月曜はかなり期待できそうなラインナップでした。

4月5日分。


うえきの法則「植木耕助・正義の法則」
テーマは、ゴミだって役に立つんだ、ということでしょうか?というか、展開早いですねぇ。正義感が強いのにやる気のない主人公ってありですか?突然川から木が生えてきたら、誰かひとりくらい驚きませんか?このヒロインはメガネっ娘に分類するべきなんでしょうか?
展開に強引さが感じられたけど(いきなり神様候補カミングアウトとか)、メインの三人は上手くいじれば面白いキャラになりそうだし、演出が今千秋だったこともあり、もうちょっと見てみようかなという気にはさせられました。
でも、わざわざ森功至を使う意味は分からなかった。



エルフェンリート「邂逅」
これも原作を読みたいと思っていた作品です。楽しみにしてたのにすっかり忘れてた。というか、まさか地上波でやってくれるとは思わなかった。
当たり前ですが、直接的な表現は避けていますね。画面が暗くてよく見えなかったり、アングルを工夫してたりして、いかにあからさまに表現することなく、かつ不自然にならずに処理するかへの挑戦のようです。如月の首が落とされるところなど、にゅうの肩越しのアップで処理することにより、カメラを引いて全景を見せるよりもかえって感情移入しやすい、ショッキングなシーンになっていました(ただし、血の色がかなりビビッドなペンキ色なのが残念)。物語も衝撃の導入部からにゅうとコウタの出会いへとスムーズに進行して、完全に話に引き込まれてしまいました。
アクション・シーンばかりなのかと思ってたら、ひなびた海辺の町のたたずまいも丁寧に描かれており、意外に情緒豊かな画面が美しい。一見かわいい凶悪生物にゅうと、一見のんびりしているけど心の闇を抱えているらしいコウタ、面倒見のよさそうなユカ、人類を滅ぼすというにゅうを抹殺しようとする蔵間、ネジがぶっとんでる坂東と、メインとなるキャラクター数も少なく、人間関係もシンプルで非常に分かりやすい。
期待以上の当たりだったかもしれない。



創聖のアクエリオン「天翅の記憶」
分からない部分だらけではあるものの、基本的な事柄を手際よく説明しているので、フラストレーションはたまりません。11年前の異変と堕天翅族という侵略者によって地球は荒廃している。彼らと戦うために発掘されたのが機械天使アクエリオンであり、それを操ることができるのがエレメント能力者。彼らの三位合体でアクエリオンが発動する(合体すると気持ちいいらしい)。人々は、堕天翅の歌声に導かれて取り込まれていくが、エレメント能力者にはそれは効かないようである。堕天翅族のトップは4つ目のバケモノ女。
一万二千年前の記憶について頻繁に言及されていますが、いわゆるアトランティスとか前世とかの話なんでしょうか?コードネーム「運命の形」だのケルビムだの、ひと昔前に使われそうなキャッチーな言葉がふんだんに盛り込まれてたり、いきなり毛利元就なんかを持ち出してきたり、コメディすれすれの愉快さがあります。あまり深く考えないで見る私でも楽しめそうな敷居の低さが好感触(一方で、気にする人にはそれなりに考察しがいがありそうだし)。動きはCGなので私の好みではないですが、それ以外は初回としては十分に楽しめました。
見せ場でいきなり初対面のふたりを友あつかいしているアポロと戸惑ってるシルヴィア兄妹が笑えます。キャラクター的には、コミック・リリーフになりそうなジェロームに期待。