無題。

3月3日分。


史上最強の弟子 ケンイチ「許さない!ケンイチ怒りの拳!」
物語の友情パワーの盛り上がりにも感動しましたが、一番感動したのは、美羽さんのウシヂチイメージだったんです。こんな自分、ダメですか?



京四郎と永遠の空「乙女見果てぬ」
絶対変態最強兄貴、カズヤの快進撃はまだ続く。今回は、カズヤ兄さんの独壇場。ひたすらしゃべくりまくる。しかも、常人だったら己を殴り倒したくなるくらいの恥ずかしい内容ばかり。カッコいいぜ、兄貴!
最初に対しますは、せつな。「ひとりはさびしいな、せつな。だがもう無理をすることはない」と、ワルキューレ、もといワルテイシアとふたりして、せつなの報われぬ京四郎への想いをコケにする。それでもせつなは、京四郎が愛する空を守ろうとするんだな。どこまで泣かせるけなげさなんだろう、このコは。
お次は京四郎。結局カズヤ兄さんにとって京四郎は玩具にすぎなかったわけで、いかに京四郎を弄ぶのが楽しかったのかを、京四郎の前で得々と語る。理想の兄の言葉が信じられずに詰め寄る京四郎をぼっこぼこ。その後、頭をなでなで。お兄さん、絶好調ですねえ。自分を助けてくれたと京四郎が思っていた行動も、彼女としっぽりにウザい弟って邪魔じゃね?、という真相。京四郎の理想の兄はすべて彼が抱いていた幻想。兄さんもそれを助長するように京四郎をマインドコントロールしてたんでしょうけど、純情素直な京四郎くんは、兄さんの素顔を疑ってもみなかったわけです。まさか兄さんが、絶対天使の素晴らしさに比べれば「せいぜい地球を滅ぼすくらい、なんだってんだ」てなロックな勢いで絶対天使をよみがえらせて、大災害を招いたなんて思いもしなかったのです。「やっぱりお前は泣き顔が一番だ。そんなお前の顔を見たくて、ついついいじわるをしたくなるんだ」という、BLに出てきそうな真性のSだとは思ってもみなかったのです。
そしてミカ様。いじわるな兄さんは、女学生時代のミカ様(今とは正反対のプリティメガネキャラ)の親友を戯れに誘惑して、ミカ様から奪っていたのです。その恨みからカズヤを撃退しようとするも彼は堪えることなく、ここでも立て板に水の自画自賛。「強く優しく美しく。そう、つまり真の美を手にする、この俺のように」(兄さん、聞いてる視聴者が恥ずかしくて泣きそうです)。結局、ミカ様の痛いところを突いて、あっさり反撃。かおんとひみこはつかの間、お互いの心を伝え合うことができましたが、兄さんがかおんを奪っていきました。憎い恋敵であるひみこにかおんを託すミカ様。ミカ様のかおんへの執着は、失ってしまった自分と親友の関係を、かおんに愛情を注ぐことで取り戻そうとしていたのでしょうか。そして、かおんとひみこに、叶えられなかった姿を重ねて、嫉妬していたのでしょうかね?
さて、その頃、ワルテイシアと一体化して、京四郎のことすらも忘れてしまった空。カズヤ兄さんとふたり、お花畑で花冠なんか作ってるというクソ恥ずかしい状態。このふたりの浮世離れ具合を考えると、案外お神酒徳利で、もうそのままでもいいんじゃないかという気になりますが、そうなると世界が大変なことになるので、誰かなんとかしましょう。しかし、果たして京四郎に最強変態に対抗する手立てはあるのか?唯一のまとも(っぽい)キャラ、ソウジロウ先生は今どこに?



3月4日分。


牙-KIBA-「降臨」
よく分からないタスカーの力を借りての棚ボタ繁栄を夢見たジームは、無残な最期を遂げました。よく分からないタスカーを信じずに、ひたすら恋しいミレットの幸せのみを祈っていたギトラは、すべてを失い記憶も失くしたまっさらなミレットとの未来を手に入れた。喜べる状況ではないものの、この番組の中では出来すぎなくらいのハッピーエンドじゃないでしょうか?やっぱ、うさぎとカメではカメが勝利するんだ、というお子様へのメッセージでしょう。お子様視聴者が残っていればの話ですが(ここまでついてきた奴らは、相当根性ある猛者どもに違いない)。とにかく、もうこんな幸せカップルの誕生は期待できないだけに、彼らの姿をしっかり心に刻んでおきましょう。
ミレットが救世主じゃないんなら一体誰が!?って、だからゼッドしかおりませんがな(サギリという線も捨てがたいが)。すっかり「私」の一人称が板についた、クールキャラとして売り出し中のノアもそれを分かってるので、あえてゼッドに闘いを挑み、最後の花道を希望したということでしょう。ここで気になるのは、なぜか突然現れたダイアナと、とってもホラーなゼッドママの存在。同じ女がらみでも、ゼッドの方が明らかに貧乏クジ。つくづく運のない子だと同情せずにはいられません。がんばれゼッド。きっとロイアが待っている(ような気がするが気のせいかもしれない)。



おねがいマイメロディくるくるシャッフル「ありがとうって言えたらイイナ!」
女の敵はいつだって女なのよbyマイメロママ
・・・・・・ねえ?いや、子供にそんな残酷な真実を今から吹き込んでいいのかなぁ、なんて。
ウサミミ仮面の正体を目の当たりにして、完全にフリーズしたみなさん。マイメロなんて泣くほどショック。マイメロウサミミ仮面さんが・・・って、ウサミミ仮面はいつからあんたのものになった?マイメロウサミミ仮面さんを返してーと、どこまでも勝手な言い草。柊兄をウサミミ仮面に任命したのはあんたのママですよ?まあ、結局そんなショックから立ち直って、深海の底まで笑顔で追いかけてきたり、宇宙にぶっ飛ばされる柊兄を笑顔で見送ったりしているいつも通りのマイメロさん。ダーちゃんすらも震撼させたその心の内を拝見したいようなしたくないような(ピカピカになって邪悪声になったマイメロさん、マイメロ至上最高に輝いてました)。
一方、ウサミミ仮面の正体を知っても、それほどショックを受けず、ひたすら柊兄の心配をするクロミは恋する乙女の鑑ですねぇ。柊にーちゃん、クロミさんに決めちゃいなよ。こんないい女、そうそういないよ?クロミさんは、心のスキをダーちゃんに突かれないよう、くれぐれもお気をつけください。
で、ダーちゃんは無駄に大臣→フラット→マイメロ→羊→大臣と一巡した挙句、ついにマリーランドを滅ぼすオーダーを手に入れました。今度の標的は、地球さんじゃなくてマリーランド。でも、夢を取り戻した柊兄が、きっと弟(と一応マリーランドの危機)を救ってくれるものと信じております。
ところで、柊兄の夢が何かはまだ明らかにされていませんですね。それが何であれ、今回の彼を見る限り、彼は夢そのものよりも、夢を見るだけの心の振り幅を手に入れたような気がします。それは弟の寂しさに気づくことだったり、周囲の好意を素直に受け止めることだったり、今まで外界の出来事に無関心だった彼の心に画期的な変化が見られます。マイメロスタート当初から、夢どころか、自分の人生に対してすら興味が持てなかった柊兄がここまで来たんだと思うと、なんかこう、感無量ですねぇ。