最近の懐かしアニメDVDラッシュは何なんですか?

CMやるたびに感慨に浸ってしまって、本編に集中できないじゃないですか。



7月31日分。


ぱにぽにだっしゅ!「用に叶えば宝なり」
前回に引き続きテンポよく手際よくネタを配置するようになって、すっかりアニメ版のリズムを確立したようです。つか、L字で被害を被っている作品もあるのに、自らL字をやろうってところがふざけてます。ぽっと出ながらも存在感を見せ、くるみちゃんとメソウサの羨望を集めたサンショウウオさんがマジで完食されてしまい、世の無常を感じたところで終わるのかと思ったら、またわけの分からんオチを・・・



8月1日分。


奥様は魔法少女「大人ならOKよ、ということ」
同級生たちは、なんだかんだいって異質なクルージェが気になるんですよね。今までクルージェにいじわるしてきた子も、実はクルージェに好意を持っている様子があからさまになってきました。こういった周りの状況に目を向けることができれば、彼女が変わるきっかけになるだろうに、相変わらず彼女が見ているのは大人の世界の方。大人の姿で巽に急接近し、ちょっと背伸びした恋の気分を味わいます。
一方巽は、浅羽に出された課題に四苦八苦。とりあえずこれでいいか、という気持ちで切り抜けようとした巽を、浅羽はちゃんと見抜いていてダメだし。嬉子にヒントをもらって松下村塾を訪ねた巽は、その場所の空気を感じ取り、資料では見えなかった吉田松陰という人物の姿をとらえることができた。浅羽の課題をクリアすることはできなかったけど、ただ機械的に仕事をこなすのではなく、「自分だからこそ果たせる役割」を意識した仕事への取り組み方を知り、それを教えてくれた浅羽の姿に松蔭を重ねた巽。確かに、浅羽はまるで巽を育てようとしているみたいですね。
というか、ワンダーランドは山口?長州派の私は、今回の背景だけでも楽しめました。



創聖のアクエリオン「魂のコスプレイヤー
すごいねアクエリオンは。臨死体験したら彼岸に見えそうなアニメNo.1かもしれない。
そして、とうとう恐れていたOPチェンジ。いつ来るかと思っていたけど、こんな中途半端なとこで来るってのは、今回のベクトル・エピソードはそんなに重要なんだろうか?新OPもノリはいいけど、やっぱ一万年と二千年の神がかりぶりが凄すぎましたね。
相変わらず犬猿の仲のアポロ、シルヴィア、シリウス。相手の身になってみろ、という司令の言葉を受けて、律儀なジュンくんは早速形から入ることにして、身も心もつぐみになりきります。もちろん彼は生粋のヲタらしいので、みなさんにも衣装提供。協力はディーバのレイヤー仲間(ディーバは一体どんな人材を集めてるんですか?)。まったく乗り気でないみなさんですが、自分が嫌いな相手や苦手な相手こそ自分が一番知りたくない自身の姿であり、お互いに通じる部分があってのこと、とすっかり不動司令になりきっちゃって告げるソフィア。お調子者のピエールはその言葉に乗せられ、まずはクロエに変身し、ピエールに声をかけられてまんざらでもなかった彼女の深層心理を暴く。姉のことは何でも知ってると思っていた双子の弟クルトは大ショック(しかし、クルトくんって影薄いねえ)。シルヴィア、麗花、アポロのコスプレと、次々に制覇していくピエールの姿に、麗花もシルヴィアになりきって過剰なくらいのブリッコ演技を始める(麗花さん、もしかしてシルヴィアのこと嫌い?)。シルヴィアは麗花に、アポロはシリウスになりきるが、麗花さんには敵わない。どさくさにまぎれてシリウス本人に手を出したり、シリウス風アポロを胸の谷間に埋め込んだりと、こんなに生き生きした麗花さんを見るのは初めてです。クロエもピエールになりきり、ついにシリウスもプライドを捨て、野卑なアポロを熱演。もう何がなんだか分かりません(ところで、つぐみさんはどなたのコスプレ?単に趣味のセクシー衣装のような気が・・・)。
しかし、みなさんを見守っていたリーナが薄笑みを浮かべ立ち上がり、パラソルを一振り。すると、ああら不思議。そこには、ゴスロリ少女な不動司令がっ☆
「蛙の子は蛙!蛙になろうとする蛙はいない!!」
司令司令。内面までもなりきって他人の目をあざむくくらいでなければ他人になりきったことにはならない、ということを身をもって教えるためとはいえ、こんな姿したキモいおっさんが何を言っても説得力が雲散霧消ですってば。
アポロの仮面を被りきれなかったマヤシリウスは、森へ向かいアポロの生活を体験しようとする。一方、麗花はシルヴィアになりきってシルヴィアの思い出を体験し、シルヴィアも麗花の気持ちを理解し(つか、その過程はいつぞやのエピソードでクリアしたはずでは?)、そして、アポロもシリウスの部屋でシリウスの思い出を視る。ベクターをコピーした敵の襲来で出動する頃には、アポロ、シルヴィア、シリウスともに自分の役になりきっていたが、アポロがヘッドになって「美しき形」を描こうとしても、合体はうまくいかない。そこで司令が言う。
「蛙の子は蛙。鷹の子は鷹。狼の子は狼」
相手になりきっても自分は自分。自分自身を取り戻した三人の合体は、巨大なソーラーアクエリオンを誕生させる。
司令はもう一度、一話で示した三本の矢を取り出しなぞらえる。同じ向きにそろった三本の矢は強い力で折れるはずだったが、違う方向を向きつつもお互いが結びついた形の三本の矢は3つのベクトルとなり、次元を超えた大いなる立方体を生み出す。つまり、互いを理解し認め合いつつも各々が自分の力を発揮することこそが、ベクターマシンがアクエリオンとなって真価を発揮するために、真に必要な形であったのだ。超3D無限拳!!3Dアクエリオンが、単なる模倣者であった敵を粉砕した。
三本の矢を結びつけたのはいかなる力だったのか?今回はいつものEDはなく、蛙、鷹、狼のイメージと立方体。そして、麗花の「よかった・・・みんな、生きてる」というつぶやき。
つまり、前回のエピソードにもつながる「ともにこの星を形作る生命である」ということこそが、全く違う3つの要素を結びつけた絆ということでしょうかね?司令の沈黙から察するに、もう少し別の、前世レベルのつながりでしょうか?(ちなみに、狼=アポロ、鷹=シリウスとすると、蛙はシルヴィアちゃんということになっちゃって、ちと気の毒)。
とにかく、力技で煙に巻く、アクエリオンが十八番とする後半の展開も素晴らしかったけど、前半のキャラ交換のくだらなさには心底感心しました。こんなバカげたエピソードが成り立つのも、キャラの立ち方がすさまじいアクエリオンならではですね。
来週の予告なんて、ますます何をしたいのやら。