無題。

12月7日分。


灼眼のシャナ「絡まる想い」
シャナとの訓練で、今更ながらに自分の弱さに自己嫌悪を覚え始めた悠二。つまり、悠二がシャナを「女の子」として意識し始めたってことですね。これは良い傾向です。何だかんだ言っても、水着効果というのは絶大らしい。しかし、その悠二の変化が理解できず戸惑うシャナ。学校でも、訓練より吉田さんを優先させた悠二に苛つく。シャナにとって悠二との訓練は、彼とつながっていると感じられる、彼を独占できる唯一の機会だからこそこだわってるんだけど、何しろ、彼女自身自分が嫉妬しているのだと気付いていないから、彼女の言葉も悠二には届かず、逆に彼のコンプレックスを刺激する結果になってしまう。
とまあ、絵に描いたようにものの見事に気持ちがすれ違ってしまうふたり。
いっそ戦いにになれば悠二と一緒に行動できるとさえ思ってしまうシャナだったけど、実際暴走リンネが現れ、しかも悠二が来てくれないと知って苦戦する。本来ならシャナが困るような相手じゃないはずなのに、相手の実力にかかわらず、ふたりで戦うことの心強さを知ってしまった彼女には、もうひとりで戦うことはできないんですよね。一方、自分に自信が持てず、シャナの下へと向かえずにいた悠二の背中を押したのは、役に立つがどうかじゃなく、傍にいることが力になる、というママの言葉だった(この手の母親は時々鋭いことを言うもんだ)。ようやくのことで敵を倒したシャナは、駆けつけた悠二にもたれかかる。ひとりだと苦しい。初めてシャナが見せた弱さ、悠二への想いの言葉が痛々しくて、でもやっとそれが言えたことを褒めてあげたい気分です。彼女を抱きしめた悠二もまた、無敵のフレイムヘイズが少女であったことに気付く。いくら強いとはいえ、寄る辺のない、か細い女の子が、ひとりきりで戦い続けて平気なわけないじゃない?
とまあ、いい感じに接近し続けてヒューヒューですよ。そして、最後のシャナの言葉が重くて、泣きそうでしたよ。主を亡くした暴走リンネの姿が、ひとりぼっちの自分自身の姿と重なって、余計シャナには辛かったんだろうなぁ。とにかく、もう本当にそろそろいい加減気付けよ悠二。それはそれで吉田さんが気の毒だけど、シャナと悠二の絆を考えると、どう考えても吉田さんに勝ち目はないでしょう。そして、新たに現れた敵は、なんか小生意気そうでイヤな感じの兄妹。マージョリー姐さんは、シャナの戦いを傍観するような腑抜け状態で大丈夫なんだろうか?
いまだに意図が読めないのが池ですね。彼は単に鈍感で気のいいご友人ってだけなんだろうか?何かやらかしそうな気もするけど・・・