ボーボボ終了。

続き物なのに毎週見てなくても話が分かる。いや分からなかったらそれはそれで面白い、という気持ちの余裕をくれる作品でした。見てても面白いけど、これがあるというだけで不思議な安心感があった。というか、こういう作品が放送されていること自体、この国の精神の健全さの証明でもあったような気がします。
だめだよ、今この時期にこれを終わらせちゃったら。



10月29日分。


銀盤カレイドスコープ「驚愕のフリープログラム」
話の展開的に、やっとエンジンがかかってきた感じ。響子の心理を読んでアドバイスするピートと、ピートに乗せられてどんどん調子を上げていくタズサ。ようやく彼女がのびのびと滑走する姿を、気持ちよく見ることができました。ふたりはいいコンビになりそうだし、タズサもやっとピートのことに興味を持ち始めたようです。
唯一引っかかったのは、相変わらず馬鹿な記者しかいないってことですかね。いくら何でも、無知で無礼な人材ばかりそろえすぎでしょう。



蟲師「瞼の光」
引き続き、クオリティの高い画面と絶妙な間の取り方で楽しませてくれます。特に今回は派手な場面がある分、アニメならではの動きの迫力が存分に生かされてました。前半の暗闇に閉ざされた世界と後半の光に満ち溢れた光景は、原作を読んでいたときには気づかなかったけど、鮮やかな対照を成している。こうやって映像にすることで、新たな発見があったりするんですねぇ。



10月30日分。


金色のガッシュベル!!「ブザライ猛攻 ディオガ対バオウ 逆転への連鎖」
ここら辺はキャンチョメのひとり舞台なんで、見ててただただ幸せ。キャンチョメとフォルゴレの絆。キャンチョメ分身たちの息の合ったコンビネーション。そしてバオウ・ザケルガへの連携。原作でも大いに盛り上がった最後の決め技をめぐっての攻防は、もともと安心して見ていられる勢いがあるんですが、アニメ版の作画も演出もそれを損なうことのない熱いものでした。特に、溜めに溜めた末のバオウは、技を放った瞬間からブザライを飲み込むまで、途切れることのない迫力を見せてくれました。それだけ盛り上げた後、思いっきり空気が違うキースとの場面という、ガッシュならではの醍醐味も見られたりするオイシイ展開。しかもアニメでは、文字通りキースの膝を笑わせてるし。ティオ、ウマゴン側に場面が移行する前のガッシュ、清麿、フォルゴレのやり取りは、オリジナルだけどいい感じに笑わせてくれました。ああ、面白かったなぁ。
自分的には大満足なキャンチョメ三部作の締めくくりでした。



おねがいマイメロディ「NO!といえたらイイナ!」
クロミの弱点は尻尾を踏まれることで、マイメロの弱点は耳を伸ばされること。ふたりの弱点が一気に明らかになりました。特に、耳を伸ばされるとしおしおのパーになってるマイメロさんは見ものだったんで、思わずやってみたくなるのは私だけでしょうかね?
しかし、日ごろこのふたりにいいように扱われている男性陣は、そんなこと思いもしないらしい。フラットは、いきなりカジュアルにマイメロさんにデートに誘われて舞い上がってたら、デートとは名ばかりの同伴飛行(まさに魔性の女)。それでもマイメロさんのために、志願してメロディマークを貼られる姿がけなげです。マイメロさんはこれで、ユビキタスなメロディマーク貼付先を確保したわけです。一方のバクもいつものごとく献身的にクロミさんに尽くしてる上、マイメロの耳を伸ばすときにもいちいち謝っている律儀さ。たこ焼きの食べ方も知らんくせに偉そうにしている柊に見習わせたいものです。
今回の悪夢魔法は、色々鬱憤をためた現代日本人に発散の機会を与えたということで、その功績は十分黒音符に値したのではないでしょうか?オチは完全に蛇足でしたけど。



ぱにぽにだっしゅ!「果報は寝て待て」
メソウサ不幸の集大成。そろそろこのノリに麻痺し始めたのか、今回も面白かったけど「普通にぱにぽに」という印象。地上で殺伐とした人間関係が繰り広げられてる一方、宇宙船内のアットホームさは、既にホームドラマの域に達してますね。あのモノクロ演出は、シンシティなんだろうか?そして、さすがにハートマンは引っ張りすぎ。