テニスの王子様最終回

相方が、最終回くらいしっかり見ないか?と言うので、今まで2、3回しか見たことのなかったテニプリ最終回を一緒に観ました。
何とっ!?砂嵐がっ!!ハリケーンがっ!!隕石群がっ!!小宇宙がっ!!ボール、ボールはどこだぁぁぁぁーーーーっっっ!!!
ボーボボのビューティがいつもどれほどの体力を使っているのか、よおく分かりました。
これ、毎回見てたらかなりのダイエットになったに違いない、と今さらながらふたりで悔やんだりしてました。



3月31日分。


舞-HiMEshining☆days」【最終回】
自由になった真白は、力を失ったヒメたちのところへ現れ、彼女たちの大切な人たちを返していく。遥さんたら、とっても華麗にご帰還を果たしてました。舞衣を守るため、黎人の前に立ちはだかる祐一。黎人に操られ、泣きながら舞衣に向かってくる命。祐一を失うことで、今まで無意識のうちに避けていた「好き」という感情の力に正面から向き合った彼女は、今度は自分にたくさんの「好き」をくれた命のために、そのパワーを全開にする。舞衣によって黒曜の君の呪縛から解き放たれた命が黎人を倒し、黎人に取りついていた黒曜の君が離れていく。そこにヒメたち集合。大事な人たちを取り戻したヒメ戦隊に怖いものなど何もない。舞衣とともに黒曜の君をあっさり粉砕。舞衣の前からカグツチは消えていき、それぞれの平和な日常が始まる。
学園は完全に以前の活気を取り戻している。二三が理事長となり、あかねは和也と超ラブラブ。雪之は遥の後を継いで執行部長に就任。紫子ご懐妊でシスターの任を引き継いだのは深優と奈緒という、神様が気の毒になってくるメンツです。アリッサも相変わらずかわいげないです。学生生活うっちゃってたなつきには補習が待っているようですが、同時に静留との蜜月も待ち受けているのでしょうか?剣道少年の想いは届くのか?舞衣もやっと祐一といい雰囲気になれると思ったら、命と黎人の人外兄妹プラス試帆に邪魔されて前途多難。命はブラ装着で大人への階段を一歩上ったのでした。なつき提供ブラということは、高級下着なんでしょうね。巧海は手術も成功し、これまた晶とかわいらしいカップルになってるようです。碧は教授とともにレイダース。真白と凪は地下に帰った?
そして舞衣は、今まで一番やりたかったこと、カラオケで熱唱という念願をついに果たすことができたのでした。もう我慢することもないし、一歩引いていることもない。これからはわがままに、大切な人に目いっぱい甘えて生きていきましょう。


私は大好きです、こういう終わり方。真白の最後のパワーはなんだったのかとか、凪って結局何者なのかとか、そもそもヒメ星だの黒曜の君って一体なんだったのかとか疑問が山積で、一足飛びに結論だけ見せたような感はありますが、一方で、誰も死ぬことなく、最後に黒曜の君という「純粋な悪意の悪役」を仕立ててくれたため、ヒメたちが何の逡巡もなく力を合わせて敵を葬る、後味すっきりの勧善懲悪ドラマになってました。むしろこの終わり方こそが、この作品が本来目指していた姿そのものなのであって、途中の絶望的な状況の方が蛇足だったんじゃないかとさえ思えます。大好きな人への想いをパワーにして生きていくヒメたち。彼女たちの「好き」は最強なんですよ。
全体を通してみると、軽いタッチとヘビーな展開を行ったりきたりで、そのどちらにも水を差すようなバランスの悪さがあったと思います。いっそのこと、ストレートに学園ラブコメ勧善懲悪アクションものとしてすっきりまとめて欲しかった。ただ、これだけの人数のキャラクターのローテーションに無理がなかったこと、比較的全員に見せ場を与えられたことは素晴らしいと思います(その分、主役である舞衣の印象が薄くなってましたが)。戦闘場面の演出クオリティはさすがというべきで、最後にヒメたちが力を合わせて戦う姿にはやはりワクワクさせられました。もっとこういう陽性の戦闘が見たかった。
消えていくカグツチはかわいかったなあ。第一話のデュランとなつきの姿からチャイルドのキャラクターに期待してたんで、それぞれのチャイルドの特性、そして彼らのヒメとの関係にもスポットが当たるエピソードも欲しかった。
そんな風に、面白くなる要素が活かしきれていなかったのが残念ですが、初回でハマれなかった割に途中楽しめたし、最終回は幸せな気分にさせてくれたので、オールOK。