今期のアニメ。

残念ながら、今のところ新番組に自分的大ヒットなし。
その中でも、結構安定してて安心して楽しめるのが、絶望、破天荒、執事という、小粋な三題小噺が出来そうな土曜TVK3本のみ。私の選び方が悪いのか、それとも世の趨勢は私の好みとは別方向に向かっているのか。ここらで、どの作品でもいいから大化けしておったまげさせて欲しいものですが、今期一番度肝を抜かれたのは、大団円を迎えるのだろうと予想していたデルトラクエストが、王様の諸国漫遊記にモデルチェンジしてしまったことだからなあ。
うん。あれはたまげた。



1月30日分。


狼と香辛料「狼と無力な相棒」
稼げる商人って、アタマよくないとダメなんだろうなあ。これ原作知らないで見たら、絶対理解できないです、自分。せっかくアニメなんだから、通貨関係のくだりをわかりやすく図示でもした方がいいんじゃないかね?と思うけど、力を入れているのはやはり別方面らしく、暗闇で妖しく光るホロの瞳が奇麗で印象的した。こういうところが、映像化の醍醐味ですね。



DRAGONAUT-THE RESONANCE「咆哮 -明星の燃えし時-」
アキラちゃんを失ったマキナさん暴走したので、ハウリングスターとアマデウスもご主人さまたちと一緒に火星へ。どこまでも出入り自由なのが、リンドブルム・クオリティ。一方の火星では殿下が大変!殿下、かおかお。顔おかしくなってますよ。殿下が実は愛情に飢えていたというありがちな背景も明らかになった挙句、ガーネットと心中。マキナもアキラちゃんと心中。ギオは火星まるっとぶっ飛ばす。と、畳んだというか、ぐちゃぐちゃに丸めて、面倒なことはすべて清算。心機一転、新たな展開ではりきって行きます。って、アキラちゃんがどこまでも貧乏くじだったなあ。



『オペラ・アウローラ-君が見る暁の火』栗原ちひろ角川ビーンズ文庫
オペラ・アウローラ―君が見る暁の火 (角川ビーンズ文庫)
これだけ最終巻が楽しみで、同時に終わって欲しくないと思った作品も久しぶり。最近、ラノベのシリーズものはネバーエンディングなんじゃないかと思い始めていただけに、たった8巻で終わってしまうのは短すぎ。この倍の巻数やってくれてもいいんじゃないか(そんなことしたらカナギが途中で死ぬか)というくらい、あっさり幕を降ろしちゃってくれました。
最終巻は、誰も彼もがピンチの状況なので、かなり慌ただしくバタバタやってる中で終わってしまったという印象。合言葉は、長生きしよう!みんなが生き残るのに必死すぎて、バカやってる暇もあまりなかったのは寂しい限り。そしてみんなオトメちゃんです。ネタバレですが、カナギがやっとミリアンに告ってくれたのは、待ちに待った瞬間だけにかなり嬉しかった反面、最後にもう一度、3人揃った場面が見たかった。つくづく自分は、この作品におけるメイン3人のやりとりが大好きだったのだなあ、と寂しくなりました。
何度も言うようですが、これで終わりなのはもったいない。雑誌最新号に掲載されていた短編も、カナギの半分命がけなひとりボケツッコミが楽しすぎだったので、これを収録できる短編集1冊くらい出してください。たのんます。