新アニメ第三弾。

4月2日分。


吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-「暗影」
ついにオルフェとルーイの直接対決。誰にも頼らずにひとりで事を片付けようとするルーイ。そうすることで周りの人間に累が及ぶことを避けようとしているルーイを理解していながらも、オルフェの気持ちは収まらない。ルーイに何かあったときに、自分を含めた周りの人間にどれほどの悲しみをもたらすのか、ルーイにそれが分かっていないことが、オルフェを苛立たせる。胸倉つかんでひたすら説教するも、頑固者ルーイさんは、周りの人間のおせっかいを拒む構えです。オルフェのみならず、ナオジやカミユも、自分たちに対するルーイの気遣いを察している(「ルーイはとっても優しいんだよ」byカミユさん)ものの、だからといって、手をこまねいて見ている彼らではない。とりあえずの対策として、「もう一度陛下に謁見を」と、オルフェさんはどこまでも陛下頼み。
しかし、その彼らを止めたのは意外にもエド。いつもだったら即行動の彼がいつになく及び腰なのは、これ以上かかわることで、アイザックが敵に回ったことをオルフェに気づかれてしまうのではないか、という恐れからなのでしょう。エドの様子を心配するオルフェ。その問いをはぐらかしながら、アイザックに信頼を寄せるオルフェの気持ちを守ろうと悩むエド。そんな時ヴェルナー校長が、ルーイの無実を信じ続けるオルフェに問いかけた。もし本当にルーイが犯罪者だったらどうするのか?オルフェの答えに迷いはない。もしルーイが罪を犯したのなら、間違いを正し、罪を償う道を進む彼を助けたい。たとえ拒否されても諦めない。もし諦めて手を離したら、本当にその人を見捨てることになる。その答えを聞いて、エドは自分の思い違いに気づいた。オルフェの純粋さは、決して現実から目をそらすことで得られたものではない。現実を見据えた上で、それでも人を信じ続ける強さが、その理想を支えているのだ。自分はオルフェを守っているつもりで、彼の強さを信じていなかったのだということを思い知らされたエドは、オルフェにすべてを打ち明ける。エドが信じたとおり、オルフェはアイザックのことを憂慮しながらも、それで傷つくようなことはなかった。オルフェの言葉はまた、ベルーゼのことで悩んでいた校長の目をも開かせる。何でもお見通しのヒゲドリル様こと前校長とは違って、生徒の言葉に目からウロコな今度の校長は頼りないですね。もっともこの人選も、ヒゲドリル様の企みの一部なんだろうけど。
その頃、ルーイ様の潜伏先に黒幕の正体を暴いた手紙が届けられる。ルーイ様、実は密かに手下に探らせてたんですね(だったらオルフェたちに教えたれよ)。お尋ね者のルーイ様に味方する人間がいるということは、大分前から陰謀に気づいて、きちんと備えていたということでしょうか?そういや、ルーイ様のご両親も潜伏しているということらしいですが、最初から旅行じゃなくて逃亡するつもりだった?息子を残して?ルーイ父子はかなり前からこうなることを予測していて手を回していたということなんだろうか?
カミユが悪い予感を抱いた頃、黒幕ホルスト侯爵が謀反を起こし、ベルーゼ、アイザックたちを連れて国王の前に現れる。
陛下は「彼ら」に見つかる前にルーイ一家を保護しようとしていたけど、最初から黒幕を知っていたということだろうか?ベルーゼのことを知っているような反応を見せたのは、王弟の件で人相を知っていたのか、それとも、何か別のかかわりがあるのか?もしかして、陛下、ルーイ父子、ジェラルドたち全員を影で操ってるのはヒゲドリル様?終幕も近づいたことですし、ヒゲドリル様の帰還も秒読みか?
しかし、前回でいろいろ乗り越えたオルフェさんは、すっかり悟りの境地に達しちゃってますね。相変わらずルーイに対しては大人気なかったりするけど、そのルーイの気持ちもちゃんと分かってるし、なんだか優等生完全体になってしまったようで少々物足りない。



4月3日分。


涼宮ハルヒの憂鬱朝比奈ミクルの冒険
原作未読。なので、これをどうしたらいいのだろう?すごくダメな萌えアニメの典型例を見せてくれる内容で(親切にツッコミ添付)、第一話だけ見れば面白かったのですが、この話だけでこの作品の全体像を判断することはできませんでした。というか、判断できないだろうこれは。ので、とりあえず、第二話も見てみよう。



シムーン「堕ちた翼」
いきなり何の説明もなく専門用語みっしりでしたが、なんとなく事情は分かりました。シムーンという飛行物体を操る最強の国に、強力な外敵が現れたということでしょう。みんな女性で、自分の意思で男性の道を選ぶこともできるらしい。
これは微妙だなぁ。設定といいBGMといい、とってもアンニュイな雰囲気を演出してくれちゃってるので、週初めから見るのは辛いかもしれない。



吉永さん家のガーゴイル「吉永さん家の石っころ」
原作未読。双葉ちゃんのツッコミが若さ溢れる溌剌としたもので、大変微笑ましい。その扱いに決してめげずにボケ倒す(でも最後までしゃべらせてもらえない)ガーくんもカワイイ。ガーくんの存在にまったく疑問を持たないノンキな町内の方々や、態度は乱暴だけど、ちゃんと友達を気遣ってる双葉に和まされました。これは見続けること決定。