しおんの王の半分はサッカーで出来てます。
泣いてもいいですよね?
昨日もいろんなもんが延長してました。ケーブル局で定時に始まるアニメの有難さがよく分かる毎日を過ごしてます。
11月28日分。
◆DRAGONAUT-THE RESONANCE「決意-疾風を越えて-」
やっぱドラゴンと人間の関係って、飼い犬と御主人さまみたいに思えます。ジークリンデの例なんかまんまそのままですけど、ドラゴンたちの行動がマスターに尻尾振ってついていってるようにしか見えません。
さて、ライナさんの不審な行動は、ガーネットさんと取引してただけだったという衝撃の事実。いやだって、すぐバレるでしょそんなひっかけ問題。そして間違いなくジルアード軍怒るでしょ。カズキもライナにすぐバレる嘘つくし、サカキさんもすぐバレるような誤魔化し方してるし、リンドブルム隊はのこのこと敵の陽動に引っかかってるし、新キャラは戦闘中にはんなり御挨拶してるし、長期的展望に立たずに行動する人たちが勢ぞろい。ISDA、大丈夫なのかこんなんで?ギオだけが、ひとりで悩んで頑張ってるように思えます。ジンはもちろん相変わらず。「俺たちでトアを守るんだ!」とか言いつつ、トア助けたのは実質ギオだよなぁ。で、当然の権利とばかりに「トアに会わせてくれ!」と勝手に叫んでるんだから、この主人公ったら、面白いように神経逆撫でしてくれるわあ。
11月29日分。
◆もやしもん「農大正門攻略戦」
直保たちが正門へと突撃して大将ロボを張り倒すまでの演出が素晴らしい(あのロボを作る電脳部って凄くないですか?)。そして、長谷川さんの女王様ぶりにもドキドキしました(女王様というのは、生肉にこだわるもんなんですか?)。菌は人の輪を醸したというより、単に腐れさせたような気がします。
ウチの相方がうっかり全巻そろえてしまったので、私的にはすっかりネタバレしてしまってるんですが、それでもアニメ版のアレンジは期待してよい出来なので問題はなさそう。
◆スカイガールズ「サザンクロス・ホーリーナイト」
とても特務艦とは思えない光景が展開されるホリディ攻龍。艦長は理解のある人ですね。ツリー化したゼロが可愛い。カタブツの副長を上手いことあしらう安芸先生がさすが。エリーゼちゃんに「源さん大好きー」とか言われてきっと源さんも本望に違いない。瑛花は冬后と、可憐はたくみと、みんなそれぞれクリスマスを満喫してますが、ワームはとことん空気読めてません。
11月30日分。
◆灼眼のシャナII「哀しみのマイルストーン」
久しぶりのアクションはよいですねぇ。マージョリーさんも美麗で満足。ユーリィに振り回されて結局付き合っちゃうウァラクは、気の毒ながらも結構好きな紅世の王です。ユーリィはまあ、しょうがないなという感じですね。フレイムヘイズの世界は厳しい。
12月1日分。
◆電脳コイル【最終回】「ヤサコとイサコ」
優子とおじいちゃんの会話の、似たものじじ孫ぶり全開な呑気さに、状況も忘れて笑わされた。笑顔で「ぽっくり」じゃねーだろっ。しかしそうか。あれは優子が幼いときの記憶なわけだから、小此木先生は勇子を連れ戻すために探していた途中で、その後無事勇子は戻ることができたということになったんですね(小此木先生は死後も勇子を探し続けていたのか)。しかし、空間は猫目に利用され、せっかく戻ってきた勇子を苦しめることになったと。
一方、偶然その治療空間に迷い込んだ幼い優子は、デンスケによって元の世界に戻ってくることができた。デンスケは、おじじが残した優子のナイトのような存在だったのでしょう。最後に優子に会いにきたデンスケが、もう一度優子を導いて元の世界に戻してくれた姿にうるっと来ましたねぇ。彼は結局、この空間の一部であり、消滅させなければならない空間である以上、優子と一緒に戻ることはできないんですよね。最後に優子がデンスケに別れが言えてよかった。
優子の父が探偵局の会員だというのは完全に不意打ち。空気のような存在だったくせに、こんなときになって存在感を発揮するとは、しっかり父親してるじゃないですか。普段ほとんど出番のなかった優子の両親でしたが、デンスケとの別れには母親、そして今度は父親と、ちゃんと両親それぞれの役割は押さえているところが細かいですね。猫目も探偵局会員だし、オバちゃんをそそのかしたのは猫目だったわけで、めちゃくちゃ狭い人間関係の中で話が展開されていたんですね。でも考えてみると、勇子が前に進むためには、もう一度ミチコさんと対峙する必要があったわけで、猫目の復讐もまた天の配剤だったのかもしれない。そして、優子と勇子の出会いも、小此木先生が意図せずにふたりに残した贈り物なのかもしれない。優子が勇子のために行動して、勇子が兄から離れる勇気を見せたとき、優子と勇子はヤサコとイサコという名前に恥じないふたりになったような気がします。
カンナの事故がナビの誤動作だということが明らかになったし、タケルもやっと兄の妄執から飛び出して正しい道を選んでくれて、優子とマユミの仲も修復できたようで、終わりよければすべてよし。ハラケンのイリーガルに関する仮説は、どちらかというと願望に近いものでしたが、結局明らかにされることがなかった電脳世界と人の心の間にあるさまざまな謎に対する1つの答えなのでしょう。バグを手の中でこねてみせ、大人になる痛みに実体を伴わせたこの世界なら、人の想いが形になることも可能なのかもしれません。
いい最終回だったと思います。ていうかもう、ずるずるに泣けた。その後のことももう少し知りたかったような気がしますが(メガマスの対応や子供たちとメガネの関係がどう変化したかなど)、最後は、子供時代の思い出を閉じ込めたあの空間の象徴であり、小此木先生の分身であるデンスケが優子を見守っていてくれるような描写で、優子の成長を感じさせる綺麗な終わり方でした。
まったく前知識なく見始めましたが、電脳グッズが彩るおもちゃ箱のような世界を舞台にしながらも、懐かしさを感じる優しい視線で子供たちの世界を見せてくれた新鮮な作品を存分に楽しみました。謎解きや優子と勇子の物語に完全に集中した後半の怒涛の展開にドキドキさせられた一方、前半のフミエやダイチが走りまわる日常の物語も好きだったので、それがあまり見られなかったのがちょっと残念かもしれない。でもまあ、面白かったのでいいか。
毎回、丁寧な仕事をしてくださったスタッフ、キャストの皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした。
◆ひぐらしのなく頃に解「祭囃し編其の八 48時間」
鷹野にも一応、躊躇いはあったということなんでしょうか?あれだけ楽しそうに富竹を葬り去る未来を語った後で、富竹に電話を掛けようとしたのは、どこかで彼の声を聞いて思いとどまりたいという気持ちがあったということでしょうか?それとも、こうした鷹野も、この世界だけの、彼女に与えられた最後の、人間として生きるチャンスだったんだろうか?園崎さん御夫婦までも引っぱり出す(祭囃し編ではいろいろな人の株が急上昇)、鷹野の計画を阻止しようとする人々の熱意に追い詰められていく鷹野や山狗たちの慌てぶり。そして、彼らの協力者が炙りだされていく展開が痛快。子どもたちが考えた単純な作戦に、稀代の犯罪者たちが右往左往する様子が滑稽。まあ確かに、鷹野の意図に気付いていなければ(そして本来、それは誰も気づくはずがなかった)、こんな作戦を仕掛ける人間なんているはずないですから。もっとも、鷹野はそう簡単に屈してはくれませんでした。入江先生と富竹がかなりピンチです。予告を見ると、かなりヤバそうなんですが・・・