ちょっとビハインド。

てへっ。



7月16日分。


エル・カザド「怒る女」
ぷよったことを指摘された恨みもあって(多分)、ジョディさんはナディたちの援助を打ち切っちゃいました。スポンサーを敵に回してしまったとはいえ、教育熱心なナディ姉さんは、エリスと一緒に賞金稼ぎをやるわけにもいかず、エリスのイリュージョンで稼げるはずがないことも1話で証明済み。行きつく先は、困ったときのアミーゴタコス。ここでもセクハラ悪党にはびしっ、というお姉さんの御教育の成果がストーカー相手に役立ちました。怒りを覚えたエリスちゃんは容赦なくて素敵ですね。ストーカーくんは、つくづくタコス店に馴染まない客でした。



7月18日分。


大江戸ロケット「あたしがアレよ!」
清吉はじめ長屋のみなさんに責められてるおソラさん=空の獣の姿が見ててツラかったですね。長屋のアイドルのおソラさんが、みんなにタコ殴りにされても一切抵抗も手出しもせず、哀しそうな見つめるばかり。誰か気づけよおい。と、今回ばかりは、考えなしな長屋の連中にイライラさせられました。とうとうおソラさんの正体が明らかになってしまったわけですが、清吉をはじめ長屋の人々のおソラさんに対する態度が変わることはないと思いたい。



7月19日分。


モノノ怪「座敷童子後篇」
今回は前後篇なんですね。真と理の回だと思ってたら、あっという間に終わってしまいました。でも、前篇を見逃した割には、大体事情はつかめました。
相変わらずの静と動の匙加減、津波のようなイメージの奔流。カメラアングルの無造作な切り替えなどといった演出が独自の世界を作り出していて、シリーズ化に不安があった分、ひと安心しました。演出の特異さだけではなく、泣かせる物語も前期の化猫同様。
お腹の中の子供が母親に語りかけるシーン。この世で受け入れられることのなかった子供たちが、自分たちをすべて受け入れようとしてくれた母親の心に触れて、それでも自分の子供を選んだ母親の姿に満ち足りた微笑みを浮かべて消されていくシークエンス。そして、怪異から解き放たれて、初めて空腹であることに気付いた彼女の妙に現実的な、けれども母親としての愛情が感じられる独り言。前半の不気味さよりも、すべてが静かに収束していった後半の方が強烈な印象を残しました。化猫の時のように薬売りが派手な力を使くことなく、母と子の語らいが解決に導いたという今回の展開も、なかなかよかったんじゃないでしょうか。



スカイガールズ「飛翔!」
瑛花は、謎のパイロットとの雪辱戦のために志願したんですね。相手のパイロットは既にこの基地にいないそうですが、きっと意外な人なんだろうなぁ。音羽は、頭を使うことが苦手で本能で行動する天才型という、典型的な主人公タイプですね。ちょっと微妙だった音羽と瑛花の距離が近づいたお約束エピソードですが、それはそれで微笑ましいのでおっけー。



7月22日分。


電脳コイル「沈没!大黒市」
ダイチが京子といいコンビになるとは意外な展開です。ダイチはなんで京子の言うことわかるんだろう?というか、このふたりが一緒にいると、京子の方が大人に思えてくるから不思議です。いろんな意味でダイチくんヤバい、というお話。彼の職人芸は見事なものでした。いつものことですが、デジタル世界の体験を、こうやって感触を想像できる形で見せてくれるところが、この作品の上手いところですよねぇ。



さよなら絶望先生「その国を飛び越して来い」
個人的に鎖国している糸色先生。確かに被害妄想の塊のようなこの人が海外旅行なんて行けるわきゃない。しかも、犯罪者になることより法廷画に描かれることの方が嫌なんですね。どこから帰国したのがわからない子女様に、どこから入ってきたのかわからない不法入国少女。なんか、先生の絶望に拍車を掛けるためにのみキャラクターが存在してるみたいです。