始まってしまった最終回シーズン。

とうとう最終回が来ちゃうのかしくしくしく、というものと、えっ?これもう最終回ってアリ?というものがありまして、悲困こもごもです。
とりあえず、風のスティグマは、最後までしっかりラブコメでした。綾乃ちゃんが可愛かったです。しかし、全編通して一番気になったのは、娘の彼氏作りになりふり構わず全力投球の大人気ない総主でした。



9月19日分。


大江戸ロケット「匠の仕事が月に哭いて・・・」
異国の戦力を圧倒して自分の立場を守るために、人を傷つけるために火薬を利用しようとする水野と鳥居。それで被害者が出てもお構いなしか。それどころか、遠山まで水野の味方ですか?そりゃないですよ。しかし江戸には、俺の花火は遊びじゃねぇ、という清吉の気負いをあっさり受け流す三太や源蔵のような職人たちがいる。自分たちのやっていることに誇りを持っているけれど、結局は、自分たちがやりたいからやっている。それが楽しいことだからやっている。裏を返せば、楽しくないことは、やりたくないことは、どれほどお上に押し付けられたって、やらないってことですね。
水野の後ろにいたのは青い獣か。仇の蒼い獣に対峙した八丁堀、がんばれ。



9月20日分。


バッカーノ!「すべてはアドウェナ・アウィス号の船上からはじまる」
今回は、始まりの話だけに前回のダイジェストもなし。アニメのみ見てる方々には、ああそう、程度の内容かもしれませんが、原作を知ってる人にとっては感慨深いでしょう。ああこれがあのフェルメート・・・という、非常に微妙な気分にさせられたり、シルヴィちゃんはやっぱメガネが最高だと思うんだ、と拳を握ったりしてました。でも結局は、予告でバカップルの声を聞いた時が一番嬉しかった。



モノノ怪「化猫 二の幕」
女性記者の死因は殺しだったかもしれないということが明らかになっただけで、あまり話は進んでおりません。つまり、ここに集められた人々は、我が身かわいさに女性記者の死の真相をうやむやにする片棒を担いでいたということですね。いつもどおりの演出のインパクトに加え、耳障りな効果音に、ひどく居心地の悪い気分にさせられました。しかし、ここまで来ても、真と理どころか、形すらも曖昧なんですが、最終話でそれを畳みかけることになるのでしょうかね。



スカイガールズ「さよなら追浜」
興味無いふりしてながら、お兄さんに会えるように可憐を帰らせようとするエリーゼが可愛いじゃん。瑛花におごってもらって、怒りながらもちゃんとごちそうさま、って言って去っていくエリーゼ。少々意固地でとっつきにくいところはあるけど、まっとうに育ってきたまっすぐな子なんだろうなぁ。エリーゼのお祖父さんは、パイロットだったんですかね?壊滅した部隊の仇を取るためにここに来たエリーゼちゃんが、早いとこみんなに心を許して、抱えたものの重さから解き放たれることができればいいのですけどね。楽しみていたのに、可憐ちゃんのお兄さんはまたお預けということで、もうこのまま最後まで出てこなくても、それはそれでいいかも。



9月22日分。


電脳コイル「最後の夏休み」
サッチーとガチャギリたちの攻防は見ごたえがありました。一方で、ハラケンがヤバいくらい思いつめてて、あちら側に連れてかれそうです。せっかく優子が告白しようとしてるのに、彼が見ているのは別の方向。夏休みの遊びの計画なんて楽しい話はずなのに、なぜ、叶わない夢の話をしているような切なさが漂っているのでしょう。勇子にしてもそうだけど、向こうの世界に心を囚われている子どもたちの危うさを見てると、子供は本物の、手で触ることができる何かで遊んだ方がいいのかもしれない、という医者のありきたりの言葉が、新鮮な真理のように思えてきます。



さよなら絶望先生【最終回】「ナンタル迷惑デアルコトカ!」
今回は、今まで登場しなかったクラスメートにスポットライトということで、こんな子たちもいたんですね。それはかなりヤバいよマリアちゃん、な発言でクローズした加害妄想話ですが、確かに私も、後ろに人が並んでるときは、レジのお釣りで時間をとらないようには気をつけます。でも、アニ○イトの袋持ってバンバン電車に乗ってます。
そんなこんなで、社会の病巣を切り取った内容だったのか、単なる萌え作品だったのかはよく分かりませんでしたが、楽しませていただきました。とはいえ、番組が終わっても糸色望が心の中に生き続けるのはイヤです。あんなネガティブ男のことは、きれいさっぱり忘れます。



ひぐらしのなく頃に皆殺し編其の六 強い意志」
中止になるんじゃないかとドキドキしてたので、放送してくれて本当によかった。
圭一たちの必死のお膳立てと呼びかけ、そして珍しくまともに動いてくれた大石のおかげで、沙都子は救われました。やればできるじゃん、大石。諦めずに必死になってやっと掴んだ新たな結末に勇気づけられた梨花は、今度は富竹と鷹野を助けようと奔走する。しかし、肝心の鷹野が黒幕だったんなら、そりゃ無理ですわ。鷹野の死は偽装だったんですね。このシナリオでは、みんながそれぞれ小さな修正を加えていっても、結局、鷹野の意図に気付いて彼女を止めない限りどうにもならないということで、だからこそ、梨花に微かな希望を与えるような展開が可能だったということになるのか。それはあんまりじゃないですか。どうにかできないものか。できないんだろうなぁ。