蚊刺す。

今頃という感じですが、これで今年の刺され痕は、15箇所を超えました。一度に5箇所なんてジャックポットなこともありました。
昔から鈍いせいか狙われやすい性質ですが、服着てるのに背中とかお腹とか、蚊的に命がけな場所にも踏み込んでるってのは、秘境に幻の食材を求めていくようなもんで、これは、私の血がグルメ垂涎の味なのか、単に「ちょっとあそこよってく?」的な居酒屋クラスの敷居の低さがあって蚊が誘い合わせてくるのか、ずっと気になっています。前者も嫌だけど、後者はもっといやだなぁ、と。



10月9日分。


逆境無頼カイジ「火蓋」
船井は主催者側のサクラなのかと思ってたら、単にベテランさんというだけだったのか。最初に限界まで借りたところといい、上手く参加者を煽って出来るだけ多く巻き上げる手伝いでもしてるのかと思ったけど、主催者側は一応フェアにやるってことなんですかね。誰も信じられない状況に追い込まれながら、それでもカイジが真面目に他人と運命共同体をやろうとしているんなら、それはそれで凄い。



魔人探偵脳噛ネウロ「集」
いやだなあ。新居の天井から知らない男がぶら下がってたら(知ってる男でもヤだけど)。
この作品は、謎を解くのが目的じゃなくて、真相を暴かれた犯人が人間やめちゃう姿を楽しむものだということがよくわかりました。今日のネウロさんポケットから出てきたのは、イリュージョンを見せるという、あまり捻りのない道具でした。でも、ネウロさんの笑顔にはちょっと癒されました。



ナイトウィザード「下がる男〜世界は狙われている〜」
柊くんの不幸は、どうやらストップ安知らずらしい。やっと学校に行けたかと思えば、エリスさん護衛のために学年落ちして、「なぜか二年生」という、目頭を押さえたくなるような紹介をされている柊くん。柊さんいじめが日課(にちがいない)アンゼロットさんには、「一見ダメな子に見えますが、これでなかなかの魔剣使いです」と褒めるついでに貶められてるし、くれはさんにはいきなり吹っ飛ばされてベランダを居住区として指定されるし、何かに憑かれてるとしか思えません。しかし柊、せっかく学校に出てきたのに寝てたら意味ないわ。やっぱダメな子なのかもしれない。付き合い長そうなのに、アンゼロットさんのNGワード、「おばはん」を口にしてしまうところが、確実にダメな子なのかもしれない(アンゼロットさんの地獄耳、怖いですねぇ)。
世界は異界の生物に狙われていて、それに対抗する力を持っている者たちがウィザード、とわかりやすい事情説明です。異界への扉を開ける石を探知できるのはエリスさんだけで、石を7つ集めれば異界への扉が開き、それで世界が救われる。ということらしいですが、扉を開くことよりも、向こうに行ってから勝つことの方が難しいのではないかと思います。しかし、エリスさんは、とても物わかりがよく、うだうだ悩まずに二つ返事で引き受ける、話の進行を邪魔しないヒロインなのが大変好ましい。結界内に味噌汁入れてくる順応性も大変素晴らしい。とにかく、こうやって世界のトンデモ伝説を追って石探しする話になるのですね。しかも、トンデモな割には遺跡はめちゃ簡単に見つかっちゃって、話が早い。あまりフラストレーションを感じずに、楽しく見て行けそうな作品の予感。
あしながおじさんが実は敵とかかもしれない。



素敵探偵ラビリンス「繭樹の決意」
もうそろそろ、ミステリーで爆発って言うと粉塵爆発を持ってくるのはやめて欲しいなあ。あまりにも一般的になりすぎて、それに気づかない刑事なんてのは、視聴者として違和感を感じます。
つまり、謎解きとアクションは別部隊のお仕事なんですね。主人公がアクションにかかわってないせいか、ちぐはぐな印象があるなあ。



10月11日分。


バッカーノ!「チェスワフ・メイエルは不死者の影に怯え策略をめぐらす」
なんか今回はスクランブル解除がめちゃくちゃ遅かった。OPに入ってから解除してたぞ。どういうこっちゃい。
せっかくシャーネさんが目立つ回だったんで、特に作画の乱れが気になりました。うーん。シャーネさんが美しくないってのはどうしたものか。タイトルの割には、目立ってたのはチェスくんよりバカップルのハイテンション。アニメ版バカップルのハジケ具合の加速度が凄すぎて、原作をさらに進化させた取り返しのつかないバカになってますが、楽しいので文句はありません。



もやしもん「農大菌物語」
菌が、OPの菌がかわいすぎます。世の中は菌だらけだということがよくわかりました。直保をタメ扱いしてるオリゼー、キュートだぞ。日本的なL・ヨグルティもいいなぁ。菌劇場も捨てがたい。勉強になるなー。でも、こんなこと勉強してどうしよう?
ヒオチと樹先生は、なんか怖いです。



スカイガールズ「父と娘と」
ソニックダイバー隊がビッグバイパーの前座扱いとは、随分ナメられてますね。しょうがないか。パイロットが女の子たちで、しかも半分が素人ですから。
この船のおじさん連中は、みんなエリーゼにメロメロ。気持はわかりますけどね。見た目可愛い上に、その反応がいちいち分かりやすいから喜ばせがいもあるってもんです。エリーゼちゃんは、ご両親を知らないようですが、きっとこんな風にして、欧州基地でも愛されていたんだろうなぁ。ちょっと素直じゃないところはあるものの、瑛花のことを気にする優しい子に育ったんですから。



10月12日分。


灼眼のシャナII「全ての序章」
シャナさんのお弁当づくりが始まったせいで、悠二くんは文字どおり命がけな目に遭ってます。何しろ、ヴィルヘルミナさんは内に秘めたものがいろいろありすぎますから、その想いをすべてぶつけられたら死んだも同然。悠二さんがハッキリしないのがすべて悪い。うん。そういうことにしよう。ヘカテーと合体したのが悠二の力を増大させることになってたんですねぇ。今回の徒は単なる目立ちたがりさんだったんですねぇ。そして、ヘカテー(?)が転校生とは、パラレルちっくな展開ですねぇ。またあのロリコンおぢさんを怒らせることにならなきゃいいですねぇ。どうやらオリジナルに入るようですが、OPを見る限りは原作への合流はありそうなんで、どうなっていくのか楽しみでも不安でもあります。



10月13日分


電脳コイル「カンナとヤサコ」
このタイトルが泣かせます。ハラケンを助けようと危険を犯した優子と、ハラケンの幸せを願って別れを告げたカンナ。ハラケンは幸せ者だよぉ。これだけ素敵な女の子たちに好きになってもらえたんですから。カンナが別れを告げ、優子が想いを告げるシーンで、じわっと来ました。女の子たちの活躍と言えば、勇子対オバちゃんのやりとりもまた、ドキドキしました。彼女たちもハラケンを助けようと無茶苦茶やったわけで、ハラケン、どんだけヒロイン?ホント、この作品の女の子たちは、みんな一途で優しくて、魅力的ですよねぇ。
そして、前回のデンスケに続き、今回株を上げたのは、サッチーとキュウちゃんでしょう。街中で見境なく攻撃してくるおバカマシンという印象しかありませんでしたが、今回は物理フォーマット相手に、目まぐるしい攻防を見せてくれた姿に、一発でファンになりました。改造されてトボケた顔が凛々しくなったポチに笑わされ、ポチやキュウちゃん、モジョが戦いの末散っていく姿に泣かされ、頼りになるタマの姿に心ときめきました。サッチーたちの丸みを帯びた姿と対照的な、物理結界の視覚的表現も見事です。
大黒市だけの話かと思いきや、いきなり世界が崩壊するとかいうことになっちゃってて、びっくりですが、それよりも、勇子に何が起こってるのかの方が気になります。
ところで、今まで冒頭の語りは優子のものだと思ってたけど、もしかして違うんでしょうか?考えてみれば、冒頭の語りで「自分」のことを話したのは初めてのような気がしますし、その内容が、どう考えても人間のものとは思えない。



ひぐらしのなく頃に解祭囃し編其の壱 三四」
おお、OPに羽入が加わった。そうか。梨花のあの仕草は、羽入を呼んでたのか。ということは、今度は羽入もみんなと一緒に戦うことになる、とワクワクしてよいのでしょうか。
しかし、今回は鷹野さんの生い立ち話。うーむ。取りあえず、彼女の悲惨な体験と、彼女を引き取ったじいさんの教育が、神様妄想を形成しているらしいことが分かりました。特に、施設での体験は、普通の家庭に育ってのであろう、普通の女の子の人格がどんどん歪んでいく様子に、目を覆いたくなりますね。もちろん、だからと言って、彼女がしたことが正当化されるわけではありませんが。ところで、脳内寄生虫と繰り返される悲劇のループには、何か関係があるのだろうか?