無題。

6月5日分。


涼宮ハルヒの憂鬱涼宮ハルヒの憂鬱IV」
朝倉さんが何者でも今さら驚きませんけど、今回の彼女のむちゃくちゃな強さは、BLACK LAGOONメイドさんとタメ張る恐るべきものでした。意外に艶っぽくなったオトナ・バージョンのみくるさんという、よい物も見せていただきました。みくるに関してだけは無理やりポジティブな方向へと思考を持っていこうとするキョンの気持ちは十分理解できますが、もう少しハルヒにも目を向けましょう。
この話で、有希が最初は眼鏡してたことに初めて気づいた。



吉永さん家のガーゴイル「商店街狂想曲」
おばあちゃんにもらった鈴を狛犬たちに分けてあげるガーくんの姿にじんときました。やっぱ商店街の人々がかかわってくると、画面が賑やかになって面白い。毎回、このくらい軽い話で、このくらいさり気ない「ハートウォーミング」をやってくれたら楽しく見られるんですけどね。
変な生き物だけでなく、特異な店員たちがいるこの商店街が、今まで評判にならなかったのがおかしいくらいです。



6月6日分。


桜蘭高校ホスト部「藤岡家の日常」
ハルヒ・パパと環先輩のお父さん対決。父親に向かって、娘さんを実の娘のように思ってます発言をかましたら、バカと認識されてもしょうがないと思いますよ、環先輩(バカすぎて心を打たれたけど)。考えすぎて自縄自縛状態だったり、団欒からハブられてたり、鏡夜にすっかり先越されて部長の面目丸つぶれだったり、環先輩の悲哀はいつものことなんだけど、今回はハルヒの本拠地で展開されてる分、彼の哀れさも5割増でした。



ガラスの艦隊「悪鬼のごとく・・・」
今回の見どころは、B.B.に対してのクレオとヴェッティの交渉合戦。
ミシェル御一行は、誰か止めなかったのか?と言いたくなるくらい不気味な魚介類を手土産に持参。というか、クレオさんが止めようよ。あなただってついこの間、人民から押し付けられたおよそ食べ物とは思えない毒々しい魚類の始末に困ってミシェルの裸を見に行ったばかりじゃないですか(彼のことだから、面白がって止めなかったのかもしれないけど)。案の定、B.B.は速攻拒否。その上B.B.は、「あんた、ヴェッティに捨てられたんだってな」との、クレオのスーパーストレートな発言にも動じないオトナ。腹芸は無駄と判断したクレオさんは、貿易宙域の支配権益まるごとプレゼントというとんでもない条件を提示する。お気楽男のトンデモ発言に慌てたミシェルはクレオを部屋の外へと連れ出したものの、ヘクターに説得されてその線でいくことを決定。
入れ代わりに部屋に入ってきたヴェッティ様は、実はクレオたちより早めに到着して、人民軍の悪口を吹き込むことに血道を上げていたが、B.B.が提示した条件(貿易宙域の支配権益)を飲むことに躊躇。そして、再び入れ代わりに部屋に入ってきたクレオたちが、条約締結してめでたく退室。またまた入室してきたヴェッティたちは、クレオたちの訪問と自分たちの敗北を覚る。
ここでヴェッティさんは、クレオたちが入室したイメージ映像を視てしまってましたが、彼にはその手の超能力があるんでしょうか?それとも、彼の右目とクレオの存在が感応したのだろうか?クレオさん曰く、「奴は俺をたぎらせる」らしいので、ふたりの間には、なみなみならぬつながりがあるということなのでしょう。奇妙な因縁に操られるように、ふたつの陣営の馬車は、帰り道ですれ違う。つか、一足早く辞去したクレオたちの馬車とヴェッティ様の馬車が真正面からすれ違ったってことは、クレオ側の馬車が道を間違ったんだろうな・・・。
結局、神聖帝国を背負ったヴェッティ様に対して、別に俺のものじゃないしぃ、という無責任な立場のクレオに軍配が上がったというところ。ここいらで劣勢の人民軍に有利な展開が来るだろうと予想はしていても、B.B.の真意が見えにくくて、ドキドキの展開でした。ついでに、悔し紛れに一発ぶち込んで去っていくヴェッティ艦の大人気なさも印象に残りました。ヴェッティ様のためにレイチェルを説得しようとするけなげなラルフを見習わせたい。


でも一番印象に残ったのは、「ガラスの艦隊のDVDが出るぞーーー!!」「おーーーーっ!!」「買ってくれ。これが私の最後のわがままだ・・・」のCMでした。