百鬼夜行抄見逃した。

あれこそアニメ向きだと思ってたので、実写だとどんな感じだったのか気になります。



牙-KIBA-「解けない呪縛」
ゼッドママンはすっかり悪役が板についてきちゃってます。ママンの気持ちも分からんでもない。愛した男が実は自分じゃなくて息子目当てだったなんて、そりゃ目も当てられない。一方、息子だってショックです。愛するママンが、息子を殺してでも男を追っかけようとしてたなんて知ったら傷つきます。問題は、その原因をつくったジーコが、ちっとも反省してるように見えないってことです。どうしても行くというならわしを倒していけ、とか言いつつ卑怯な不意打ちでゼッドを倒すし、勝手にママン連れてきといて、お前は選ばれた人間じゃない、故郷にけえれ、とか言ってるし。挙句、自分の責任だからこうして戦っておる!って開き直る。恥を知れやじじい。
ゼッドはロイアの助けを借りて幽閉状態から脱走。サギリもノアを探すために脱走。誰一人として他人を信じない殺伐とした世界観が大全開。相変わらずゆるい生活送ってるロベス様が眩しく見えてくる、もうなんかホントにダメな状況です。



おねがいマイメロディくるくるシャッフル「チュウできたらイイナ!」
久々に力が入った軍艦巻きマイメロからスタート。
ダーちゃんに簡単にそそのかされた素直な柊弟は、ド派手な悪の権化となり学校でもひたすら迷惑な存在に。悪夢魔法シーンもパワーアップ。その姿に心配になったクロミは柊兄に説得を依頼しますが(この時のクロミさんの後姿、なんかお尻がベリベリキュー)、柊兄としても丸く収まってしまってはポイントカードがコンプリートしないので、うまくクロミさんを甘い言葉で言いくるめ、バクには金銭面から圧力を掛ける。黒い。でも、夢の扉が開いても気づかなかったふりでやりすごそうとしたマイメロさんが一番黒い。
結局、小暮の陸上部コーチが悪夢魔法の手先となりましたが、このコーチの小暮、真菜、美紀それぞれの弱点をついた攻撃がなかなか侮れない。しかも、なんと最強キャラ、マイメロママを完膚なきまでに打ちのめすという、番組至上初の快挙を達成。いやあ、マイメロママ、Mキャラに弱かったんだなぁ。確かに、あの毒舌に動じないどころか狂喜するキャラは、毒舌だけで相手を潰してきたママには辛かろう。こんなアブないキャラを子供番組に出していいのか、と不安を覚えますが、誰にだって苦手なものはある、ということを教えたいのだと思っておこう。それよりも、マイメロの「お・ね・が・い」が、ママ・バージョンになると「はやくして」だという方が、アダルトすぎじゃないかと思うんですが。敗北に落ち込むママをパパがうまくフォローしたのは、さすが腐っても夫婦。
唇を奪おうとした柊弟から身を挺して歌を守った小暮にみなさん号泣。小暮くん、とうとう兄弟制覇。つまり、そういうキャラなんですよ、君は。柊弟の哀歌もひときわ心に沁みます。この人も過酷な人生を歩んでるよなぁ。
というか、小暮を屋上まで投げ上げた真菜ちゃんが一番男らしいってところに根本的な問題があると思うんです。



2月3日分。


京四郎と永遠の空「くちづけ洗礼」
大事なのは気持ちです!
という意気込みで、記念日にはケーキ創造に励む空ですが、案の定、失敗してクリームまみれで四つん這い。さすが空たん。天然かつ美麗な演出に舌を巻きました。そして、当然お風呂です。ここら辺から、今までとは違うせつなの様子が垣間見えてきます。自分自身を剣だと言い聞かせて、京四郎に対する自分の感情を封じ込めようとしていることに、彼女自身も、そして京四郎も気づいていない。空は空で、せつなに対する自分の心の中のもやもやにぼんやりと気づいている。ふたりがそれぞれ抱える感情がぎくしゃくとした関係を生む中、空たんはまたさらわれてしまいました。そして、自分が絶対天使であることを告げられる。
まあ、何といっても、中心となる京四郎が彼女たちに曖昧な態度を取り続けて利用してるだけなのがいかん。京四郎のお兄ちゃんなんて、猫抱えてちゃんと料理までしてやってるのに、同じ兄弟でもなんて違いでしょう?空たん、人生経験豊かな先輩から忠告させてもらうが、実社会で真に王子様と呼べるのは、この次男の方ですよ。
かおんはひみこ以外の誰でもOKな体になったようで、ひみこさんさびしそう。そして、ミカは京四郎のお姉ちゃんであることが明かされました。「ミカ」だもん、よく考えれば分かることでしたね。しかしそうなると、王子様、番長、女王様、タラシの兄弟なんですねぇ。ご両親の教育方針を一度じっくりおうかがいしたいものです。こんな大規模な兄弟げんかを繰り広げられて、この世界の人たちはさぞ迷惑してるに違いない。