スケジュールを読み誤ったので激しくドツボ。

著しくビハインドです。



2月11日分。


落語天女おゆい「恋の行方 それぞれの覚醒」
今回は鈴、覚醒の巻。着々と天女たちの布陣が整ってきた感じですが、そういったものは別にどうでもいい。無責任に他人の恋路に茶々入れて楽しそうなみなさんをもっと見せて欲しかった。



陰からマモル!「転校生はドキドキ美少女」
いきなり転校生に告白されたマモル。ショックのあまり、ベーシックなWボケやってるゆうなと愛里が可愛い。
雲隠一族がUFOに弱かったばかりに起こってしまった悲劇は、陰守家にホタルという居候をまたひとり増やすという、新たな悲劇を呼んだのだった。というか、元凶は山芽なんだから、山芽に仕返しすればいいことなんじゃないか?という、今回もバカバカしいドタバタでございました。世の中にまともな忍者っていないのか?まともな奴はそもそも忍者なんかやらんか。
ゆうなも愛里も、いい加減告白すればいいのに。結局、マモル自身も気づいていないマモルの気持ちを分かっているのは椿だけか。切ない話だ。



蟲師「暁の蛇」
悲しい出来事を忘れてしまうことに淋しさを感じることができるってのは、幸せなことなんでしょうね。悲しい記憶がなければ、その上に乗せる楽しい記憶の高さも違ってくる。そう考えると、すべてを忘れていく母親をずっと傍で見守っているしかできない少年は、それでも母親よりずっと恵まれているのでしょう。



2月12日分。


金色のガッシュベル!!「ぼくらは王様 キャンチョメとモモン 倒せキース!」
何だこのハイレベルな脚本は?
再び登場のキース。一見バカなので皆さん引きまくりの上、こいつの恐ろしさを知ってるのはキャンチョメ組だけというのが事態をややこしくする。相手の強さを知りながらも果敢に歌勝負を挑むキャンチョメのどうしようもなさを必死に止めるフォルゴレがやけに頼もしい。という時点でダメ感MAX。しかも、フォルゴレが一生懸命戦闘を回避しようとしてるのに、日ごろの行いが行いだけに、誰もその苦労を察してくれず、援護射撃ゼロ。「トイレもファウードも、時間に間に合わなければ大変なことになるんだぞ!」というフォルゴレの含蓄含みまくりの言葉が心に染み入ります。なんだかフォルゴレがカッコよく思えてきてどうしよう。
突然「なわとびギネスに挑戦」へとなだれ込んだ状況で、「はやく誰かツッコめよ!」と、お手本のようなノリツッコミを見せてくれたキースがまたカッコよすぎてどうしよう。
もちろん、ちゃんとバトルもやってますし(ディマブルクが簡単に見切られたのは悲しかったけど)、モモンの決意もモモンを励ますキャンチョメの言葉も、オリジナルなのにキャラクターにふさわしいものになっていて感心。ふたりの王国ビジョンはかなりヤな感じだけど、その意気やよし。パンツ片手に赤くなってるキャンチョメが可愛いらしいし、フォルゴレの反応がまた彼らしい。
ここまでが第一幕だとしたら、キース対バリーという稀に見る好カードは、かなりワクワクさせてくれる第二幕。勝手にツンデレ扱いされてるのが気の毒なバリーさんですが、傍から見ててじゃれてるようにしか見えないので、実は案外似合いのコンビかもしれない。そして第三幕は、リオウたちにまで忘れ去られていたパピブリオたちの登場。
その他、原作の一場面からキースとベルンの出会いの物語を膨らませたり、要所要所で挟まれるやる気のないリオウのサポート風景とか、どこを切り取ってもオイシイ、ギャグとシリアスのアソートで、ここ最近ではピカイチの内容。もう、言うことありません。オリジナルでここまでやってくれるとは思いませんでした。ガッシュ・スタッフ、凄すぎ。
しかし、ウ●コはバリーに一蹴されたのか・・・



おねがいマイメロディ「一発パンチできたらイイナ!」
このタイトルは、子ども向け番組として正しいものでしょうか?
先週から引き続き気になるのは、小暮と柊の恋の行方。小さな女の子から大きなお姉さんまで、手に汗握ってテレビの前に集合したはずですが、その後の進展はありませんでした。何かを振り払うように必死に歯を磨く小暮。少年はまた一つ大人の階段を上ったんだね。よりによってフラットに恋愛指南を請う姿に、彼の窮境がうかがえて泣けてきた。
その小暮も含めて、歌を励まそうと周りのみなさんが一生懸命になっている姿は感動的なはずなのに、この機に乗じてかくし芸大会が開催されているような印象を受けるのは気のせいだろうか?特に、美紀と羊によるポエム・コラボなんて、ディープ・インパクトにもほどがある。失恋した上にこんな目に遭わされる歌ちゃんが気の毒です(ちなみに、先週歌ちゃんがショックを受けたのは、柊に裏切られたからであって、想い人の唇を男に奪われたことではなかったらしい)。
結局、またお前か、と視聴者を呆れさせた白山でしたが、最後にマイメロの幸せを祈って身を引く姿だけは評価していいかもしれない。そして、真菜はやっぱカッコいい。小暮も今回ばかりはカッコよかった。でも一番のヒーローは、ちゃんと立ち直って柊に向かって啖呵をきり、マイメロを助けた歌ちゃんでした。
次回、とうとうマイメロさんの悪事が官警の知るところになるらしい。