの知らないところで、それぞれのやり方で、ピノッキオを息子として慈しんでいたようです。いや違うか。ピノッキオがふたりのために懸命に働いたのは、そして今もまた、平和な生活が目の前にあってもそれをつかもうとしないのは、ふたりの親の愛情をちゃんと感じていたからなのか。



3月17日分。


素敵探偵ラビリンス「神智の彼方」
友達がいれば崖のぼりだってファイト一発。お友達と日向家遺跡を冒険したマユキくんは、ついに最終兵器らしいオルゴールを手に入れるが、親父にパクられました。子供の玩具を取り上げるとは、この親父はまったく・・・。つまり、日向家にはナマズ能力があったというだけの話ですか?それはまあ、地震大国の日本では珍重される能力でしょうし、異常気象が加速してる世界では、天災予知能力は世界征服の第一歩なのかもしれないですけど。
もったいつけて出てきたのでちょっとは強くなったのか?と思わせた晴嵐がやっぱりまったく役に立たない、というお約束は貫き通すつもりらしい。



魔人探偵脳噛ネウロ「塞」
なんかサイが人助けをしてるんですが、これはどんなキャラチェンジ?
クライマックスのオールスターと言わんばかりに、アヤさんが出てきたりするのはいいとして、何で池谷さんと由香ちゃんが一緒に映ってたりするんだろう?アニメではこの二人の話になってなかったのに、とってつけたように原作設定を出さんでもよかろうに。そればかりか、あちこちで原作の場面を豚小間のように使ってくれたりするので、せっかく心機一転オリジナルアニメとして楽しもうという気分が一気に萎えてしまいました。オリジナルをやりたいのなら原作を切り刻んで使うのはやめていただきたい。