無題。

6月25日分。


BLACK LAGOON【最終回】「Guerillas in the Jungle」
赤軍くずれの竹中のボキャブラリーに時代を感じます。その時代を理解できないロックとは、話せば話すほどすれ違うだけ。レヴィとデスダヨねーちゃんの物騒コンビは、結構楽しそうにやってるんですけどね。竹中との会話、レヴィとねーちゃんの騒ぎにヤク中と立て続けに来たもんだから、ロックはとうとう、キレるを通り越して彼岸、というかインナーワールドへ行ってしまいました。
で、これで最終回なんですか?あまりにも中途半端でびっくり。ロベルタの話を最後に持ってきた方が、派手な展開ですっきりしたんじゃないかな。とはいえ、総合的には文句なく面白かった。臭くてわざとらしいセリフの応酬にニヤリさせられる一方で、アクションはピカイチ。レヴィ、バラライカ、ロベルタなどのバケモノじみた逞しい女性キャラクターたちが魅力的でしたが、彼女たちに振り回されつつも踏ん張ったロックの健闘にも拍手。
レヴィの過去も気になるし、原作購入決定。



うたわれるもの「動揺」
アルルゥが見つけた敵の砦。もしかしたら、亡くなったトゥスクルが導いてくれたのかもしれない。引き続き、カルラ姐さんひとりが異様にカッコいいです。過去のハクオロは、本当に残忍な狂戦士だったのか、ということですが、いくら記憶を失っていても、簡単に人格が変わるものでもないだろうし、彼自身の意思ではなく、誰かに操られていたとしか思えない。



6月26日分。


涼宮ハルヒの憂鬱涼宮ハルヒの憂鬱V」
やっと噂の閉鎖空間出現。
ハルヒの憂鬱は、思春期にはよくあることです。自分は特別な人間のはずなのに、特別じゃないことに気づいて焦ったり、落ち込んだりする。ハルヒの場合、その感情に対抗するための手立てがちょっと変わってて、しかも、それを引きずっているというのが問題。ほとんどの人間は、成長と共に、誰かにとっての特別になったり、時折特別を感じることだけで妥協できるようになるものです。ハルヒキョンに対する興味は、そのステージへの第一歩とも言えるでしょう。
そういった感情のせいでハルヒが神になってしまったのはなぜなのかがよく分かんないんですけど、まあいいや。



吉永さん家のガーゴイル【最終回】「祭りよければ終わりよし!」
結局、吉永家両親が元の鞘に収まってハッピーエンド。パパがデパート店長に友情を感じていた背景も、店長の心情も詳しく語られなかっただけに、デパート店長がパパの知り合いという要素はそれほど必要じゃなかったんじゃないかと思えました。とりあえず、百色のマントはすごかった。
どれだけ原作に忠実だったのか分かりませんが、ハートフルというには、話の展開が雑な印象がありました。今回に限らず、脚本も演出もはずしがちで、この要素をもう少しちゃんと描いてれば、とか、ここを削ったほうがすっきりしたのに、と感じることが多かった。キャラクターは良かったんだけどなぁ。