怪奇大作戦セカンドファイル。

録画消化している中でやっと見た作品。故・実相寺監督の遺作ともいえるシリーズ。とはいえ、監督はシリーズ構成と脚本一本を手掛けているだけですので、実相寺色が薄められている分、比較的分かりやすく、とっつき易い仕上がりになっておりました。マニアには物足りないかもしれませんが、真面目に絵空事やってる作品が好きなら、十分楽しめると思います。現在、旧作とともにBS2で再放送中ですので、おススメ。



4月29日分。


天元突破グレンラガン「俺にはさっぱり判らねえ!」
カミナとヨーコの盛大な喧嘩のせいで地下に落っこちた御一行様は、どん底に暗い村にたどり着く。ガンメンを御本尊として崇めるこの村では、村を存続させていくために、儀式で人べらしを図る司祭がいた。真実を隠し、村のために非情なシステムを守り続けていかなくてはならない司祭を、誰も責めることなんてできない。通りすがりの部外者であるシモンたちには、彼らのためにどうすることもできない。下手に口出しすることなんておこがましい。そう考えるのが普通なんですが、この空気をまったく読まないカミナさんは、いつもの調子で司祭の諦観を罵ります。さすがカミナさん。相変わらず馬鹿具合がイカしてる。この村は彼が育ってきた村の姿であり、そこから力ずくで自分の運命を切り開いてきたカミナには、こんな生き方は「さっぱり判らない」んだろうなぁ。どちらが正しいというわけではなく、ただそれぞれ信じる生き方があるということであり、司祭は息子の姿にカミナと同じ姿勢を感じたのでしょう。たぶん、こういった過酷な現実を生きている村は、この世界には無数に存在するのでしょう。
「尻に脳みそ入ってるんじゃねーのか?」カミナさん、そりゃヨーコさんに殺されても文句言えないですよ。



ハヤテのごとく!「不用意なボケと優しさが不幸を呼ぶ」
小ネタ攻勢の勢いはとどまることを知らず。今回はナギさんがいろんなキャラになってたような気がしたのは目の錯覚でしょうか?モブの中に見知ったメルの人たちもいたような気が。そしてタコは、懐かしのタツノコ仕様。しかし、ピー音を多用しすぎで、ちょっとうるさいのが残念ですね。わざとだろうけど、ウルトラマンくらい伏せなくてもいいでしょうが。
新たに登場した女の子たちは、ツッコミに命をかけるナギの幼馴染さん。そして、逃げなきゃダメだの本能にもかかわらず、ハヤテを人生の(何度目かの)罠にはまらせた100%ボケの幼馴染さん。お嬢様って、みんなこんなもんなんだろうか?ハヤテくんの前途は多難です。