GW突入。

今年はとにかく引きこもって、溜まってる録画分の消化、保存活動に勤しむことにいたしました。



4月23日分。


エル・カザド「狙う女」
今回は、ナディとエリスの話よりも、キャラクターたちの出自が明らかになったり、謎の一部が明かされたりという展開。
誰も守ってなんかくれない、とか子供が言っちゃいけませんよエリス。ナディは施設出身だったのですね。そして、ローゼンバーグは情報局の人だったらしい。いや、てっきり保険屋さんかなんかだと思い込んでました。あはは。考えてみれば、保険屋さんで実験はしないですね。というわけで、ストーカー少年同様、エリスも実験体だったようです。これでストーカー少年、もといL.A.とエリスのつながりも見えました。で、エリスの能力はマックスウェルの悪魔そのものだったようです。どうやってそんな人間作り出したのか分りませんが、彼女の実験を担当していたのがシュナイダー博士。彼は途中でエリスに情が移ったようですので、エリスに殺されたってことはなさそうな気がします。というか、ないといいな。でも、もしローゼンバーグの命令で誰かが手を下したんだとしたら、エリスを逃がすことはないだろうしなぁ。そして、今回の真のゲストキャラ、というより主役とも言えるのが、この作品の語り部でもある、ローゼンバーグの同僚のジョディ。彼女はなぜローゼンバーグの実験を阻止しようとしているのか?私的な感情からという印象を受けますので、リヴァイアサンのせいで肉親を奪われたとか、人生を狂わされたとか、シュナイダー博士の恋人だったとか。



4月24日分。


ぼくらの「秘密」
なんで内閣調査室が乗り出してきてるのでしょうか?どっかの国の陰謀ですかこれは?子供たちをひとりずつ殺していってマスコットキャラは何をしたいのでしょうか?それとも、やり方によっては、操縦者が死なないということもあるんでしょうか?それを狙っているとか?
しかし、今回薄ら寒さを覚えたのは、きちんと口裏合わせてる子供たちの姿でした。友達の死を悼むよりも保身を優先させる。現実なんてこんなもんかもしれないと思いつつも、あんま見たくない姿でしたね。



神曲奏界ポリフォニカ「ダルセーニヨ 始まりの日」
コーティとフォロンの出会いの物語。いつも思うんですけど、こういう「始まりの物語」というのは、作品がある程度進行して、キャラクターたちに愛着が湧いてからやった方が効果的なんじゃないのかなぁ。ここで出会いの物語を見せることが、この先意味を持ってくるのなら別ですけど。それよりも、ガイドの精霊さんが可愛かったものの、一歩間違えると「ぼくらの」の邪悪マスコットになりそうで、ちょっとコワかった。



4月25日分。


大江戸ロケット「ドキドキ無用」
自分たちの頭がへそでいいのか黒衣衆?白い獣はおソラさんなのか?源蔵はあのカッコでなぜキャラが薄いのか?というか、キャラが薄いというキャラの濃さがあるのではなかろうか?



4月26日分。


セイントオクトーバー「ロリ抹殺!山で遭難超二人きり!」
三咲ちゃん、山の中で巨大アリ地獄やタランチュラには遭遇しません。日本じゃないですそれ。これだから無駄に過剰なサバイバル能力のある人は困ります。
とうとう小十乃と対決を決心した猟兵は、小十乃の前で変身。小十乃大ショック。いや小十乃さん。ショック受けるのは猟兵の正体じゃなくて、猟兵さんのカッコの方だろう普通?ここは笑うところじゃないですか?うわキモっ、とか思わないですか?というか猟兵、いくら会社に恩義があるとはいえ、恥ずかしくないのかそのカッコ?そして、ふたりともそれだけ戦闘能力があるのに、なぜクマごときで逃げ出すんですか?
しかし、猟兵がこれだけ背負い込み型のネガティヴ人間だとは思わなかった。こういう奴を浮上させられるのは、あまり物事深く考えない小十乃だけでしょう。そして、クマっ!お前は三咲の知己だったのかっ!!しかも、いい奴だったのかっ!!
今回は各キャラクターが生き生きしてたというか、怒涛のボケ攻勢で、ツッコめ詐欺な勢いでした。これまでのところ、ベストエピソードかもしれない。



4月27日分。


英國戀物語エマ「月光」
エマとの思い出の場所、クリスタルパレスをエレノアたちと訪れるウィリアム。ついついエマとの楽しかった思い出に浸ってしまうウィリアムの姿に距離を感じるエレノア。とはいえ、エレノア、ずるいなぁ。待っていると言ってたくせに、こういう、ウィリアムが罪悪感や後ろめたさを感じるような責め方をするってのは卑怯ですよ。気持はわかるけど、一度宣言したからには、ウィリアムの気持ちがエマから離れるのを待つか、一生そのウィリアムの姿を見つめ続けるかしなきゃ。きっと、お嬢様の思い込みでウィリアムの気持ちを甘く見てたんだろうなぁ。エマとウィリアムは、同じ月を見上げて互いを想う。こんな風に、彼らは結ばれることなく一生互いを想って生きてくことになるんだろうか?
母親の領域を侵さないように、必要以上に子供たちに触れないように控える使用人、という合理的な慣習に感心しました。使用人に盛大なパーティの機会を与える奥様の寛大さといい、使用人の人格をないがしろにしない旦那様の紳士教育といい、人を使う立場の人間としてのメルダース夫妻の姿勢にも感心しました。



シャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンド「使命×仲間」
裏ではごたごたはすっかり落ち着いて、セイランとフィリアスの良識人が手を結んでおります。
蒼真が死んだと決めつけて落ち込む霧谷と呉羽。ぶっちゃけ、死んでてくれたらもめごとなくていいなぁ、とか思ってたのかもしれない。そんなふたりの気持ちも知らず、ふたりを励ます椎名はよい子です。ここで、先に飛ばされていた会長とメガネっ子とも再会。こちらのお二方は、馴染んでるどころか、すっかり支配者側に納まっている要領のよさ。元お友達に脅しをかける姿も堂に入ったものです。世界を管理できるのは選ばれた者だけだ、ともに覇道を歩むのだと、時代錯誤なことを言って、ゆるい性格んぼ霧谷くんを困らせる会長さん。自分の周りにはこんな思い込みの激しい奴しかいないのか、と霧谷くんも落ち込んだ(はず)。もっとも、霧谷くんたちも会長さんたちがいなくなっても大して悲しんでもいなかった希薄なお付き合いでしたから、おあいこですね。
一方、蒼真くんは、俺死んだのかぁでもなんで死んだんだっけ?、とかうだうだ二度寝しようとしてたら、謎の少年、ゼロに起こされて、自分の代わりに世界の監視者になれと、世界を見通す指輪を無理やりはめられました。そしてゼロさんはさっさと退場。この作品のキャラは、人の話聞かない人が多いです。指輪は水で洗っても外れないし(そりゃ外れないだろう)、フィリアスに行ったら会長と再会するし、会長は西園寺じゃなくてトライハルトと呼べとか恥ずかしいこと言うし、蒼真くんも大混乱。でも、元来ノリのよい蒼真くんは、新たな仲間、リュウナとラザラスに乗せられて、リュウナから心剣をほいほい取り出す。
次回、「で、エルフの国がどうしたって?」
やっぱ蒼真に監視者なんか任せちゃいかんかったと思うんだが・・・