オタクの娘はオタクなのか。

などとふと思ってしまったのは、今うちの父が遊びに来てるからではなく(いやそれもあるけど)、スピルバーグが娘(11歳)から「七人の侍」と「セーラームーン」をコラボした作品を頼まれているらしいというインタビュー記事を読んでのことです。
すごいぞ、スピルバーグの娘さん。ぜひ実現してくれ。
スピルバーグは、大御所になっても素人感覚を失わないところが好きです。巨匠と呼ばれるようになった途端、観客の方を向いてない映画を作る監督のなんと多いことか。



5月21日分。


エル・カザド「嘘つく女」
ジョディさん、通風口から忍び込む前はダイエットしておきましょう。いいんか、そんなことで計画変更して?意外に危機感ないスパイ活動しているジョディさんが心配になってきました。
娘のふりをしてマフィアのボスの最期を安らかなものにしてあげたエリス。こうした行動は、もともと彼女に備わっていた優しさなのか、それともナディと行動するうちに覚えた、人の心を汲むということなのか。なんにせよ、よくある話ですが、渋くて泣けました。血のつながりはなくても、おやじさんにとってサンチェスは、失った家族と同じくらい大事な家族だった。エリスはまたひとつ、良い嘘というものを覚えたのです。って、作品の雰囲気とは裏腹に、なんだか普通にエリスの成長物語みたいになってますね。面白いからいいんだけど。
リリオは、お父さんに言われてあの紙飛行機を届けたのでしょうか?



5月24日分。


セイントオクトーバー「ロリ帰国!世界よ、われに超ひざまづけ!」
エスメラルダ、クルツと手を結んでどうする?元はといえば、こいつが兄ちゃんを無理やり戦わせて消滅に追いやったんだぞ?久しぶりに登場したヒロシさんの漢っぷりに感動です。菜月には猟兵、三咲にはヒロシさんと、お似合いじゃないですか。でもそうなると、小十乃にヨシュアということになるのか。それはちょっと小十乃が気の毒。
アッシュが小十乃のお父さんというのは、驚きの展開でした。



5月25日分。


英國戀物語エマ「成功と喪失」
ウィリアムさん、まさかの婚約破棄。どうしてくれよう、このダメ坊ちゃま。ウィリアムパパがいかに必死にここまでの地位を築いてきたのかを見せつけられたもんで、なおさら、成り上がりの二代目は父を越えることはできないという普遍的な状況が浮かび上がってきます。華やかな世界が苦手でも夫のためにがんばろうとしたママ。妻を愛していながらも、行きつけるとこまで行きたいパパ。夫婦別居は、お互いの思いやりの結果だったのですね。そんな風に自分たちの気持ちに折り合いをつけたウィリアムの両親だからこそ、ウィリアムとエマの行く末に待っているものが、手に取るようにわかるのでしょう。今では、パパがエマとの付き合いをあれほど反対した意味がよくわかります。このご両親の息子として、ウィリアムにも一時の感情に流された行動じゃなくて、男らしい決断を見せていただきたい。



シャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンド「白騎士×零」
ゼロは蒼真に夢中ですね。蒼真抱えて飛んでるし、体拭いてやってるし。声が同じなんで、かなり倒錯した状況なのがヤバイです。
とりあえずゼロさん、みなさんの近況について、親切な御説明ありがとうございます。ついでに、これまでの経緯を事細かに、臨場感たっぷりに語ってくれたので、ゼロとリュウナとラザラスの関係は分かりました(これは、ゲームの設定なんでしょうかね?)。ゼロの指輪の謎とか、混沌を撒き散らしてるゼロボロスってのは何者なのかとか、まだまだよくわかりませんが。「蒼真があたしたちのこと必要としているんじゃないかなーって戻ってきたの」という、実に都合よく行動してくれる仲間たちのおかげで、ゼロの状況説明が終わったころに首尾よく仲間たち集合。便利だなー。人生にひと組は欲しい仲間たちだなー。蒼真も感激して、ヴァイスリッターのリーダーを引き受けました。リーダー選挙で律義に手を挙げているゼロさんが、ちょっと可愛い。その頃、霧谷たちも、運よくマオに遭遇して、マオはゼロの居場所を知りましたとさ。この世界狭い。狭すぎる。



5月26日分。


電脳コイル「優子と勇子」
やっと背景の説明が入りましたが、そんなものなくても大体の状況は察することができるってのは、いまどき珍しい親切設計なんでしょうね。勇子が一体何を探しているのか、デンスケに取りついていたイリーガルにはどんな意味があるのか、といったところが今後明らかにされていくのでしょう。最強のさっちーは落書きに足止めされ、最強のおばばは奔放な幼児には勝てずという構図が楽しい。