アタックNo.1

鮎原こずえってこんな天真爛漫じゃないだろう?とか、いきなり全日本で猪熊?とか、ツッコミの種が尽きません。でも、一話目からこんなに爽快感に欠ける展開でいいんだろうか?
秋山エリサはお兄ちゃん(秋山純)そっくりだ・・・



4月14日分。


ハチミツとクローバー [Chapter.1]
原作未読ですが、原作の雰囲気は伝わってきました。
こういう作品は、誌面で読む分にはいいけれど、映像化されるとその何気なさを装った意味深なセリフのやりとりや間の取り方に、見てて妙な気恥ずかしさを覚えるので、パスすることにいたします。
すごく丁寧に作られた作品だし、この手の内容は嫌いじゃないし、最後のふきの葉っぱのくだりなんかはとっても可愛らしかったんで惜しいけど。



バジリスク「相思相殺」
小説も漫画も未読ですが、一言で言えば、とても贅沢な作品でした。
とにかく呆れるほどよく動く。アクション・シーンだけじゃない、単にカット割りでつなげてOKなシーンでも、ここで回り込みたい、と思ったらそれを実行しているような、リソースの余裕が感じられます。作画にも迫力があるし、シリーズ通してこのクオリティを維持できるのであれば、映像だけでも見る価値はあります。
もちろん、ドラマの内容にも完全に引き込まれました。第一話らしく、基本設定が分かりやすく盛り込まれています。代理戦争をさせる側の非情さを見せつけることによって、これから始まる戦いで使い捨てられていくであろう者たちの憐れさが際立ってきます。特に、一連の戦いの幕を開けるのが、弾正とお幻の頭領ふたりであるというのが絶妙。彼らの人生はそのまま、対立してきたふたつの組織が重ねてきた歴史の愚かさを象徴しており、結末の哀しさもひとしおでした。一方で彼らは、戦いの口火を切ることによって、そうした旧い時代に幕を引き、新たな可能性へとバトンを渡す役目も果たしている。彼らの後を継ぐ者たちは、同じような歴史を繰り返すことになるのか?
一話でこれだけ凄い内容のものを見てしまうと、ついつい期待が高まってしまいます。ぜひ裏切らないようにお願いしたい。というか、終わる前に原作に手を出してしまいそう。