無題

10月15日分。


銀盤カレイドスコープ「キーワードはトマト」
融通の利かないタズサの性格は好き。とはいえ、彼女が原因で日本人枠が減ったんなら、たとえメディアのアプローチが悪意に満ちたものであっても、もうちょっと殊勝な態度を見せるべきだと思うけどなぁ。



10月16日分。


金色のガッシュベル!!「キース・ブザライ 死の交響曲 さらばキャンチョメ」
これだけ大事な話(私にとって)なのに、作画の乱れが非常に惜しい。キャンチョメをここまで崩すのって、実は結構難しいぞ。演出も、キャンチョメが空を見上げて決意を固めるシーンのような静かな描写は良かったりするんだけど、バトルシーンが物足りない。全体的に迫力に欠ける画面で、清麿の「ああバカだ」なんかは、もっと勢いのある背景とアングルにして欲しかったです。
脚本は原作にほぼ忠実ながら、キャンチョメの「守るってのは逃げることなんかじゃない」とか、フォルゴレの「キャンチョメに伝えたいことが山ほどあるんだ」など、心情を分かりやすく表現するようなセリフを付け加えられ、それがエピソードの中にしっくり収まってて、原作よりも感動を盛り上げてくれました。やっぱこの話のキャンチョメとフォルゴレはカッコいい。泣けてくるくらいカッコいい。ふたりの回想シーンが、なぜか笑える場面集になってしまってるのなんか気にしない。消えていくキャンチョメのスローで終わったときには、目がうるんでました。なのに、なぜ次回予告がこんなに笑えるんだろう?



おねがいマイメロディ「マドンナになれたらイイナ!」
歌のクラスの人間なんだから当たり前だけど、今までゲストとしてスポットが当たってきたキャラたちのインタラクションって感慨深いものがありますね。マイメロの一挙手一投足に熱い視線を注ぐ白山がもの凄くイヤ(役に立ってたけど)。そしてまさか、あのカメラ少年山本にロマンスが訪れるとは思いもしなかった。いや、思いもしなかったと言えば、女子全員の男子化というのが一番意外な展開。逆パターンは初期にやったけど、これはなかなか珍しい。男の子になってパッションにさらに磨きがかかった美紀のポエムは、鬱陶しさも天井知らず。さすがのマドンナすらたじろがせる勢いが頼もしゅうございました。
一方、回想シーンではマイメロママのクールビューティが炸裂。マイメロさんのキャラクターを形作った数々の含蓄ある言葉には、戦慄を禁じえません。このお母様がなぜあのお父様をお選びになったのか、一度じっくり聞いてみたいものです(マイメロさん誕生秘話とかで)。フラットが「遊ぶだけならいいけど本気になっちゃだめ」男扱いされたのは、将来性とか安定性とかが決定的に欠けているからなんでしょうかね。なんとなく分かるような気はするけど、それを本人の前であっさり言っちゃうのかよマイメロさん。所詮、捨て駒のつもりだったのか。このネズ公が今までどれだけマイメロさんにこき使われてきたことか。メロディタクトに操られたフラットくんがあんなあられもないキャラになっちゃったのは、絶対、抑圧されていた何かが一気に噴出したからだと思います。せっかく先週習得した「もっと」の出る幕すらなかったのがちょっと残念。
EDはちょっと哀愁をふりかけた前EDの方がマイメロさんらしかったような気がする。クロミ様コンビの扱いは良くなったものの、前バージョンのさりげない演出の方が好きだったりします。



ぱにぽにだっしゅ!「微かなるより顕かなるはなし」
一条さんと宇宙船艦長の心の触れ合いを繊細に描いた、サスペンスアクションRPGロマンSFラブストーリー作品。ゲーム画面から終盤のカーチェイスまで気合の入った画面作りで、何気に超傑作。ぱにぽにアニメ至上最高のネタとドラマの融合。艦長、クルーに愛されてますねぇ。Bボタンを連打したら何が起こるんだろう?