第8回アニメ感想率調査2006春[最終回]。

結果発表。
光希桃さん、ありがとうございました。作業は残っているようですが、ひとまずここで御礼を。
毎回、一番楽しみにしてたのが、光希桃さんのように量をこなしている方だからこその視点での結果コメントでした。本当に、お疲れ様でした。


結果はまだざっとしか見てませんので後から感想を書きますが、とりあえず、
祝・マイメロさん終了番組評価第一位!
一位は蟲師だと予想してたんですが、こんなときでもしっかりスーパースターの座をキープしてるところが、さすがマイメロ師匠。でも師匠は、「マイメロ、5点がよかった」とかおっしゃりそうですね(師匠、それはいくらなんでも)。



5月15日分。


涼宮ハルヒの憂鬱ミステリックサイン
個人的にダメですこれは。カマドウマもカナブンも直視できませんでした。
理不尽な属性を持ってはいるが、有希も古泉も基本的に冷静な人たちばかりなんで、今回は大した混乱もなく収拾がついて、いささか物足りない。ハルヒが騒動のど真ん中で理不尽な口出ししてないと、盛り上がりに欠けますですね。



吉永さん家のガーゴイル「梨々恋しや首なしデュラハン
なぜわざわざ、首なしデュラハン?首ありデュラハンの方が珍しいと思うんですが。
すっかり便利屋扱いされてるシャチホコとか、相変わらず柔軟性抜群の商店街の人々とか、脇が楽しいのでもっと彼らを登場させて欲しいものです。ガーくんを捕らえようとしたり壊そうとしたりとむちゃくちゃなハミルトンはもういいです。梨々大好きのデュラハンも加わって、意外と子煩悩な百色のファミリーは増殖中。この調子で、ハミルトンが送り込んでくる刺客が次々味方になっていったら、それはそれで面白いかもしれない。



5月16日分。


桜蘭高校ホスト部「ジャングルプールSOS」
今回も、ハニー先輩の計算を指摘するだけ指摘して去っていくれんげがイカシてました。なんかもう最近、れんげさんの登場が一番の楽しみになってます。
ハニー先輩が実は強かったとかモリ先輩がやっぱり強かったとかは、大して意外性がありませんね。むしろ、ハルヒの肌を隠そうとする環先輩に驚いた。だってそれじゃ、自分も見れないじゃん。恋する男の子っつーより、完全にお父さん気分ですがな。



ガラスの艦隊「叱咤のごとく・・・」
ミシェルを取り巻く謎が明らかになった今回。ですが、実はクレオのサムいセリフ祭りだったってのがミソ。
無事ミシェルを人民軍基地へと送り届けたクレオさんたちは、大歓迎を受けてます。別に歓迎なんかいいから必要経費プラス色つけて欲しいだけのクレオさんたちなのに、払うものは払ってくれないわ、英雄の登場に興奮した人々がいらん食料ばかりくれるわでお気の毒。クレオさんが道を歩けば、食べかけのリンゴとか、合成着色料赤色106号入り鯛焼きのような食料モドキを二籠いっぱい渡されて、さすがのクレオさんも困り顔。折りよく顔を出したメイドさんに押し付けようとするも、彼女もイヤだったらしく、「クレオさんのバカっ!」と、なかなかそそるセリフを吐いて走り去る。しょうがないので、食料抱えてミシェルのお屋敷を訪れるクレオ(その後身軽になってたので、上手く押し付けたようです)。
屋敷では、ミシェル入浴中の浴室に、タイミングよくアイメルたちクレオ団が天井から特攻かましたものだから大騒ぎ。ドアを蹴破って飛び込んだクレオたちが見たのは、全裸のミシェル。そしてなんと!
ミシェルは女だった!!
アイメルが盛り上がってるとこ悪いんですが、ミシェルが女だってのは視聴者全員知ってます。誰があれを男だと思う?クレオさんだって気づいてて、わざと浴室に飛び込んだんだし(さすがです風の旦那)。しかも、ミシェルの十字傷付き背中を見て、「天使の翼だな」。・・・よっぽど眼福だったんですね・・・。
そこからミシェルの回想が始まる。ミシェルの本名はラシーヌ。彼女は兄の影響で男のように育ち、いつしか兄を超える剣術の腕を身に着けたが、父によって剣を捨てさせられた。一方、「銀河最強の剣士を決める戦い」で、兄ミシェルはヴェッティ様と対決することになる。ヴェッティ様に歯が立たず、背中に傷を付けられながらもひたすら向かっていく兄ミシェルに、変態ヴェッティ様は興奮。「美しい。素敵だよミシェルくん。いつかかならず私のものにしてみせるよ」とにーちゃんを抱いて囁くヴェッティ様。どうやらヴェッティ様の心を捉えたのは、剣の技術というよりその心意気だったらしい。兄上の背中の傷は、ヴェッティ様によるマーキングみたいんなもんだったんでしょう。ヴェッティ様はガチで男でもOKだったんだなぁ。いやむしろ積極的に男の方向で!という奴だろうか?じゃあミシェルが女だったらまずいんじゃないか?レイチェルは政治的な思惑が絡んでるからまあ許せるんだろうけど。それとも、性別などヴェッティ様には関係ないんだろうか?とすると、妹ミシェルでもOKか。ていうか、この時のヴェッティ様の衣装(ミニスカ、片生足、片オーバーニー)がかっちょよすぎる。兄ミシェルも腰に大腸ぶら下げてたし、貴族の服装センスって分かんない。
結局、兄ミシェルはヴェッティ様の艦に沈められ行方不明に。いまわの際の父に後を託されたラシーヌ、というか妹ミシェルは、民衆のために立ち上がった。兄になりきるために、自分の背中に傷までつけさせて。なぜそこまで、と疑問に思うアイメルたち。しかし、クレオには彼女の気持ちが分かっていた。「愛してたんだ。兄としてではなく。全身全霊で」
号泣するミシェル。だがクレオの言葉が彼女の心を奮い立たせる。
「お前は人民の期待を一身に背負った希望の星だ。
希望ってのはよ・・・いつもキラキラと輝いてるもんだ
・・・そろそろセリフで釘が打てそうです。


しかしそう考えると、ヴェッティ様は自分の手元に兄ミシェルがいたことに気づかずに捨て駒にしちゃったことになるんですね。まあ、彼の美意識からいって、気づいたとしても、人形になった奴なんかにはもう興味はないだろうけど。一方、妹ミシェルは、愛してた兄を捨ててクレオを助けたことになります。こころざしを忘れてしまった人形の兄を助けるよりも、愛していた昔の兄の悲願を成就する助けとなるクレオを選んだ、というところでしょう。
ところで、銀河最強の(略)でヴェッティが見ていた女性は何者でしょう?あれがレイチェル?