無題。

8月29日分。


桜蘭高校ホスト部「モリ先輩に弟子入り志願」
マイボスマイヒーローな新キャラ、カサノバくん登場。
のっけから、れんげプレゼンツ幕末コスプレでつかみは完璧。私も大好きです、幕末(倒幕派ですが)。下手にキャスティングせずに客の想像力に任せる、というれんげさんのアドバイスがまた的確。
で、今回は出番もセリフも少ないモリ先輩中心なのかと思いきや、意外にへたれで即座に環先輩に助けを求めてしまったため(そんなモリ先輩もよかったけど)、環先輩をはじめとするホスト部の恰好のレクリエーションアイテムと化してしまったカサノバくん。彼をめぐる一騒動の中、姑息にすべての責任を双子におっかぶせる環先輩の素敵な処世術も見られたし、何より、カサノバ君のキャラが面白かった。彼が執拗に缶けりにこだわるのは、幼少時に出来なかったからなんだろうなぁ。傍から見たら笑えるけど、本人いたって真剣なところがちょっと切ない。
というわけで、今回は久々にヒットでした。カサノバっちは来週も登場らしいので、さらなる笑える波乱を期待してます。



ガラスの艦隊「修羅のごとく・・・」
今回はもうなんだかメチャクチャな方向に拡散していて、久方ぶりにこの作品の方向性が五里霧中。
まず、星の子はブレスレット、とあっさり謎が解ける。なぜ星の子がブレスレットなのかよく分からない。で、テンパっちゃってるレイチェルは、ヴェッティ様を導けるのは自分だけだと思い込み、ラルフをぶすりとやって、用なしキャラの墓場、黒十字星へとポイ捨て。相手は影の主人公とも言えるラルフですよ?なんですかこの粗雑な扱い。ヴェッティ様もブレスレットへピクニック気分なんで、レイチェルがど派手なカッコでヴェッティ艦に乗り込もうが、ラルフが行方不明だろうが大して気にしてない。
一方のクレオさんも、ブレスレットへと向かい、ついに再会するふたり。預言者ギルティが「聞け」とか言っていきなり無理やり始めた説明によると、クレオとヴェッティ、王家の双子は、王家に伝わる予言を実現するために、遺伝子操作で双頭の鷲として生み出された。で、ふたりの力によって銀河を統一し、太古のテクノロジ、巨大戦艦を復活させ、みんなで銀河から脱出という算段だったらしい。ここら辺でもう完全にロスト。なんで双頭の鷲が必要なんですか?というか、王家の予言ってそもそもどっから来たの?そんな予言残しとく暇があったら、さっさと銀河脱出すればいいのに。そこまでお膳立てしときながら、今度は、「お前らが救世主になるために苦難の道が必要だったのだ」とかスポ根ものみたいな精神論ぶちかますギルティさんの背中が遠い。おーい。どこに向かってるんだー。普通に仲の良い双子が力を合わせた方が、簡単に銀河脱出できるんじゃないですかー?
私同様、ヴェッティ様も萎えまくりだったらしく、手っ取り早くクレオを倒してソレイユを手に入れて生き延びる方を選びました。そっちの方が納得できる。ヴェッティに殺されようとするクレオの方が分からない。いきなり飛び出してきてクレオの代わりに刺されるアイメルも扱いがひどい。こうなったら、キティちゃんぶりがエスカレートするレイチェルが次に何をやらかしてくれるかに期待するしかないのか?
次回最終回とかなってるんですけど、中途半端に終わりそうだなぁ。



8月31日分。


ゼーガペイン「ジフェイタス
なんだこれ?メチャクチャ良かったんですけど。まさかゼーガの戦闘シーンで燃えるなんて思わなかった。
生徒会長の正体とオケアノスの謎の説明、そして最終決戦を前にしたそれぞれの姿を見せた静かな前半。ガルゾルムに反旗を翻したという生徒会長オリジナルですが、その理由が説明されてなかったりと、まだ色々と謎が残ってます。シズノ先輩の正体も分からないままですし。副会長と生徒会長の出会いが随分と御伽噺チックで、副会長が生徒会長にぞっこんなわけも分かりました。彼女にとって生徒会長は、自分を助けてくれたリアル騎士だったんですね。そして、がらりとテンポを変えた後半。イゾラ司令はカッコいいし、キョウとトガの共闘はキャッチーに演出してくれるしで、人間側の歯車が噛みあった猛攻ぶりに、画面から目が離せませんでした。
とうとう舞台は月へ。ラストに向けての盛り上がりも、かなり期待できそうです。