コンスタンティン

「キアヌ総受けモテモテ、全米が泣き笑い」と評して二回もリピートした相方に連れられて、コンスタンティンを観にいってきました。
さすがコミック原作だけあって、とても愉快なB級宗教戦争映画でございました。とにかく、天使も悪魔もいい加減な奴ら。人間が一番マジメですよ。「ロンギヌスの槍」って「運命の槍」とも言うんですね。知りませんでした。
見所は、キアヌ扮するコンスタンティンの扱う武器が、役に立つんだか立たないんだかよく分からない、ヘボンなガジェットだったことでしょうか。これにはもう、ドキドキワクワク。クロス付きのナックルなんか、この夏のタウン・ファッション先取りなオシャレ感がありました。
ただし、字幕がセンスがなさすぎだったのが残念。ここはもっと笑えること言ってるのに、という場面が度々ありました。それと、ヒロインの扱いには、まったく力が入ってません。ピアスのひとつもしてないから、顔周りが地味すぎて、目立たないこと甚だしい。着替えすらしないし。まあ、キアヌが目立てばいいんだろうけど。
監督のインタビューを見る限りでは、フィルム・ノワールのテイストを取り入れていたようだけど、あまりそういった印象は受けなかったです。



ウルトラマンネクサス「幽声-コーリング-」
両親をビーストに奪われた兄妹が再び登場。兄妹の記憶消去が、瑞生の初仕事だったらしい。そして、溝呂木もすべての記憶を失いながら生きていた。妹の理子と溝呂木という、記憶を失ったふたりが森の中で出会い、ひととき行動をともにする。今まで登場したキャラクターたちの人生が交差してます。相変わらずTLT隊員たちはまったく目立ってませんけど。
理子はダークフィールドGが見えているようでした。これは、一度ビーストに取り込まれたからでしょうか?彼女は事態を打開するための何らかの鍵となるのか?



ビューティフルジョー「ワイルド・ワイルド・キック!の巻」
今日はサッカー映画。タイトルがワイルド・ワイルド・ウェストのもじりだというのは分かりますが、内容が何のパロディなのか分かりません。がんばれベアーズとか?
敵は、フィールドに溶け込むために絵の具でカラリングしたり、子供たちにボールを蹴らせて分身代わりにしたりと、とってもローテクな戦術を使う怪人。彼の、感動的なバッドエンドをプロデュースしようという志はなかなかに新しかったのですが、そういうひねりが入った映画はこの世界に必要ありませんので、あえなく敗退。



4月29日分。


ケロロ軍曹「夏美&小雪 テニスのプリンセスであります」「ケロロ 侵略日和のさつき晴れであります」
テニスのプリンセスとはいえ、内容はエースをねらえ!。軍曹はもちろんお蝶夫人、もといおケロ夫人です。劇的な止め絵、音効も某アニメをほうふつとさせます。久しぶりにパロディをやる気満々。
巨人の星モドキのドラマに触発された小雪が、夏美とのさらなる友情を醸成するために、夏美にテニス勝負を挑む。小雪さんのやる気は、なぜいつもこう一般常識からズレてしまうのか?でもまあ、試合を通してふたりの気持ちが通じ合ってしまったので、方向性は意外に正しかったらしい。小雪の超人ボールを次々に打ち返している夏美は、相変わらずすごい運動能力でした。
Bパートは、ツバメ型侵略宇宙人の話。いつの間にかペコポン人を利用していただけでなく、ペコポン人の体調を整えるというメリットももたらした、見事な無血侵略。一年かけて、まだ侵略のしの字にすらも行き着いていないケロロ小隊のダメさが際立ったお話でした。流行に乗り遅れまいと必死な軍曹も痛々しくって涙が出ちゃう。