最近、TVKの編成って凄いんじゃないかと思い始めた。

毎回、キャラだの経緯だのいろいろ切り捨てまくる破天荒な展開の破天荒を見て脳みそをかき回された後、和み系のきみあるでキャラを救い上げまくるドラマが展開されると、いい具合に中和されます(うっかりその後の番組を見てしまうとどん底になるわけですが)。
いい流れだったのに、破天荒が終わっちゃうのは惜しいなあ。



2月27日分。


狼と香辛料「狼と羊飼いの子羊」
ホロの嫉妬を期待する時点で、ロレンスさん、どんだけホロの気持ちが気になっているかがわかります。そりゃもう、ホロの正体すら忘れるくらいに。ノーラのあしらい方見てると、ロレンスも女扱いが苦手なお子ちゃまなわけではなさそうですが、それでも賢狼さんとは年季が違うらしい。



DRAGONAUT-THE RESONANCE「決別 -継承せし者-」
「みんなを傷つけるような奴に、絶対にトアは渡せない!」とジンさん。どの口が言う・・・?お前が何を言う権利があるんだ?一方、いつものカジュアルな服装とは打って変わって、タナトスの後継者となったギオは、ドラゴン最新のモードに身を包み、バイトくんがいきなり社長になったような変わりっぷり。ふたりでトアを守ろうって言ったじゃん!と訴えるジンさんの身勝手な言葉は却下というところも小気味よい(だってそれで得するのジンだけじゃん)。ギオは自らの手でトアを救うことを考えているようですが、ジンはトアを救うためにISDAに頼ろうとするんだろうか?
しかし、やっぱりキャラの描き方が散漫なんですよねぇ。背景なしにいきなりエピソードだけキャラに割り振ってる感じ。サカキと娘の話にしても、サカキさんのキャラがよくわからないから、ちっとも気持ちが入んないし。



2月29日分。


灼眼のシャナII「茜色の死闘」
ハードボイルド!ハードボイルドだ壊刃サブラクさん!と言いたくなるくらい、サブラクさんの独り言が、音声にすると面白すぎます。原作読んでいるときはあまり感じなかったけど、実はとてつもない笑いどころだったんだなここ。いえもちろん、十分シブいです。隙のない攻撃も大変カッコよろしい。・・・・・・でも笑える。



3月1日分。


PERSONA - trinity soul - 「海からの呼び声」
洵には妹の脳の一部が移植されていたんですか。そんな物理的に双子が結びついているとは思わなかった(てっきり普通にとり憑かれてるもんだとばかり)。慎の両親の物語の中に出てきた羽と歌がどうやら鍵らしく、何度も登場した羽がついに海の底から大量出現。平和な物語のようでいて、村人たちが消えていくラストはうさんくささどころか、慎が言うようにうすら寒さすら感じます。



俗・さよなら絶望先生「一人より女夫の方がええいうことでっしゃろ」「奥の抜け道」
なぜ今さら正月ボケネタ?
ゆうこりんに泣かされてるマリアちゃんが可愛い(ゆうこりんがオトコ前)とか、国会で質問してるマリアちゃんが意味不明(不法入国者あんただから)とか、千里ちゃんの狂気に拍車が掛かり、黒さに磨きがかかった可符香ちゃんも見られたましたが、マリアちゃんが目立ってるとなんだか平和な気分です。んー。つまり、それ以外は今回は特に面白いネタはなかったです。まあ、これだけ手を変え品を変えやられちゃうと、もう何が来てもそれほど新鮮味がなくなっちゃうんですよねぇ。



破天荒遊戯「ゆくさきをしらない・後編」
本日のラゼルちゃんは髪型も衣装もコケティッシュさ満開。ラゼルちゃんって、明らかに漢字文化育ちとしか思えないんですが、どんな文化圏なんだここは。
せっかくのソレスタの(本人的には)好意的なお誘いにアルゼイドさんたら
「それは変態だろ」
貴重な紅茶を吹いた。いや確かにソレスタは一点の曇りもない変態なんですが、オブラートにくるむのが大人の常識。しかも、そんな風にいじめといてラゼルちゃんとの仲良しぶりを見せ付けて、襲いかかってきたから脊髄反射で殺しちゃって、最後に泣かれると、もうアルゼイドはソレスタをどうしたかったんだと。ソレスタも変態とはいえ単に寂しがり屋さんだったんだろうし、ちょっとだけ気の毒。そういやアルゼイドさん、侵入者が敵かどうか確認しないで射殺してたよね。本当に脊髄反射で人殺すんだなこいつは・・・。
そして、エンドカードの「人」で2度目の紅茶を吹いた。こんなさくさく人殺しといて、よりによって「人」で締めるのか「人」で。
と、ことほどかように楽しんでいるのに(楽しんでますよ?)、最終回とはご無体な



君が主で執事が俺で「小さな英雄」
鳩ねぇの黒さが絶賛増量中。脅し文句は、警察どころか刑法にまでエリアを広げちゃいますか。錬ちゃんにはひたすら甘々だと思ってたんですが、締めるところはちゃんと締めてだんですね(でもやはり、弟相手に刑法はちょっと・・・)。
エロロボット製作するわ、ショタ趣味はあるわ、みゆみゆにしてあげるだわで、特殊な思考回路に不安を覚えた未有さんでしたが、その未来図はいたって健全。未有さんは、単なる頭でっかちの天才じゃなくて、周囲から自分に注がれた愛情の価値をきちんと理解できるコだからこそ、こんな風にその絆を大切にしようとする夢を持つことができるんですよね。うーむ。単なる変なロリっ子だと思ってたのが、今回で一気に彼女が魅力的に思えてきた。この作品上手いなあ、こういうとこ。
次回は夢ちゃん救済の回になりそうですね。お姉ちゃんたちも別に夢のことをないがしろにしているわけじゃないだろうけど、そろそろ家族にとっての彼女の居場所をはっきり示してあげないと、夢ちゃんも細かくフォローしてる南斗星さんも可愛そうです。