夏の終わりの音がします。

幹線道路そばの我が家の外では、昨夜は夜通し暴走車の行き交う音が鳴り響いておりました。こんな風にして感じる季節の終わりもなかなか・・・・・・
なわけあるか。うるさいわっ。



8月30日分。


モノノ怪「鵺 前篇」
美しい姫をめぐって男どもが競い合う今回はコメディ仕立てで、江戸の田舎侍の浮き具合がいい味出してます。いかにもな見た目のお姫様は物の怪ではなかったし、男たちの真の目的も姫の婿となって香道を極めることではない。なにもかもが偽りのようで、薬売りも戸惑い気味。いつもの通り、何らかの過去の怨念が関係しているのだろうとは思いますが、今回は背景がさっぱり語られていないので、案外、このままコメディ調で終わるということもアリな気がしてきました。



スカイガールズ「デルタロック」
ワームの脅威が判明したと思ったら、あっという間に本番です。シミュレーションとは違う実戦に反応することができず落ち込んだ可憐も、自分が戦う理由を思い出して本来の力を発揮することができました。ただし、これからはそう簡単にばかり行くはずもないだろうし、彼女たちが力が及ばないことも出てくるんでしょう。とりあえず来週はペースを緩めてくれるようでよかったです。



9月1日分。


電脳コイル「いきものの記録」
アキラの語りによる、いわゆる総集編。どんだけやるんだ総集編。
フミエの弟に生まれたのが運のつき。自己主張を押さえ込まれてるアキラくんが気の毒でした。その反動なのかもしれないが、お前は姉以外の女ならなんででもいいのか、という境地にまで達してるアキラの将来が不安です。などとやってたら、最後の方は謎の男性が出てきて、意味深なことを言っておりました。イリーガルが電脳生物の進化形だとしたら、それを意図的に利用している者がいるということでしょうか?



さよなら絶望先生「富士に月見草は間違ってる」
間違いは発覚した時点で正解になるんですか。正解にしてはいけないあらゆる間違いを正当化してしまう可符香さんを誰か止めた方がいいと思うんですが、周り、特に絶望先生がもともと間違ってる人なんでどうにもなりません。自分のアイデンティティがわからなくなった絶望先生の混乱ぶりが見事でした。
ちなみに、「富士には月見草がよく似合う」という言葉を初めて私が知ったのは、「すすめ!!パイレーツ」でした。私の知識の大半はマンガから来てるんだなぁ。



ひぐらしのなく頃に皆殺し編其の参 揺らぎ」
やはりこの世界は、今までの世界とはどこか違うようです。行動を起こそうとする詩音。詩音を止めようとする圭一。そして、口を出そうとする魅音を抑えるレナ。誰もが悲劇の記憶をどこかに抱えて、なんとか未来を変えようとしている。見ているこっちとしても、彼らの努力がなんとか実って欲しいと思わずにいられないくらいの希望に満ちた状況なのですから、梨花だって諦めきれるわけがない。無表情の仮面を脱ぎ棄てて、圭一に懇願する梨花。どれだけ未来が見えても、何が起こるか分かっていても、結末を変えるためには、そこにいる人間が必死にならなければどうしようもない。すべてを見てきた梨花だからこそ、自分ひとりだけでは何もできないことを知った上で、圭一たちにすべてを託すしかないその気持ちが痛いほどに伝わってきました。