とりあえず、最終回一巡。

終わってみると、今期は、第一印象の良かったものがその後失速したり、一話ではそれほど印象の残らなかった作品がどんどん面白くなったりと、なかなか意外性のあるシーズンでした。
そして、今期。今のところ特別ツボにハマるものがないのが辛いところ。つよきす僕等がいたも見ましたが、どちらも完全に私の範疇外。今度こそ、本数を減らせるかもしれない。



7月4日分。


涼宮ハルヒの憂鬱【最終回】「涼宮ハルヒの憂鬱VI」
なんで何も能力がないキョンハルヒに一番引っ張りまわされてるのか、知らぬは本人ばかりなり。キョンがほかの女の子と仲良くしてたもんだから、キョンとふたりだけの世界を作っちゃったハルヒ。楽しそうですねぇ。そこまでキョンのこと好きだったのか。そして、ハルヒの気持ちに気付かないまでも、キョンもやっと、なぜ自分がハルヒという女の子の無理難題に引っ張りまわされ続けたのかを悟ったようです。ポニーテイル萌え告白は、キョンにしちゃ上出来にキュート。こうして世界は救われた。
エピソードをシャッフルしたのは、奇をてらうためじゃなくて、これがふたりの恋物語であることを、より分かりやすく見せるためだったんだんですね。確かに、このエピソードを初めの方に持って来たら、色物エピソードの中に埋もれてしまったような気がします。とはいえ、ふたりともお互いの気持ちにはまだ気付かないようで、ハルヒのみくるいじめはまだまだ続く。有希もキョンに対して特別な感情を持っていることを認めて、なんだかんだでキョン・ハーレムも続く。
かなりイレギュラーに始まった作品でしたが、イレギュラーな要素をとっぱらえば、普通の女子高生の恋物語。大盛り上がりの世間様ほどはハマらなかったものの、今期ダントツの作画と演出の質の高さとあいまって、十分楽しませていただきました。難を言えば、キョンの一人語りが少々鬱陶しかったかも。一人称のラノベが、そのとおりにアニメ化されないわけがよく分かった。



7月4日分。


桜蘭高校ホスト部「噂のホスト部を取材せよ」
本日は環先輩スペシャル。部長の尊厳皆無で、統率力で完全に鏡夜に負けてて、子犬の目でおねだりして、見たまんまのお人よしのおバカちゃんだけど、結局みんな、環先輩が好きだからこそホスト部にいるんですね。今どき稀少な真お坊ちゃま。廃部が一家離散だなんて、誰も思わないぞ。彼はきっと、ちっちゃい頃に寂しい思いをしたから、こんなに人懐こくなっちゃったんですね。ハニー先輩よりよっぽどマスコット・ポジションだったりする環先輩ですが、一方で、ホスト部の部員たちは、自分たちが決して彼に敵うことがないと知っている。彼が持っているその純粋さが、いかに得難いものかを理解しているからこそ、それを大事にしたいんでしょう。なんだ。姫はハルヒじゃなくて環先輩の方だったのか。
れんげの同人誌が欲しいです。



ガラスの艦隊「夜明けのごとく・・・」
クレオは昔からカゼかぜ言ってたのか。エッカルドってのはやっぱ、クレオの師匠っぽいですね。
さて、アイメルに助けられたクレオさんは、囚人惑星に漂着。すったもんだの挙句、どうやらふたりして囚人たちの親玉になりそうです。ここから一斉蜂起か?
一方の人民軍は、幹部はみんな逮捕監禁。ヘクターは予想通り簡単にポイ捨てされてる。ヘクターはここで終わらずに、事態を引っ掻き回して欲しいものです。B.Bは無事逃げおおせたようですので、クレオと手を組みなおすこともありそう。
そして、ヴェッティはミシェルに一服盛って、念願のベッドイン。ミシェルが目を覚ませば、朝日の中には超ヘコんだ様子のヴェッティ様が。見たんだな?見て女だったからがっかりしたんだな?というか、ぱっと見で、おにーちゃんとは明らかに別人だってことに気付くもんだけどなぁ。情熱が先走っちゃったんだろうなぁ。ヴェッティ様は、バイじゃなくて単なるホモだったんだなぁ。無理やりベッドに連れ込まれて裸にされたのにがっかりされたミシェルの立場も少しは考えてやれ、ヴェッティ様。