無題。

5月23日分。


桜蘭高校ホスト部「太陽と海とホスト部
ハルヒ。それSM違う。環先輩は明らかにMだと思うけど。
ハルヒの性別に対する頑ななまでの無関心さは、ひとりで生きていくために自分自身に言い聞かせてたオマジナイみたいなものなんですね。頭のいい彼女が、力では女性がまず男性に敵うことはないなんてこと気づかないわけない。誰かに弱さを見せないように、頼らないように、わざとそういった判断の閾値を下げているような気がします。そうしなければならなかった彼女の背景は、どんなものなんでしょうかね?
ハルヒが環先輩の胸に飛び込む姿は、環先輩とハルヒの距離が一歩縮まった場面のはずですが、お父さんと和解した娘にしか見えませんでした。環先輩、ごめん。しかもその一件さえ、最後のプレイで台無しになっちゃってる。言っちゃ悪いけど環先輩、ハルヒをなだめようとするやり方は、やっぱお父さんだと思うよ。でも、こういうときにハルヒの弱みにつけこまないところに惚れ直しましたよ、環先輩。
れんげが出てこなかったのは残念だけど、環先輩がバカカッコよかったので許す。



ガラスの艦隊「真実のごとく・・・」
人民軍対旦那様大閣下艦隊。劣勢の人民軍に「どけ。寝てるのか」と偉そうに送信して参戦するクレオですが、きっかけはミシェルに煽られたからだってところが可愛らしい。クレオ艦が縦横無尽に駆け回るものだから、ついてけない人民軍の誤射をケツに受けたりしつつも(人民軍からの入電は「すみません」)、敵を窮地に追い込む。その活躍と、「黙って俺について来い」というクレオの亭主関白メッセージに息を吹き返した人民軍によって、旦那様大閣下艦隊壊滅。クレオさんの俺様ぶりが反発買うかと思いきや、クレオ団は一夜にして英雄となったのでした。気をよくしたクレオさんの「お前らみんな、俺のために戦え!!」というロックスターな発言に、お祭り状態の人民軍は、熱狂的なクレオ・コールで応じる。
ちょっと待て人民。お前らは自由のために戦ってるんじゃないのか?クレオの私兵になってどうする?落ち着いてよく考えろ。どう考えてもそれは俺様詐欺だから。
さーて、その頃のヴェッティさんはというと、レイチェル素顔開陳儀式に出席。仮面の下は、仮面舞踏会でヴェッティが会った女性でした。で、ヴェッティ様は彼女の気を引くために何をやったかというと、ヤクザに襲われた女の子をカッコよく助けてヒーローになるという、昨今、コント以外では見ない伝統的手法(主演:ラルフ君)。ヴェッティ様・・・安い・・・。限りなく安い三文芝居。そりゃレイチェルも怒るって。仮にも法王さんの娘さん相手なんだから、もう少し凝ったことやるべきだと思います。ヴェッティ様には、文学の才能だけじゃなく、舞台演出の能力もないことが分かりました。あなたは大人しくドンパチだけやってなさい。あるいは、ラルフといちゃついてなさい。彼は、彼女の心が誠実さを求めていることを知ることができて満足したようなこと言ってましたが、実は自信満々の芝居が失敗してドキドキだったに違いない。「うわやっべー。気づいちったよこのアマ。つか気づくかふつー?」
気づきます。
やっぱり女性心理の理解も苦手なんだろうな、この人は。



5月24日分。


錬金3級 まじかる?ぽか〜ん「今夜の呪文は吸血鬼」「夢の呪文は一日だけの魔法」
やりたい放題やってるように見えて、パキラは一応、吸血行為を我慢してたんですね。迷い宇宙人を助けるために、血液を提供して干物になってる3人が可愛かった。彼女たちは実はこうして、人知れず町の平和を守ってたと。多分これはいい話?
Bパートは、魔法のチョークから銀河電車でアンドロメダへというヨタ話。だけど、実際にアンドロメダ田無駅が存在して生身の体も手に入るってのが、ボケをまじめにやってるこの作品らしい。アンドロメダ行くのに、みんなわざわざ外套着てるし。外套は、外宇宙移動車両に乗るときの常識なんでしょうかね?チョークの効力が切れてしまったら、もう一回、帰りの銀河電車を描けばいいんじゃないかと思いますが、地球じゃないとチョークの効果はないんだろうか?どちらにしても、願いが叶ってしまうより、それが叶うという希望を抱いている方がよかったのかもしれない。まあ、アキバや有明の噂をバカにしちゃいけないという話だ。
透明人間のケイミィさんは今回も登場。これまでもケイミィは4人の傍にいたんだろうか?食事風景とか4人分しかなかったけど、ケイミィは食事しないのか?



プリンセス・プリンセス「姫存続の危機!?」
今日の衣装は、キャミソールドレスというかマテニティ・ドレスみたいでイマイチだ。
これは原作にある話なんでしょうか。私は3巻までしか読んでないので、こういったエピソードは知りませんが、常識人ミーツ異世界という構図が、この世界に慣らされてしまった今となっては新鮮。新理事の反応は、手に取るように納得できる。会長や裕史郎はともかく、途中から姫制度に引っ張り込まれた亨が新理事の言葉に反発するのは予想外でしたが、仕事と割り切って手を抜かずにやってきたんなら、それを否定されて怒るのは当然の反応かもしれない。確かに、姫制度で守られてる分、この制度をなくしたら暴走した欲情で大変なことになりそうだこの学校。
理事たちが承知どころか経験者だったってのもコワすぎるけど、逆に、そういう制度を容認できる「理事会」らしくないリベラルな姿勢が、この学校の奇妙な健全さにつながってるのかもしれない。