月火はこのラインナップで決まりかな。

4月10日分。


涼宮ハルヒの憂鬱涼宮ハルヒの憂鬱I」
これが真OPでございますか。というか、これが本来の作品内容なわけですね。
前回混乱に陥れられましたが、今回で大体の感じがつかめました。つまり、変人ハルヒが思いつく変なことに巻き込まれる人々、特にハルヒのお守り係に認定されてしまったキョンの不幸話ということでしょう。
いるかどうかも分からない宇宙人に目を向けるより、もうちっと人間に目を向けた方が面白いだろうにと思いますが、きっとハルヒさんは、思春期ならではの焦燥感がおかしな方向に突っ走っちゃったタイプなんでしょう。
先週見事な大根演技を見せてくれたミクルも、最後になって登場してくれて安心しました。SOS団がこれからどれだけ馬鹿な方向に向かっていくのかを楽しむことにいたします。



吉永さん家のガーゴイル「激突!天使と悪魔」
泥棒騒ぎの元凶は、ガーくんに興味を持ったゲーム会社社長の仕業だったんですね。双葉がまっとうなことを言ってる分、ダメな大人の情けなさが際立ちます。駄目な方の、という枕詞は、この孫にこそふさわしいでしょう。もっとも、メイドさんたちはいい人ばかりだったので、人を見る目はありそうですね。
ガーくんとシャチホコまとめて吹っ飛ばしちゃったりする双葉は、前回に引き続き、見事なタイミングと爆発力のツッコミを見せてくださいました。ガーくん対シャチホコも楽しかったけど、やっぱ真っ直ぐな双葉ちゃんの魅力がこの作品を引っ張ってるような気がする。



4月11日分。


桜蘭高校ホスト部「高校生ホストのお仕事」
第二話でも、作画、演出ともに驚くほど丁寧ですね。文字でのフォローが多すぎるのが気になりますが、多分原作がそうなんでしょう。
女性を幸せにすることが存在意義らしく、奥手のカップルのキューピッド役を勤めたホスト部。少女マンガの王道的恋愛エピソードの中でキラリと光るは、やはり環先輩のテンションのアップダウンです。いいように周りに操られてる環先輩でも、決めるとこは決め、落とすとこは落としてくれるところが部長らしくて頼もしい。さすがキング。特に最後のベタなオチは、周囲の期待に十二分に応え、なおかつ彼自身にのみショックを与えるという、スーパーE難度の技でした。



ガラスの艦隊「疾風のごとく・・・」
風が哭いてるぜ・・・
とにかく、クレオさんのセリフひとつひとつが胸に残ります。いちいちポーズつけて喋ってるのもイカシてます。わざわざ放り投げたハーモニカをキャッチしながら通り名を名乗るシメなんて、面白すぎて腹筋が引き付け起こしそうでした(ちなみにクレオさんの持ってるハーモニカは穴数が妙に少ない)。王家の紋章アタックも、自己顕示欲の塊っぽい必殺技でカッコいいですねぇ。対するヴェッティ様も、「愛情には痛みが伴うものさ」とか負けてません。これってもしかして、どちらがより寒いことを言えるかのガチンコバトルなんですか?ほかのみなさまも、芝居がかった遠まわしでポエマーなセリフで花を添え、とどめにミュージカルまでやってくれちゃう。
こりゃ、予想以上に面白いものになりそうじゃないか。