感想長すぎだと自覚してます。

7月10日分。


ぱにぽにだっしゅ!「紅は園生に生えても隠れなし」
サブタイ書くのが面倒になってきた。とりあえず、メソウサが生きてたぞと。
60−70年代洋画風のOPはオリジナリティはありませんが、個人的には好きです。一話に比べてテンポがよくなってスムースになった分、怒涛の勢いで場面が移行していくので、他クラスキャラの出し方なんかは特に、唐突で不親切な印象を与えるかもしれない。でも、ベッキーがますますかわいいので、自分的には問題なし。



7月11日分。


奥様は魔法少女「シチューはOKよ、ということ」
あれま。突然面白くなってきた。
これはつまり、巽が挫折から社会人として一人前になっていく話。人を見下しているクルージェが「指輪」にふさわしい存在になるまで、精神的に成長していくお話。それを促すのが嬉子なわけだけど、彼女も一歩踏み出すことを恐れているようにも見える。だから、嬉子が夫と心を通い合わせて、本当の意味でこの世界に溶け込んでいくための物語でもある。別々のゴールを目指す3人は、どんな風にかかわっていくことになるのか。道筋が見えきたことで、この話が俄然楽しみになってきました。
細かいギャグもうまくハマってます。巽の後ろで繰り広げられる魔法合戦が、古典的ながらも自分のツボにかなりヒット。巽のためにわざと冷たく振舞うゆう子をはじめ、嬉子の友達とか、クルージェにつきまとう三人組とか、脇キャラにちゃんと存在感があるのもマル。



創聖のアクエリオン「初恋のアクエリオン
先週の盛り上がりにもかかわらず、アポロとシルヴィアは、何事もなかったかのように普通に接してます。そんなことだと思った。
妹からの手紙で兄の結婚を知ってから、ピエールがおかしい。アクエリオンでは絶好調の戦いぶりを見せながら、その後落ち込みまくる。シャワーを浴びてても考えることは、「してぇ」。授業中も「やりてぇ」しか頭になく、女の子を見ると落ち着かなくなる。ソフィア先生の質問にも、「したいです!」で、王族兄妹ににらまれる。かと思えば上の空。そして、シミュレーション中に、とうとうその症状が危険値に達し、ソフィアの診断で合体依存症だと判明する。合体って中毒性があったのか・・・(というか、そんなに気持ちいいモンなのか・・・)。後一回合体したら、彼の精神は瓦解する。
そんなとき、ピエールの故郷に神話獣が出現。アポロ、シルヴィア、ジュンが出動するが、二体の神話獣は相互の間を弱点が移動する厄介な敵で、搭乗員は長引く戦いにエレメントを使い果たしていく。シルヴィア→つぐみ→麗花、ジュン→クロエと次々に交代。その間、閉じ込められたピエールは半狂乱で叫んでいるという深刻な状況。そこに、司令が現れた。
人という字は、人と人とが支えあっている姿ではない、と言って、紙に書かれた「人」という字を半分に引き裂く。こうなったら倒れるだけだ。しかし、人は倒れそうになった時、支えあう前になすべきことがある、と。
一方、アクエリオンでは、麗花の代わりにシリウスが搭乗し、最後の合体を決意した悲壮な覚悟のピエールが現れ、クロエと交代した。そして、合体したアクエリオンマーズを率いるピエールの情熱にアポロとシリウスも引っ張られる。勢いで宇宙まで駆けていったマーズは(どこを走ってるのかなんて、聞いちゃいけません。アクエリオンですから)、神話獣を宇宙の果てまでドリブル&シュート。そこで意識を失ったピエールは、夢の中で、兄嫁となった初恋の人、エスペランサが遠ざかっていく背中に必死で手を伸ばす。コントロール不能に陥ったアクエリオンに下された合体解除の命令。しかし、ピエールの情熱の炎に感銘を受けたアポロとシリウスまでもが、合体解除を拒否し、ピエールが自分で立ち上がるのを待ち続ける。合体指数が高すぎて、ジェロームの強制解除も効かないらしい(友情の強さ・・・ですよね。そういうことにしとこう。)。彼らの姿を前にして司令が言う。
倒れそうになったときは、人に支えてもらうのではなく、倒れきることが必要なのだ。倒れきらなければ立ち上がれない。そうして、立ち上がった姿こそ、しっかり大地を踏みしめた、「人」という字。「人」が手を広げて「大」。
子供たちよ。「大」いなる「人」となれ。それこそが、「大人」だ!!
座布団座布団。山田くーん。
自分はずっと依存してきたのだろうか?初恋の人を忘れるために女の子たちに次々に声をかけ、嫁いでいく彼女の姿を振り払うために、合体にすがっていたのだろうか?そのことに気づいた、「倒れきった」ピエールが立ち上がる。前よりもしっかりと。そこへタイミングよく現れた神話獣を「失恋速攻!!」で打ち倒し、その余波は教会の鐘を鳴らす。勝利を祝し、エスペランサへの心からの祝福を込めた鐘の音は、彼女を微笑ませた。もっとも、太陽の翼の成長を待っているモロハも嬉しそうだったりしますが。
これで依存症患者はいなくなったと思ったら、ジュンの手元が落ち着かなく動いていた・・・・・・という、久々のホラーオチ。
大喜利じみてましたが、なかなか納得できる理屈でしたよ。指令にしては、珍しく巧かった。依存しながらやっとこさ「人」という1字を作るんじゃない。相手に依存せずにしっかり立っている「人」ふたりの姿こそが、「大人」。単なるコイバナをやるのかと思いきや、意外ときっちり人生論に落としてしまうところがアクエリオンの面白さだなぁ。
ちなみに先週のは新EDではなく、特別版だったらしい。今回はいつものEDに戻ってます。そして次の主役なのか(?)、予告はリーナさんがしゃべってます(その背後でジュンの「合体させてくれぇぇ!!」の叫びがいつまでも響いていたのでした・・・・・・



GUN×SWORD「ファニー・ストリーム」
冒頭に状況説明が入りました。
相変わらず会話にキレがなく、強烈なヒキもなく、過去話の伏線もこれみよがしだけど、ごくオーソドックスなロードムービーとして、気楽に見られる類のものかもしれない。前枠に強烈なのがあるから、このくらいの軽さがちょうどいいでしょう。どうせヴァンの過去話が入ってきたら深刻な方向に行くんだろうから、それまではぼーっと見てることにします。
でも、いかにもな感じの分かりやすい悪役を倒していってるのに、あまり爽快感が得られないのはなぜだろう?