まだまだ続くよA/Bエクストリーム話。

前回感想を書いた 『A/Bエクストリーム』シリーズですが、第三作目からイラストを担当している凪良(nagi)氏のHP「S.E.C」に、高橋氏による『アプラクサスの夢のショートストーリー』が置かれてるのを見つけました。アプラクサスの後日談ともいえる話で、これを読んで初めて、アプラクサスの冒頭の章の時間関係が分かった。
例の連中が幸せそうで、ホント良かった。



11月5日分。


蟲師「柔らかい角」
映像にすると阿吽って一段と気持ち悪い。でも、カラリングが妙に爽やかなライムグリーンだった分、なんとなく一抹の清涼感も・・・(ない)。
こんな風に、私たちが日常的に馴染みのある現象に蟲を絡めてるから、閉ざされた山間の村では、もしかしたら本当にこんなことがあったのかもしれない、という気持ちにさせるのが、この作品の魅力だと思うんですよね。かなり人を選ぶ作品かもしれないので、合わない人はもうどうしようもないけど、アニメを見て興味を持った人には、ぜひ原作をオススメ。アニメの雰囲気そのままで(というか逆だけど)、こんな奇妙な感覚を味わえますから。



銀盤カレイドスコープ「一人でデート」
ああ、なるほど。一話でのタズサの演技とアクロバット飛行とのカットバックは、これを示唆してたんですね。すっかり忘れてた。ピートが墜落した瞬間、タズサがちょうどジャンプを飛んだかなんかで、つるりっ、と入ってしまったとか?とにかく、さまざまなことが一度に判明して、タズサも初めてピートをひとりの人間として認識して、彼の気持ちを考えることができるようになった。それだけ彼女にも心の余裕ができたということでしょう。
ピートにほんの少し心を開いて、彼の背景も知って、二人三脚の心構えもできたところで、ロシアの強豪がタズサと同じ選曲だったという衝撃のニュース。タイプがよっぽど違う選手ならともかく、同じ曲に乗せると、プログラム内容や実力の差が素人目にも明らかになるからキビシイですよねぇ。



11月6日分。


金色のガッシュベル!!「王の覚悟 友か?世界か? ガッシュの決断」
最近、まったく声聞いてなかったような気がするガッシュ主人公の回です(注:もとから主人公です)。
の割には、どうも演出や脚本ががあちこちで引っかかる。冒頭のキースのひとり遊びがかなりあっさり目だったり、股間関係はまるごとカットだったりは、涙を飲んでよしとします。でも、キャンチョメ分身が逃げたと聞いて、サンビームが静かにツッコミ(「逃げたのか・・・」)を入れてるとことかは何気に好きだったんで、なぜカットされたのか分からない(テンポの都合?)。そして、ガッシュが「時間がある」という答えを出した時の清麿の口元は、会心の笑みを浮かべててくれなくちゃ。逆に、ウマゴンがチェリッシュの存在に気付いた場面は、原作ではこうもあからさまに引っ張らなかったので、分かりやすかったかなと思いましたが。
基本的にこれは、今まで清麿という天才の影に隠れてがむしゃらさだけが目立っていたガッシュが、心の強さ、正しさのみならず、その夢にふさわしい情報処理能力、判断力、想像力をも持ち合わせていたということを示す上で本当に重要なエピソードなんで、つい完璧を求めてしまいます。進行もセリフも原作に忠実でしたが、それをどれだけドラマティックに見せるか、という点で不満が残りました。
アリシエにはもっと中性的なキャストを予想していたんで、ちょっと意外。というか、今回の出演声優総数は過去最高なのではなかろうか?
来週はいろいろ期待と不安が交差する、待ちに待ったアレの登場。恵さんの人生最大の危機が迫る!!(はず)



おねがいマイメロディ「ラッキーになれたらイイナ!」
ネズミ入りのケーキ、と聞いて、誰もがフラット受難へのカウントダウンを始めたに違いないが、またまた意外な捻りが加えられた脚本に裏切られる形となったわけです。余熱はじわっと〜♪
先週、耳の弱点で思わぬ敗北を喫したマイメロは、静かに闘志を燃やし、真菜の特訓メニューを黙々とこなす日々。といいつつ、途中で挫折してたりしたわりに、あっさりその成果で弱点克服しちゃうところが主役キャラの特権といおうか、天才肌のマイメロさんらしい。クロミのふいうちも、鍛えたんです、のマイメロさんには全く役立たず。唯一の弱点もチャラになって、文字通り天下無双の主役キャラになりました。とっさの事態にも慌てず騒がず、わざわざ王様のカードを選んでパシリにしちゃったりする姿が神々しい。一方のクロミさんは、ちっとも弱点克服できてないんだろうなあ。ついでに言うと、クロミさんの本日のアンラッキーは、マイメロさんのせいじゃなくて自業自得だと思うんですけどね。
占い少女をめぐって、いつものごとく大混乱の学園。気の毒なふんどし少年とか、太るかどうかより一気にポテチ五袋食えることがすごいよの美紀とか、色々ピックアップしたいクラスメートたち満載でしたが(白山はもういいとして)、今回特筆すべきは、歌と美紀を助けるために、屈辱のロリ衣装で柊に勝負を挑んだ真菜でしょうね。感動的なくらいカッコよかったですよ、真菜さん。間違いなく、貴方はこの番組随一の漢だ。



ぱにぽにだっしゅ!「芸が身の仇」
久しぶりにベッキーの「先生だぞぉ」が聞けてウレシイ。今回は黒板のネタが多すぎて話に集中できなかったせいか、エンドルフィンとか、メソウサが電源入れてなかった(&芹沢茜渾身の一撃)とかいう、妙にベタなノリが新鮮な回でした。