かみちゅ!見逃しちまった悲しみに・・・。

私向きかどうかはちょっと微妙だけど、あちこちで大絶賛されてるのでちょっと悔しい。超絶忙しくてアニメ新番チェックを完全に忘れておりました。
一応今んとこ楽しみにしてるのがぱにぽにだっしゅ!ぺとぺとさん。気になるのがGUN×SWORDタイドライン・ブルー奥様は魔法少女ってとこかな。



6月30日分。


フタコイ オルタナティブ【最終回】「3人でいたい」
恋太郎の人間超えてるアクションは見てる分には面白かったけど、ニコタマにおける戦いの方が恋太郎の成長ゆえの勝利という点で意味があったんで、これは余興みたいなものでしょう。ニコタマの人々もいつの間にか勝利したようで、とにかく色々あるけど、自分は自分だ、という終わり方。メチャクチャな風呂敷を広げた後でのこのシメ方は逃げの印象を残しちゃうんで、使わない方がよかったんじゃないかな。どんな文章も、「それにつけても金の欲しさよ」でオチが付くのと同じノリになっちゃう。
イメージの中で、いつも目を逸らしてしまっていた父と対等に目線を合わせて、握手をする恋太郎。結局これは、恋太郎が沙羅と双樹に出会って、とっかかりをつかんで、最後に父へのコンプレックスを振り払えるまでの話だったような気がします。それから先はどうなるのか、探偵を続けていくのか、ずっと三人で暮らしていくのかは、また別の物語なのでしょう。そうやって振り返ると、勢いがあって面白かった前回も、余計な寄り道だったのかもしれない。イカファイヤーに勝利した後、すぐに沙羅を取り戻す最終回につなげた方が、すっきりした構成だったんじゃないかな。
まあそれはそれとして、途中から見てもしっかり楽しめる作品だったし、映像は出色でした。ギャグもシリアスも色々な要素を詰め込んでいながら、それが奇をてらうためではなく楽しんで作った結果だったように感じられて、そのノリにすっかり気持ちよく乗せられてしまいました。
これはぜひとも最初から見なくては。



バジリスク追想幻燈」
甲賀伊賀双方ともに、この戦いの中で何かを失ってしまった。左衛門、蛍火、小四郎、朱絹。それぞれの心情を丁寧に描いていて、静かな展開ながら、かなり見ごたえのあるエピソードでした。朱絹は小四郎が好きなんだろうか?そして、小四郎は朧が好きだったのかな?
やっぱり左衛門と蛍火は相まみえることになるんですね。夜叉丸との幸せだった日々を思い出し、憎しみだけを頼りに立ち上がる蛍火。一方、一途に夜叉丸を想っていた蛍火を思い出し、彼女を追うのを躊躇った左衛門。彼が蓑念鬼に化けて蛍火に近づいたときすぐに彼女を殺してしまわなかったのは、伊賀側の動向を探るためもあるんだろうけど、それだけじゃなく、蛍火の哀しい姿に少しでも心を動かされたからだと信じたい。弦之介が言うとおり、彼らの上に降る雨に違いはないのだから。
陣五郎は何を言いたかったんだろう?朧はお幻の娘じゃないんだろうか?