かもしてます。

最近TVで「発酵させる」なんて言葉が出てくると、思わず目をこらして画面を見つめてしまいます。
見えないから。菌なんて見えないから。



12月2日分。


ハヤテのごとく!「クラウスは倉臼と書いて日本人」
確かにクラウスさんの存在価値って希薄ですね。ナギちゃんのカジュアルな意地悪とヒナギクさんの間違った心遣いが墓穴をどんどん深くしてる、クラウスさんには気の毒な状況でした。ナギはクラウスさんが手塩にかけて育てたんだなあ。ナギちゃん、もう少し執事孝行してあげましょう。久しぶりのタイガぼっちゃん登場と、マリアさんの腐りっぷりが素敵でした。西沢さん、鶏肉が足りなくてもケンタッキーのおじさんが自ら買い出しに行ったりはしませんから。



プリズム・アーク「再会する騎士たち」
いきなりの背景話に、ついていくのが大変だったじゃないか。そういや確かに第1話に出てきましたねシスターヘルって。というか、テレサさん。語りに入るんなら、腰を落ち着けて語りましょうよ。そんなはしたないポーズで戦わないように。プリーシアさんも、真面目な説教で「逃げずに立ち向かう勇気。お前とトマトにそれを教えられたのだ!」とか頓狂なこと言わないように。そんなに美味しかったのか、トマト。効果が豪華なミラージュラッシュに目が釘付けでした。で、暗黒騎士は行方不明のマイステルとかなんでしょうか?テンペルリッターの総長がサブルムと通じていたということなのでしょうか?テレサが育てていた子供たちで何かの実験でもしていたのでしょうか?



獣神演武「帝都にさす影」
往来のど真ん中で田舎モン丸出しの岱燈が微笑ましい。彼氏のあまりの朴念仁ぶりにさりげなくリードした麟盟に対して、「勉強になるよ!」はないだろ劉煌。お前はひな壇末席の若手芸人か?ここでメモとか取り出したら間違いなく麟盟に瞬殺されていただろうなあ。横の破軍も男女の機微がまったくわかっていない。男と女は決して分かり合えないものとは言え、こいつらのニブさは犯罪です。頼羅と麟盟の嘆きはごもっとも。思わずわけのわからない旗を作ってしまうという突飛な行動に出るのも無理はない。マズい。このままだと、爛れたアブノーマルカップルがふた組できてしまう。いや、それならそれで、作品に独自の個性をもたらしてくれるかもしれないからいいのか?
今回の岱燈と麟盟の取り組みは、特に麟盟を結構きちんと動かしていて、初めて演出に感心しました。しかし、史明は何をしたいんだろうなあ。ただ面白いことが好きというタイプのありがちなキャラでしょうか?それとも、実はこいつこそがラスボスだとか?この作品のカラーでその捻りはまずないか。



12月4日分。


逆境無頼カイジ「使者」
エスポワールで光り輝いてたカイジも、娑婆に戻れば元の黙阿弥どころか借金増えてます。今さら激情に流された最後の決断を後悔してます。佐原は仕込みじゃないかと思うくらい、簡単に危ない話に乗る奴ですね。まあ、カイジも懲りずにまた、口の上手い遠藤に乗せられてるし。結局、この人はそういう場所の方が普通の生活より合ってるのかもしれない。



魔人探偵脳噛ネウロ「一」
生放送で「犯人はお前だ!」とは、なかなかの引きを作ってくれる番組(コナンでもこういう話なかったっけ?)。というか、アヤさんが「犯人は〜」をやってくれるのを期待していたので残念(まあ犯人ですから)。アヤが殺人へと駆り立てられる過程、優しさに追いつめられていく描写に引き込まれました。弥子は、ネウロにはできない弥子なりのやり方で犯人にたどり着くという成長を見せてくれました。ゾウリムシからワラジムシへと昇格したしね。



素敵探偵ラビリンス「贖罪の生贄」
ハイパージェット放水銃に液体窒素まで使ってわざわざ電波塔の上まで死体を持っていくという派手なアレンジが大好きなのがマユキくんの宿敵らしい。設備があっても、普通そこまでしない。というか、普通、消防隊ごと窃盗団にならない。トリックも大ざっぱなら動機も大ざっぱ。警察上層部からして腐りきってる旧都ですからしょうがないか。



ナイトウィザード「破壊神〜カルネアデスの板〜」
概ねシリアスなんで、ついつい柊の行動に期待の目を向けてしまう今日この頃。
覚醒したエリス大魔王様にはみなさんこぞって戦々恐々。土星なんかエリス様のおかげでボロボロになっちゃいましたから。アンゼロットにとって、これは予想外の展開だったが(ホントに?)、ベルにとっても寝耳に水。何しろ、人間だろうが魔だろうが公平に焼き払っちゃう暴れん坊将軍。世界も異界も等しく滅ぼすプリティ悪魔っ子。それが大魔王シャイマール様。そんなもん、冥途のメイドさん以外誰も喜ばんですな。一説によると、人間に知恵を与えて堕落させた存在だとか。しかし、実はみんなその正体をよくわからずに話しているっぽいので、もしかしたら噂が先行してるだけで、本当は動物好きで町内会でも人気者の好青年タイプということも十分ありうる。問題は、アンゼロットさんをシャイマールくん復活に誘導した誰かさんの存在ですが、これはもう謎のゲイザーさんしか考えられないですよね。アンゼロットさんが信仰してるくらいだから、九分九厘邪神に違いないゲイザーさん。多分、こいつがあしながおじさんなんだろうなあ。
そんな世界の危機はひとまず心に作った棚に置いといて、むやみに仲間に石投げてんじゃねーよ、と考えてしまうのが柊さんのバカで偉いところ。彼には、緊急避難なんて言葉は通じないらしい。大のために小を犠牲にするのではなく、大小の区別なくいっしょくたに助けるのが柊さん(区別する脳みそがないのかもしれませんが)。アンゼロットはエリスを封じ込めようとするし、くれはですら、柊を傷つけられる恐ろしさの方がエリスを信じる気持ちを上回ってる状況なのに、柊は微塵も揺るがず、ひたすらエリスを守ろうとする。「お前が死ぬ必要なんかどこにもねえ。顔をあげて胸を張れ」ってな男前なセリフを吐いて泣かせます。ナイトメア率いるエリス討伐部隊からエリスを助けたキリヒトとしては、柊は信用できないのですが、そう言ったらエリスに血が出るくらいぶっ叩かれたので(エリスちゃんひどい)、ひとまず柊も逃亡行に連れて行くことになりました。もっとも、脱出用ほうきはエリスとタンデムで、柊は腹いせに排出することは忘れないお茶目さん。そのまま大気圏に突入する二人乗りホウキと落ちる男、柊(生身)。突入の摩擦熱で光り輝く姿に思わず涙を誘われます。相変わらずギリギリの人生です。どう考えても普通死んでる状況なんで、もうちょっと強気にキリヒトに抗議してもいい状況だと思うのですが、まっとうな抗議も簡単にキリヒトに封じられてしまうのが、ダメな子らしくて情けない。
結局、キリヒトが足止めしている間、柊とエリスは最後に頼れるはずのあしながおじさんを探しに行くことになりました。こう書くとかなりメルヘンだけど、あしながおじさんが一番のクセモノであるのは論を待たず。とりあえず、おじさんのビジュアルに期待。アンゼロットさんはキリヒトを知ってる様子ですが、どうもウィザードとして知っているいう雰囲気じゃなかったような。キリヒトさんもゲイザーさんの関係者ですか?