今期ドラマ最終回。

花ざかり〜は、とびとびにしか見てなかったけれど、最終回は実に楽しませていただきました。原作を大幅に変えてきたのでどうなるかと思ったけど、案外それが功を奏したのかもしれない。逆に山田太郎は、最終回の盛り上がりがイマイチでした。学園ものと家族もの、どっちつかずの状態が最後まで続いたのがいけなかったんじゃないかなぁ。ていうか杉浦君の決死のカミングアウトをスルーするってのはナシだろう。
で、今度の日曜日はいよいよ、深夜5分枠の「去年ルノアールで」の最終回。期待通りのバカバカしい妄想ネタの連続だったんで、シメをどうするのか楽しみにしています。



9月23日分。


天元突破グレンラガン「行くぜ ダチ公」
確率変動弾なんて操れるんなら螺旋族抹消なんて簡単だろうと思ったけど、不確定要素があるというだけでそれをやらないのが、嫌らしいくらいアンチスパイラルの理性的なところ。まあ、確かに彼らの行動は、宇宙的な観点からは正義なのかもしれない。けれどロージェノムが言ったように、マクロ的な真実とミクロの真実がある。ニアがシモンを待っている。地球はシモンたちを待っている(また土壇場でいいこと言うねぇ、お父さん)。ひとりの人間の想いやひとつの惑星の存続を振りかざすのは、アンチスパイラルから見れば自己中心的で理不尽な行動なのかもしれないけれど、不確定な未来に足をすくませて立ち止まるのは、螺旋の民の生き方じゃない。
「どっちも守る!女も!宇宙も!まだ見ぬ明日に怯えて、今を後悔したくねえ!それが俺たち、大グレン団だ!」
晴れてお父さんの全面的な許しも得て、シモンはニアの下へと向かおうとするが、アンチスパイラルに放り込まれた多元宇宙がシモンたちを捕える。みんなそれぞれの可能性の中で、過酷な現実が届かない、平和な生活を送っている。アンチスパイラルの計算では、誰ひとり抜け出せない牢獄のはずだった。けれども、シモンがどこに行こうと、カミナ兄貴は、偽物で置き換えることなんかできなかった。
「自分が選んだ1つのことが、お前の宇宙の真実だ」
兄貴は、どこに現れたってやっぱ兄貴だなぁ。シモンの中だからこそ、兄貴はより兄貴らしく生きている。カミナだけじゃない、キタンたち、逝ってしまった仲間たちもシモンの中で生きている。覚醒したシモンの姿がみんなの世界の空を飛ぶ。兄貴の姿は、ヨーコにも進むべき方向を示してくれた。そしてニアにも、シモンのドリルが力を与え、みんなでアンチスパイラルへの反撃開始!
というわけで、やっぱいいなぁ、カミナ兄貴の喝は。成長したシモンとカミナの夢の顔合わせってのも嬉しい光景でした。本当なら、こんな風に肩を並べてるはずだったんですよね。思うに、螺旋の力が進化の力だとしたら、そこに至るまでの積み重ねの力をも意味してるんじゃないだろうか?自分の前を歩いていた人たち。自分をここまで引き上げてくれた人たち。シモンにとっての仲間たちの思い出もまた、螺旋の力の源であり、アンチスパイラルが決して手に入れることのできない、彼らには理解できない、そして敵わない、螺旋力の凄さなんじゃないだろうか?そんな風に思えてきました。
ところで、ヴィラルさんの世界はなんだったんでしょう?実際に好きな娘でもいたんでしょうか?それとも、単なる未知の可能性でしょうか?彼も平和な生活を望んでいたんだろうとは思うけど。ついでに、人間型ブータも結構意外性があって、可愛いかったです。



ハヤテのごとく!「お届けまで29分でしたので、規定通りの料金でお支払いお願いします・・・・・・は、遠い前世紀の話」
前世紀の話なのか。つか、タイトルの長さなんとかして。
確かにこれは、ナギちゃんが求める新たな記憶喪失ネタかもしれません。考えなしに記憶喪失を逃げ場に選ぶと、そこからのリカバリにはとてつもない労力が必要です、という教訓話。西沢さん、公園でピザの注文はないだろう。普通持ってこないだろう。しかも、ひとりで一枚食うつもりだったのかこの子は。島のカメ様のシンプルさが妙な可愛らしさを醸し出してましたが、結局カメ様は、ナギちゃんたちを送り届けただけだったんですかね?



CODE-E【最終回】「破滅と再生のこと。」
これ見てボーゼンとしたのはどこのどいつだぁい?アタシだよっ!!
光太郎の突然の目覚めと園美ちゃんの物わかりのよすぎる引き際で三角関係にはピリオドが打たれたものの、一体どういう話だったんだこれは?千波美の力は何だったんですか?それを狙ってる人たちは誰だったんですか?外人姉弟は?というか、お姉ちゃん死んだ?2クールくらいやるんだと思ってたのに、これで終わりですか?多分どっかで続くんだと思うけど、一端話を閉じようよ、ちゃんと。取りあえず、今期最低最終回ということで間違いなさそうです。やれやれ。



ゼロの使い魔〜双月の騎士〜【最終回】「さよならの結婚式」
最後まで、この作品らしい展開でした。才人が生き返る伏線も分かりやすく、いやこれは死なないだろうという感じで危機感ゼロ。元々そういう作品でしたので、こんなもんでしょう。ルイズが可愛かったです(前期もそんなこと言ったような気がする)。またまた続編やる気満々のようですが、こんなヌルい感じでどこまでも行くんだろうなあ。



9月24日分。


エル・カザド【最終回】「輝く女」
危機的状況から一気に解放されたナディとエリスは、普通の暮らしを満喫してます。ジョディは出世したらしいです。みんなで仲良くのんびり、と思ってたらほら来たローゼンバーグ、じゃなくてジョディの部下でした(ちょっとがっかり)。しかも、再登場キャラがおかまコンビってのがなあ。すっかり忘れてたし誰も望んじゃいなかったと思うんですが。おかまコンビは、おばさんというNGワードをジョディに放ったわりには、しぶとく生き残ってるし。てっきり跡形もなくせん滅されると思いました。結局、これをきっかけにしてナディたちはまた旅に。エリスは生き生きしてるナディのためなら、平穏な生活も捨てられるとさ。最後までラブラブでしたね。ちなみにゲストキャストの4人って、全員マドラックスに出てたよね?
しかしまあ、なんとも拍子抜けな終わり方でした。ハッピーエンドはいいんだけど、リカルドとリリオのことがよく分からなかったし、ローゼンバーグと一緒にいたお姉さんもよく分からなかった。途中まではエリスの成長物語として楽しめたものの、あまり盛り上がらずに結構雑な感じで畳んだという印象が残っちゃってもったいない。結局これも、エリス可愛いという感想に落ち着くしかないです(あとL.A.可愛そうという感想)。ところでジョディさん、あなた実はマジでローゼンバーグを気に入ってました?