バイバイ、ガッシュ。

最終回シーズンに伴い、さまざまな作品にピリオドが打たれているわけですが、私にとって一番残念なのはやはり、金色のガッシュベル!!がとうとう幕を降ろしてしまったことですね。
もともと純粋な子供向け作品にはそれほど興味がなく、ガッシュも原作を知らずにたまたま見たアニメから入ったのですが、どんどん夢中になって、その勢いでしばらく離れていたアニメの世界に戻ってきてしまい、ついにはこの日記を始めるにいたったという、私にとっては、良くも悪くも生活を180度変えてくれちゃった作品でした。
すさまじく淋しいです・・・



3月23日分。


BLACK CAT「楽園の猫」
「イヴの好きなもの」というところで、イヴにとっての最初の楽しい思い出、花火が生きてくるんですね。それだけじゃなくて、生命力に溢れた掃除屋たちの象徴としても、クライマックスの仕上げとしてもふさわしく、キョウコの能力を活用する機会にもなる素晴らしい小道具。イヴじゃなくても、思わずふらふらと惹かれていってしまいそうな、楽しそうな花火でした。原作がどうなってるのか知りませんが、サヤの死に重なる悲しい花火の思い出を、こうした華々しい場面で塗り替えることでトレインの変貌をたどることも出来るし、シリーズ構成が手堅い仕事をしているのが分かります。
スヴェンもイヴちゃんに告ったようですので、後はイヴちゃんが帰ってこれるよう、みなさん、派手に暴れてちゃってください。



舞-乙HiME「あなたのために・・・。」
セルゲイって最後まで何の役にも立たないどころか、事態をややこしくするためだけの存在ですわな。ここ最近ではぶっちぎりの疫病神キャラ。マリーランドの王様なみに、殺意がわいてきちゃいます。
モーテルから連れ出されたカズくんとアカネちゃんの状況が一番気になります。



3月25日分。


陰からマモル【最終回】「ばいばい、ゆうな」「陰からマモル!
どこに着地するか分からないゆうなのポエムを評価するマモルの感性が理解不能。さすがのマモルもやっとゆうなの気持ちに気がついたけど、突然のことに戸惑ってゆうなを傷つける。彼の気持ちも分からないでもないけどね。マモルが影武者に代わったことに気づかないゆうなもゆうななので、おあいこということで。というか、なぜあれで気づかないんだろう?声が完全に違うでしょ!ボイスが!
そんなふたりも、マモルは掟のためじゃなく、自分が守りたいからゆうなを守ってきたことをやっと自覚し、ゆうなもゆうなで今までマモルに守られてきたことを知る。マモルに片思いしてた面々も、マモルとゆうなのことを認めて(というか、もうずっと分かってたんだろうけど)雨降って地固まる。と思いきや、バーナナバナナ。あまりにもゆうならしいリセットの仕方が笑えました。失恋した連中も、マモルとゆうなの仲を認めてながらやっぱ諦めきれないようで、それでこそ恋する女の子。けれども、すべてが元の木阿弥というわけではなく、マモルはもう自分の気持ちが分かっているのですから、大丈夫でしょう。
マモルの両親のマモルへの愛情も感じられて、しんみりする展開がありつつも、楽しい最終回でした。突出したエピソードはなかったけど、キャラクター全員をチャーミングに見せて、平均値の高い楽しさを提供してくれた作品でした。



3月26日分。


金色のガッシュベル!!【最終回】「バオウを継ぐ者 ガッシュVSゼオン ジガディラスの雷」「決戦!ファウード 金色の輝き やさしい王様」
残念なことに、ここに来ても往時の演出の冴えは見られません。特にゼオン戦は、キャラクター棒立ちショットをそのまま流していたり、タイミング的にはずしたものが多くて、別の意味で悲しくなっちゃう。
内容に関しては、オリジナルで何とかまとめきったということを評価したい。特に、ゼオンガッシュたちの記憶を奪おうとするのは上手い展開でした。ゼオンが急にザコ化してしまったり、みんなの思いを背負ったくらいでガッシュが急に強くなるくらいなら今までいくらでもチャンスはあっただろうとか思ったりもしましたが、そこらへんも目をつぶります。清麿も全然頭使ってなかったなあ。最後に『カサブタ』を流してくれたのはよかったのですが、ED後の展開は蛇足でした。まあ、子供番組として分かりやすい終わり方にしたかったのでしょうけどね。結局アニメ的には、ガッシュの最大のライバルはブラゴということなんですね。
できればEDのクレジットに大谷育江の名前も載せて欲しかった。やはり、一番の功労者だったのですから。
とにかくこの3年間、存分に泣いたり笑ったりさせられました。特に脂が乗り切った2年目後半から3年目前半のTVシリーズ、および劇場版では、たくさんの幸せな時間をいただきました。スタッフ、キャストの皆さん、お疲れ様でした。本当に、本当にありがとうございました。



おねがいマイメロディ【最終回】「夢の歌がとどいたらイイナ!」
最終回といっても、続編決定してるから大して寂しくもない、リラックスした最終回でした。
さて、トレーニングで最強になったマイメロは、地球を救うために紅茶を携えて出発。みんな必死になってる中でもお茶してるし、そろそろ日本紅茶協会から表彰されるてもいい頃でしょう。
マリーランド住人はゆるゆるぞろいで、助けに来てもそれほど役に立たない、と思いきや、バク一家が気を吐いてます。マイメロ・ママも、包丁を自在に操って華麗に活躍。しかも、最初は出刃だったはずなのに、場面が変わると菜切り包丁握ってませんか?というより、あれは鉈か?装備が多彩ですね。なんにせよ、相変わらずの迫力を見せてくれたママ。王妃様とのやりとりを見てると、このふたりって、レディース仲間だったんじゃないかとも思えてくる。ママが王妃様の懐刀だったとかね。ははは。シャレになんないから想像するのはやめとこう。
諸悪の根源、柊も、いろいろ己を振り返って思い出し笑いしたりしてますが(こいつも結局かなりのボケ)、ダークパワーの曲のあまりのひどさに、ついつい地球守り隊の歌の方がいいかも、という気分になってる。極限状態で彼の判断力がとんでもないことになってるのが分かります。とにかく歌たちの合唱と柊のエア・バイオリンのおかげで、地球さんは救われました。もちろん、TVの前のみんなが一緒に歌ってくれたおかげでしょう(「TVの前のみんな」の大半がいい年した大人のような気がします)。
柊にとって歌は妹ポジションか。いや別におかしくないですよね。彼女ポジションよりマニアックな気がするのは、私の判断力もおかしくなってるせいでしょう。くるくるシャッフルでは、新キャラよりも王妃様とマイメロ・ママに目を付けられた柊の運命の方が気になります。