無題。

3月19日分。


吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-「逃亡」
せっかくのルーイ様回なのに、なんということでしょう。前代未聞の作画崩壊が起きたのです。オルフェやエドなんか、服装で判断するしかないくらい。誰だよお前ら。
前作ではお茶しか飲んでなかったアイザックですが、今作では打って変わって勤勉になり、今回もベルーゼが弱みを握ってるお貴族様たちを恐喝するのに大忙し。普段働かない人が働き始めると、ロクなことになりませんね。ベルーゼにいいように使われて、何やってるんだろうな俺は、とひとりごちてますが、本当に何やってんですかあんた。いいトシして、ニートみたいなセリフ吐かないでくださいよ。
アイザックの努力のかいあって、ルーイのお父上、リヒテンシュタイン侯爵が不穏分子と通じているという証拠が国王陛下に提出される。陛下も弟の前例があったばかりなので慎重に行動する暇も与えられず、臣下の進言を受け入れざるを得ない状況に追い込まれます。謀反のかどで、リヒテンシュタイン侯爵夫妻およびルーイ様への逮捕状発行。お父さん、何か来るよ・・・、とカミユさんが電波を受信する頃には、学園は王国軍に包囲される。
おたおたするカミユとナオジに飛び込んできたオルフェとエドも加えて、ルーイ様のお部屋にはいつものメンバー勢ぞろい。しかしこんなことで慌てるルーイ様ではない。このピンチをどう切り抜けるつもりなのか?鷹揚に構えたルーイ様のアンサー。「逃げる。」
うん・・・まあいいけど・・・・・・。ゴメンね。実はこんな事態を想定して対策を練ってるんじゃないかとか過大な期待をかけて。そういや、こういう人でしたね。凄く考えてるように見せかけて割と行き当たりばったりなのがルーイ・クオリティ。「無実の罪で投獄されるつもりはない」。んなわがままな。で、その答えに驚愕しつつも、一緒に行動してしまうのがシュトラール・クオリティ。ルーイを「安全なところに送り届けるまで」、学生寮の隠し地下通路をぞろぞろ連れ立って、のたのた歩いて逃げる5人。嘘でもいいからもう少し「逃げてます」感を演出して欲しいもんですが、そろいもそろってのんき者ですから。やっぱこの5人が集まると、ボケレベルがパワーアップしますね。ちなみに、侯爵夫妻は何も知らずに旅行中らしいので、息子に負けず劣らずのんびり屋さんたちのようです。
通路の出口には、先回りして安全を確認してたニコラスとエルムント。ルーイ様の行動、完全に読まれてます。その後、追っ手が待ち伏せてましたが、誰でも思いつく行動とって、しかも派手な格好した連中が連れ立って歩いてたら、お願いですから見つけてくださいと言ってるようなものですよね。とはいえ、ダニエルが密かに知らせていたという展開もアリか?いや、それを言ったら、ニコラスやエルムントだって裏では何をやってるか分からん。
いつものことながら、ベルーゼの手下たちは無能ぞろいなので、ルーイたちも難なく切り抜ける。アイザックがオルフェに向けて銃を撃ちましたが、それに気づいたのは、間一髪でオルフェを助けたエドだけ。アイザックは、最初から当たらないように狙って撃って、追っ手たちを追っ払ったんだと思うけど、どうなんでしょうかね?オルフェにアイザックの行動を告げるべきか。迷うエドが延々走り続けて走り続けて走り続けて・・・。同じ画を流し続けてどれだけ間をもたせるかのギネス記録に挑戦でエンド。なんだこの手抜きは。
作画も演出も、やる気がまったく感じられませんでした。ここまであからさまな捨て回は、前作にはなかったよなぁ・・・



3月20日分。


Canvas2「クリスマスカラーの決意」
エリスさんは先週で浩樹のことをふっきったのかと思ったら、意外とまだウジウジしてたらしい。で、部長に諭されて、留学に向けて本格的に行動を始めることとなりました。そりゃ部長も怒るよな。留学の権利を手に入れた自分より才能のある人間が、自分がどれだけ幸運かに気づいてないんじゃ。柳も今の部長みたいな気分だったのかもしれませんね。
浩樹から離れるために、浩樹と霧の仲を口に出して認めて、留学の準備を着々と進めるエリス。一方の浩樹は、前回気づいてしまったエリスの気持ちに揺れ動きながらも、結局、自分の中の迷いを振り切るように、霧とクリスマスの約束して、プレゼント買ってと、やってることはエリスと同じようなことだったりする。
そのふたりを中心として、前回の朋子や、今回の可奈とか菫とか、みんながそれぞれふたりの気持ちを少しずつ動かしている。キャラクター数が多い割には、単なる飾りじゃなくて、ちゃんとメインとなるふたりに意味のあるかかわり方をしていることに、改めて感心しました。
さて、先がまったく読めません。このままいくと浩樹と霧の仲も危ういようだし、フィナーレにカップル誕生はなしか?