最終回も近いと、泣けてくる展開が多いです。

3月17日分。


京四郎と永遠の空「天使回廊」
京四郎の呼びかけにも応じず、カズヤ兄さんに従う空。そして、ワクワクしながら京四郎いじめしてるカズヤ兄さん。ソウジロウの糾弾にも、「もっと讃えろ。もっと褒めてくれ」と、まったくのディスコミュニケーション。マナバスターにもハレルーヤ。陽気で変態な兄貴は、完全体となった空を歓喜の中で迎えます。完全体、バスティーユは、万物時空さえも操れる、絶対の力なんだそうです。なんですかそれは。創った奴、いろんな意味で頭おかしい。絶対の力だから、好き勝手にするわけで、当然カズヤの言うことなんか聞きやせん。というか、カズヤ。そのびっくり顔はなに?まさか、この結末を予想せずに天使集めてましたとか言わんでしょうね?全能の存在を自分が所有できるとか思ってませんでしょうね?兄さん、そんなとこでドジっコ属性披露してまで笑いをとらんでよろしいから。
兄さんは放っておくとして、ワルテイシアは絶対天使たちに語りかけ、行き場のない囚われの彼女たちの想いを受け入れていく。
ソウジロウがいないといやにゃーの。絶対、絶対いやにゃーの。ソウジロのところに行きたいにゃーの!
くうっ。子供が親を求めてるようなたるろっての叫びが泣かせやがる。
どんなにこの身を汚されても、記憶を削られてもこの心だけは渡さない。
かおんの心はどんなに舞台を変えてもひみこだけのものなんです(ひみこを助けたのに完全スルーされてた大神くんがひとしお憐れでした)。ふたりでひとつの存在のように、決して分かつことはできないかおんとひみこの心。
私、どこかで間違ったのかなあ。好きな気持ちが足りなかったのかなあ。
違うんだよ、とせつなに言ってあげたい。どうしようもないことだったんだよ、って。彼女の想いは決して叶えられることはない無償の愛。それでも彼女には、なんとかして幸せになって欲しいです。
絶対天使たちは、それぞれ誰かの中に、それぞれの形で自分の存在する意味を見つけた。ワルテイシアもまた、カズヤへの想いに身を焦がしている。そして空は、
もう一度、京四郎さんに会いたいです。
ただ一方的に語りかけてた幻の王子様ではなく、自分に応えてくれた京四郎のぬくもり。それこそが、空の空虚を満たしてくれた。
ラストはまっさかさまに落ちてく空と一緒に、まっさかさまに落ちてく京四郎・・・・・・
どっかで正位置に戻っとこ?な?墜落死で終わったら笑えるどころの騒ぎじゃあない。



3月18日分。


牙-KIBA-「永遠の絆」
ついにジーコが本性を現しやがった。タスカーを見つめる狂気の表情がロイアをドン引きさせ、自分の理想どおりでなければタスカーに唾棄する。こんな奴のせいでゼッド親子の運命が狂わされたのだと思うとやりきれませんです。性懲りもなく、ゼッドとロイアにタスカー退治を手伝わせてるし、ふたりとも人が好すぎますよ。こいつにはできるだけ無残な最期を用意してほしいものです。1年付き合ったんだから、それくらい視聴者に報いてくださいよ。
さて、タスカーに取りつかれたノアですが、彼も結局ゼッドママ同様、ゼッドを守るために力が欲しかったということです。みんな、ゼッド大好きすぎて自分を見失っちゃったというところが、なんともやるせない話。タスカーもゼッドにご執心だし、ゼッドの魔性っぷりは天井知らず。本人はそんなことちっとも望んじゃいないのにね。ただ、ママに振り向いて欲しかっただけだし、ノアに安らぎを求めていただけなのに。



おねがいマイメロディ〜くるくるシャッフル!〜「メロディがとどいたらイイナ!」
負け犬たち&バクに対峙するクロミマイメロが突き飛ばす。「あぶない!クロミちゃん!」突き飛ばすほど危ない状況だったか?単に突き飛ばしたかっただけじゃないか?と問いかけたくなる状況はさておき、クロミさんを助けようと必死のバクにもかかわらず、危機を救ったのはウサミミ仮面でバクの立場なし。でも、クロミさんはちゃんとバクの方に駆け寄ったのでした。さすがクロミさん。
地上の人々は完全にマイメロの勝利を確信して、滅びの雲が来てものんきなものです。対するウサミミ仮面&ウサミミレンジャーズは、それぞれ思い思いのやり方で戦う。白眉は歌の勝ち組ビームと小暮の不器用でゴメンビームでしょうか。そんな小暮に、新たなるライバル出現。歌のこと好きだということに気づいた柊兄。これで歌大好きメンツは出そろいました。
そして、柊兄弟。柊兄は、素直に弟に謝罪したり上半身裸でバイオリンを弾いたりして、それなりに素敵なところを見せてくれましたが、やはり弟に語りかけた言葉が、彼の出番史上、最高にイケてました。柊弟の思い出の曲は、彼自身の曲だった。それを曲として残した兄。そのことが明かされたとき、止まっていた兄弟の時間が動き出し、その先のメロディが、ふたりの手で奏でられる(感動的な場面なので、ふたりとも上半身裸であることは不問に付しましょう)。徐々にシンクロしていくふたりのメロディは、ついにダーちゃんを打ち負かした。このシーンを想定して弟とギターを出したのか?と思うほど見事なクライマックスで、これまでも度々感心しましたが、ここでもちゃんと「メロディ」に重要な意味を持たせていることに拍手。感動しましたよホントに。ここまで付き合ってきてよかった、と思わせてくれました。
さて、今回マイメロさんは、クロミさんを突き飛ばす以外は何もしていないので、そろそろ出番でしょう。柊兄弟でサンドイッチという難度の高い技を決めてクロミさんがダーちゃんに付け込まれるきっかけを作ったのは、やっぱわざとですか?