アンパイヤ、ヴァンパイヤ、インスパイヤ。

そんな三大噺が出来そうな気がする今日この頃。はてなのキーワードは相変わらず仕事が早い。


今さらですが、光希桃さんのところで恒例の第6.5回感想率調査が発表されたようです。いつもながら、光希桃さん、ありがとうざいました。お疲れ様でした。
ちなみに私の評価は毎回相対評価であって、一番面白いと思った作品を基準としてその他を評価しています。で、今回は駄作とした作品はないのですが、一番面白いと思ったエルフェンリートフタコイオルタナティブが「おもろ」どまりだったので、その他の作品はすべて「ふつう」評価になってしまいました。「おもろ」の2作品に関しては、「名作」に入れるには今ひとつ、最後の一押しが足りなかった。この中で、他シーズンにやってたらもっと評価が高かっただろうという作品もあるんですけどね。
というわけで、不本意ながら自分にしては厳しめの評価になりましたが、どれも楽しく見ていたことは確かです。じゃなかったらすぐに切ってるし。




金色のガッシュベル!!「唸れプライド バリーVSテッド 消えるのはどっち?」
作画も演出も素晴らしい出来でございました。特にテッド対バリーの戦闘シーンは、スピードもアングルもタイミングの取り方もパーフェクトといっていいくらいで、完全に引き込まれてしまいました。いつもこれくらいの戦闘シーンを見せてくれれば、言うことないんですけど。
そして、どうなることかと思われた脚本も、細かい部分を上手く誤魔化して、現在の原作の流れに違和感なく収まっていて一安心。まさかこのふたりの戦いが、くだらない口げんかから始まるとは思ってもみなかった。バリーもやっぱ「子供」なんですね。というか、テッドの思いの強さに押されてるバリーは、ガッシュとの戦いから全然成長してないし。テッドは、ここまで強いという印象がなかったので、バリーと互角に戦っている姿にちょっと違和感があったかもしれない。



おねがいマイメロディ「ナイスバディになれたらイイナ!」
加納さんのことを慰めながら、いざパーツを取り替えられると文句言いまくりの歌がちょっとコワい、久しぶりに初期の頃を思い出させる黒い内容でした。歌ちゃんだけじゃない、結果的にみんなして加納さんのパーツについて散々なこと言ってましたよね。結局、そんな自分を好きでいてくれる人がいる、ということで加納さんが救われてよかったけど。
マイメロクロミも今回はあまり目立った活躍がなくて、ちょっと不満が残る終わり方。クロミさんのお蝶夫人は良かったですけど。



9月8日分。


ぺとぺとさん「一日署長」
あの親にしてこの子ありという感じで、ぺと子さんちは親子三人そろって完膚なきまでに天然ボケであることが判明しました。癒し系親子だなぁ。


バジリスク「鬼哭愁々」
天膳も伊達に長生きしてるわけじゃないらしい。陽炎のあのいたぶり方は、そうそう思いつくもんじゃない。
死産の子であったはずの天膳。確かに、望んだわけでもないのに200年も生き続けなきゃいけないってのは地獄かもしれない。乱れた世の中でしか生きているという実感が得られない、世を乱さずにいられないという天膳の気持ちも少しだけ理解できて、彼の哀れさが垣間見えました。
とはいえ、考えることは相変わらず、陽炎とヤって朧とヤって、という本能レベルなのがやっぱり笑わせてくれましたが。



9月10日分。


ビューティフルジョー「大勝利!ゲドー壊滅の巻」
最初から最後まで妙にチャールズがカッコよかったですねえ。
なるほど、スプロケットもこちら側の世界の人間だったわけですね。シルヴィアが幼い頃に見た後姿は、スプロケットの姿だったと。随分と前の伏線で、すっかり忘れてました。ブルーが敗北するというラストを選んだのはスプロケットだった。てっきりブルーが選んだ道だと思ったのですが、でも結局ブルーもそのヒットをきっかけとしておかしくなっていったわけだから、やっぱすべてはスプロケットのせい?
ジョーたちの絆の強さを見せつけて、ブラック大帝を倒して大団円、となるはずが、まだまだ続く模様。というか、ブラック大帝の正体が曖昧なままだったのですが、あれはジョーのパパの暗黒部分とかなんでしょうか?そして今回すっかりスルーされてたアラストルは、ラストまでにちゃんと思い出してもらえるのか?



撲殺天使ドクロちゃんザクロちゃんだよ!ドクロちゃん!」「さようならだよ!ドクロちゃん!」
新キャラのザクロちゃんは、お姉ちゃんと対照的な静かなる不気味さで面白いキャラでした。ふたりのバトル・シーンもなかなか見せてくれましたし。
そして後半なわけですが、何このいい話?サクラ君のモノローグとか、お前それでいいのか?という悲惨な内容なんだけど、思わずちょっと感動してしまっている自分がいて、いい加減雰囲気に流されるのはやめよう、と反省しました。
ラストとしては、なかなか良い出来だったんじゃないかな。