無題。

4月26日分。


攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG「動機ある者たち」
事件の背景を掘り下げるための話なので、特に盛り上がる内容ではなかったです。総理を狙う変なサイボーグにあっさり警備の穴を突かれるわ、タチコマは犯人を取り逃がすわと、9課はいいとこなしでした。
先週トグサが見つけたマークから導かれたのは、『個別の11人』という革命書と、5・15事件。このマークがかかわった複数の事件は、笑い男事件同様、スタンド・アローン・コンプレックスに起因するものなのか?また同じような構造の事件を扱うってことはないだろうから、だとしたら、普通に組織的な犯行なんだろうか?まさかクーデターを狙っているわけでもないだろうし。合田のところがかかわっているようだけど、事態を完全にコントロールしているわけでもなさそうだし。
一方、今回タチコマさんたちの話題をさらってたのは「座禅」。彼らにとっては、キャッシュの消去と並列化の合わせ技みたいなものらしい。身も蓋もないたとえ方ですねぇ。でも、悟りをDLできないか考えるあたり、まだまだ道は遠いよタッチー。



4月27日分。


極上生徒会「素晴らしく冴えたやり方」
そろそろ生徒会の不条理なドタバタにだれてきたところでしたが、いいタイミングで、キャラを立たせるエピソードを入れてきたようです。
会長を崇拝し、りの敵視している香。人形劇部での人形損壊事件を背景にして、香の会長との出会いのエピソードが披露され、彼女がどれほど会長に救われたかが明らかになります。会長を大事にするからこそ、大事な人を悲しませるような卑劣な行為をすることなどできない。独善的な理由で犯行に及んだ人形劇部部長に突きつけられた香の論理は、実にまっすぐで力強い。多分彼女は、そう信じることができる自分がどれだけ強いのか分かっていないのだと思うけど。そして、そうはいってみたものの、実際に会長とりのが仲良くしている姿を見ると、やっぱりどす黒い感情がわき上がってきたりしてるのがご愛嬌。
香という、率直で一本気なキャラのかわいらしさとかけなげさがちゃんと伝わってきました。いい子ですねぇ、ホント。香のキャラをしっかり描いた上で、その香が語る会長の魅力という間接的な形で、今で曖昧だった会長のカリスマ性も同時に表現されていたし。というか、街角でひょいと女の子を拾っちゃったりするあたり、かなり突き抜けた人だということは分かります。こんな感じで、次々にキャラクターの魅力を引き出していって欲しいな。
今回のプッチャンは、香に嫌味を言ったり、かと思えば彼女を冷静に観察してたりして、久しぶりに出番が多かったですね。彼のキャラも、マスコット的存在としてはかなり毒の効いた、独自路線をたどりつつあるようです(もう既にマスコットなのかさえも疑問だけど)。つか、りのと正対して推理を語ってたけど、その間彼はどうやって動いてたんだろう?