繁忙期突入。

年末年始にかけてHDDに160時間の空きスペースを作るという偉業を達成したのに、いつの間にかさくさく埋められていってます。
なんて空しいんだろう。人の世は。



1月10日分。


ガンパレード・オーケストラ「追跡者」
源と紫苑という、全く正反対の個性を持ったふたりの関係を、過去と現在の場面を交錯させながら紹介。反りが合わないながらも、お互い自分にはない相手の長所を認め合っているという、よくある関係ですね。ただし、源はあまりにも直情径行だし、紫苑は面白みがないしの両極端なんで、どっちにも魅力は感じなかったのが残念。でも、キャラクターひとりひとりをきちんと描こうとする姿勢は好きです。なんで前章ではそれをやらなかったんだろう?



1月11日分。


灼眼のシャナ「偉大なる者」
ついにシャナと吉田さんは、真っ向勝負宣言をいたしました(アイキャッチのふたりが可愛い)。知らぬは悠二ばかりなり。戦闘準備とばかりに早速メロンパンで栄養補給し、ついでにメロンパンの食べ方講義を始めるシャナさんが素敵ですが、私のようなメロンパン嫌いには、その熱弁が正直さっぱり理解できなくて大変申し訳ない。
彼女の中で、メロンパンと悠二の位置関係はどんなものなんでしょうか?メロンパンに負けてたら寂しいぞ悠二。そして、唐突に悠二がシャナの過去に想像をめぐらせ始めたもんだから、過去編スタート。
舞台は天道宮。アラストールは拾われっ子シャナさんの才能に目をつけ、臣下(?)のヴィルヘルミナがお目付け役となって、フレイムヘイズとしての教育を受けさせる。なるほど。そりゃアラストールもシャナの「お父さん」気分になるってもんだ。天道宮は、グゼのトモガラとの戦いからは隔絶された場所らしく、自在師にも感知できない場所。シャナは外の世界の戦いの話を聞きながら、骨格標本のシロちゃんを武道の先生として、日夜鍛錬を続けていた、と。
もうこの辺から、混乱してました。妙に石柱むきだしのアンティークな世界かと思えば電子レンジあるし。ヴィルヘルミナは、人目もはばからず夜逃げスタイルでショッピングしてるし。シャナを甘やかすべきか、メロンパンの前で苦悩するヴィルヘルミナと、落とし穴に引っかかったシロが微笑ましかったのですが、その後一体何が起こったんですか?
というわけで、初めて話を見失ってしまいました。次回あたり、もうちょっと分かりやすい説明を誰かやってくれないかな。
でもなんとなく、ヴィルヘルミナにはそれを期待しない方がいいような気がする。余計混乱させてくれそうな気が。



IGPX「最終決戦」
チーム・サトミ対ヴェルシュタインによる決勝戦。サトミだって、勢いだけでチャンピオンに勝とうとしているわけじゃない。そのために、今までにない最大限の努力を積み重ねて、戦いの場に臨んでいる(つか今までが何もしなさすぎではあるんだけど)。エイミーの悩み、彼女を支えようとするチーム・メンバーとの信頼関係、彼らを取り巻く人々の姿も交え、決勝の瞬間を軸として丁寧な描写を重ねているため、レース自体への期待も高まりました。そのレースに関しても、サトミがヴェルシュタインの必殺技をかわす一瞬の攻防を、IGPXらしく淡々と描くことで、逆に緊張感を高めていたような気がします。
しかし、ヴェルシュタインの必殺技スゴすぎ。天変地異並みの効果でした。サトミはよくもまあ、あそこから逃げられたもんだ。



1月12日分。


BLACK CAT「闘う猫」
演出効果の宝石箱や〜、というくらい多彩な画面を見せていただきました。音楽も実によくマッチしてる。ほかがどんどん深刻になっていく中、この作品のいい意味での軽さが一服の清涼剤です。
トレイン、クリード、スヴェンたち、星の使徒ケルベロスが入り乱れ、一話に詰め込みすぎなくらいの乱闘展開で、あれよあれよという間に終わってしまった。ハンマーが常備武器になりつつあるイヴはカワイかったんだけど、今回はやはりクリードに尽きますね。究極の変態をその極限まで表現することにスタッフが心血注いだような結果、クリードが登場するたびにのたうちまわってしまいました。終いには、薔薇の花びらがばっさばっさ舞い踊ってるだけで笑いの発作に取り付かれて、大変苦しい思いをさせられた。クリードったら、トレイン愛しすぎ。お茶目なおホモさんっ。ふたりの密会を邪魔したおかげで八つ当たりされた敵味方の皆さん(+古城)が気の毒でなりませんでした。つか、星の使徒さんたち、ホントにボスがこの物体でいいんですか?さすがに今回ばかりは、自分のキャリア・プランを再検討したくなりませんでした?(エキドナさんなんて特に)
愛してるよ〜の言葉を遺し、地味に落ちていったジェノスも笑かしてくれました。キミの勇姿は忘れない。安らかに眠ってくれ(でもまた普通に生きてるんだろうなぁ)。



ローゼンメイデントロイメント「巴」
今どこら辺だっけ?と考えて、思い出したら落ち込みました。昨年はヘコんだところで年越えになったんだった。
そして今年も鬱々と幕が上がる。というか、確かに雛苺はアリス・ゲームに敗れたけど、そんなんこっちもジュンたちもさっぱり忘れてたよ。突然真紅にしたり顔で説明されても、そのメカニズムがさっぱり理解できませんでした。加えて、意図せずとはいえ、蒼星石雛苺を道連れにしたような形になっちゃったわけで、蒼星石がますます悪者になってるのが納得できません。悪者と言えば、水銀燈にもすっかり昔の悪役ぶりが戻ってきたと思いきや、やっぱりメグのことを心配していたり、彼女のキャラもつかみどころがないなぁ。実は人形屋がウサギだった!と言われても、ウサギなんぞすっかり忘れてたし、そもそもウサギの存在自体がよく分からないので、驚くタイミングを逸してしまったし。全体的に、展開の唐突さが目立ちました。一番納得いかないのは、真紅のキャラがとことん傍観者になっちゃってることですね。早く彼女に何かさせてくれ。
この作品の一番純粋で暖かい部分の象徴であった雛苺をいきなり物語から消そうとする理不尽さには腹が立ちましたし、雛と巴の別れの場面も過剰にセリフを重ねすぎ。それでも、今までのふたりのつながりを思うと、切なくて泣けてきました。
救いがなさすぎる・・・。この先誰が犠牲になろうとも、ラストは全員生還してくれなきゃ私はグレる。



舞-乙HiME「オトメのS・O・S」
オトメが戦争の道具であることがクローズアップされ始め、ローゼン同様、こちらも暗い所に向かいつつある展開。アカネの婚約破棄は、やっぱ国際問題に発展しないわけにはいかなかったか。ハッピーエンドの代償までご丁寧にきっちり描いてくれて、どうもありがとう。いえ、別にキレてないっスよ。
しかし、いくら恋わずらい中とはいえ、アリカの態度は無神経すぎ。マシロにも問題ありだけど、それ以上に、本当はアリカが女王様でしたなんて言われたら、ヴィトンブルームは終わったも同然。
この淀んだ空気を救うために、ハルカ&ユキノには毎週出てきて、ボケツッコミやって欲しいなぁ。