無題。

牙-KIBA-「決断の地へ」
俺が争いをやめさせる!チンピラだったゼッドくんも、散々な体験を経て大きくなりました。ゼッドを選んだアミルガウルがグッジョブというべきか、ほかの連中がダメすぎるのか。とにかく、この争いの中心にいるゼッドとサギリが、一番冷静に状況を判断できていることが救いですね。
一方の救世主ミレットは、すっかりドルガー卿に夢中で彼に会えるようギトラにお願いしたりする困ったちゃん。でも、ギトラはひたすらミレットの幸せを祈るけなげな少年なので、ゼッドに力を貸してまでもミレットを解放してあげようとする。ギトラくんの想いが通じるといいのですが、まあこの作品のカラーから言って、悲恋に終わることは間違いない。



おねがいマイメロディくるくるシャッフル「元にもどってくれたらイイナ!」
すっかり変わってしまった柊弟にマイメロ以外のみなさんはとってもショック。騒々しかったけどイイ子だった柊弟は、今や黒音符コンプリのためにセコく暗躍するセコい悪役に成り下がってしまった。もっとも、セコいとはいえ行動力はありますので、そのペースにマイメロさんの対応が全然追いつかない。マイメロさんのトロさを逆手にとった堅実な計画です。彼を元に戻すためにせっかくコンプリしたピンク音符は、先週マイメロさんが台無しにしてしまったのですが、本人にまったく自覚なしです。真菜が柊弟からギターを奪うチャンスも巧妙に邪魔をします。マイメロさんの黒幕ぶりもなかなかのもの。柊弟を元に戻そうとする奏と琴の姉妹サンドイッチ作戦も、自らビキニをまとってアピールするマイメロさんのおかげで散々なことになってます。しかも、スタッフの気遣いで、ビキニを脱ぐマイメロさんに贅沢に時間をかけられた、魅惑のサービスタイムとなっておりました(そんな気遣いはいりません)。
せっかく歌が柊兄弟の仲を修復しようと一生懸命訴えてるのに、耳を貸さない柊兄がお子様すぎます。結局、前期も今期も、柊兄がダークパワー活躍の源になってるってのが困りもの。ここはひとつ、マイメロママにお仕置きをお願いするしかありますまい。



2月17日分。


百鬼夜行抄「桜雀」
ぐはっ。尾白と尾黒かわいくねぇっ!話はなかなかテンポよく進んでいて、やる気のない主人公、律が醸し出すまったり感も表現できているとは思うんですが、尾白と尾黒だけは大いに改善していいただきたい。



京四郎と永遠の空「彷徨いの哀歌」
自分が絶対天使ということを知った空、ショックのあまりテンションが変です。元気にお買い物していたかと思うと、ポエム創作能力に限界を感じて落ち込む。傍目には以前と遜色のない電波具合なポエムだと思うのですが、アーチストは己に厳しい。いい文面が浮かばないならまずデザインからと、自分の気持ちを伝えたいのか、芸術魂を満足させたいのかよう分かりません。そんな空たんを、京四郎に言われたからと、元気付けるように抱きしめるせつなが可愛そうです。せつなの気持ちを思いやる余裕もなく、せつなにすがって泣く空たん。親友のこずえがパンツ丸出しタイムだったのでさらに泣き崩れたりして、かなり情緒不安定。とにかく絶対天使なら絶対天使なりに京四郎の役に立とうとする空たんは、試行錯誤の末、京四郎の前で全裸になるべきだという結論に落ち着く。そうそう。靴下履いてれば寒くないからね。
って違うよ空たん!超間違ってるよ!その解決法はジャンルが違うって!!
空たんにかかわってると眩暈がするので、ほかの人たちに目を転じれば、京四郎の心の迷いに気づいていぢわる言う大神くん、空の出現に戸惑うソウジロウと無邪気なたるろって、日課のかおんをいたぶりに精を出すミカ様と、みなさんそれぞれ日常をエンジョイしておられる。そして、京四郎。彼が空を利用することにためらいを覚えているのは空に好意を抱いたからで、その気持ちと兄への忠誠との間で板ばさみなんでしょうが、いい加減、兄から吹き込まれた「絶対」から離れるべきだと思うんですよ。ソウジロウとたるろっての関係を見ていると、絶対天使は「絶対」なんかじゃなくて、もっと不確かで、もっと豊かなものだと思うんですよ。