無題。

金色のガッシュベル!!「もげよフォルゴレ!愛と悲しみのバグバイプ」
自分の行動が原因でマジロウが消えてしまったことにショックを受けるニコラウス。そこでフォルゴレとキャンチョメが、彼を立ち直らせてみせると名乗り出る。ニコラウスをイタリアへ連れて行ったキャンフォル・コンビですが、彼らの努力はことごとく報われない。ついに悲しみの音色を閉じこめようとした計画が裏目に出て、バグパイプの悲しみの音色が町中を覆ってしまう。
「やっちゃったよキャンチョメ」「どうしよう」ってあんたらさぁ・・・。というか、恐るべきニコラウスのバグバイプ。これだけで、十分魔物と戦える能力なんじゃ?
フォルゴレは、ライヴを開いてニコラウスとイタリアの悲しみを拭い去ろうとするが、ニコラウスは思い出の中のマジロウのために立ち直ることを決意して自己救済。ついでに、町の悲しみも一掃してしまいました。
えーつまり、キャンチョメ&フォルゴレはナゾナゾ博士のときと同様、一生懸命がんばったけど大して役に立たなかったと・・・。いやでも、彼らの心意気だけでも立派ですよ。本当にいい奴らですよ。つか、普通こういう救済って、主人公たちの担当じゃないですか?最初にニコラウスと知り合ったのはガッシュ組じゃないっスか?ガッシュさんなんて、ブラゴに八つ当たりしてませんでしたか?任せっぱなしにしてないでちゃんと働け、ガッシュ&清麿。


いよいよ新シリーズに突入。原作でもまだまだ決着は遠そうな展開なのでどうなるのか、不安がいっぱいです。



レジェンズ〜甦る竜王伝説〜「風と共に去ったとさ」【最終回】
泣け!と言わんばかりの展開がズルいです。泣きました。


自分のしでかしてしまったことを後悔するユルに、諦めちゃいけないと語りかけるディーノ。マックは素敵な身のこなしで、飛ばされたユルのタリスポッドを取ってきたりしてます。子供たちは本当に成長しましたね。一方、ランシーンはジャバウォークを宇宙空間に連れ出すことを決意する。彼は、そのために生まれてきたのだと。慌てて引きとめようとするシュウ。慌てすぎて、レジェンズクラブの扇風機委員なんてのに任命してます。そんなのうれしくないと思う。でもランシーンには、シュウのその気持ちだけで十分だったのでしょう、最後に心を持てたことを喜びながら、ジャバウォークを宇宙空間へと連れて行き、自爆。
新しい風が吹く。人々もレジェンズも正気に戻った。同時に、レジェンズたちとの別れの時も来た。みんな、地球のそれぞれの要素に還っていく。シュウのママを最後まで守っていてくれたアンナが消えていく。ズオウとメグ、心が通じるまでに随分かかったけど、その分強く結ばれていたふたりは涙の別れ。自分自身を嫌悪していたディーノを変えてくれた男前なグリードーは、ちゃんとGWニッコルをやって還りました。母性そのものの大地のレジェンズガリオンは、マックを慈しむように抱きしめ消えていった。そして、最後にちゃんとシュウの名前を呼んで消えていくシロン。素直になれなかったシュウも、シロンを呼び続ける。
みんなの記憶から消えたレジェンズたち。記念写真からも消えている。けれども、シロンの願いどおり、シロンは記憶を失った後も、ねずっちょの姿で残りました。これから、シュウたちとの新しい出会いが待っているに違いない。最後のシーンにディーノの姿はなかったけど、彼もこれから出会うことになるんだろうか?で、ランシーンもねずっちょの姿で宇宙空間を漂っております。そうか。シロンがねずっちょになったから、ランシーンもねずっちょになったのか。
これだけの事態を引き起こしたユルが今さらもっともなこと言ってるのがムカつきましたが、誰一人犠牲者が出なかったのは快挙かもしれない。レジェンズたちと共存していく終わり方が出来れば一番だったけど、レジェンズたちの役割を考えるとそれは出来ないんでしょうね。彼らが地上から消えても、彼らはすぐそばにいる。レジェンズの記憶を失った子供たちが、間違った道を歩まないように祈るしかありません。
時間の巻き戻しという裏技を使ったのはかなりの減点対象ですし、ラスト付近の過酷な展開は子供を主役にした物語としてはちょっとヘヴィーだったような気がします。けれども、それを帳消しにするくらいの愛すべきキャラクターたちとおバカなギャグ、優しい物語で一年間にわたって和ませてくれて、キャストとスタッフには心から感謝します。楽しい時間をありがとうございました。



3月26日分。


ウルトラマンネクサス「予兆-プロフェシー-」
結局ウルトラマンが何なのか分からないまま、新しいウルトラマンが出現するようです。姫矢のウルトラマンのデータは、TLT内部のスパイによって消去されていた。裏切り者は誰なのか?やっとTLTに焦点が当たることになるのか?一輝は相変わらず受身のままだし、いよいよこの話がどこに向かっているのか分からなくなってきた。



VIEWTIFUL JOE「決戦!ジャドー基地の巻」
ジャドー基地での戦い。ファイヤーレオからジョーを救ったのはアラストルだった。随分と陳腐な悪役になったものだ、と自嘲しながらファイヤーレオと共に墜落していくアラストル。主人公を助ける敵ってのもありですが、こんなに助けてばかりのアラストルはもう、悪役じゃないでしょ。
キングのところに向かったジョーが見たのは、キャプテン・ブルーの姿だった。キングはブルーだったのだ!キング・ブルーにとって、ジャドーもジョーも、すべては自分の映画の中の駒にすぎなかった。憧れていたヒーローの意外な姿に、絶望して立ち上がることもできないジョー。負のエネルギーを集めるために、そのジョーの姿を画面に映して人々を失望させようとしたキングだったが、彼の意に反して、ジュニア、そしてジョーが希望をもたらした人々は、打ちのめされることはなかった。昔のジュニアだったら、キャプテン・ブルーのその姿に失望したかもしれない。しかし、彼にとってのヒーローはもう、キャプテン・ブルーではなかった。遠い憧れの存在ではなく、ともに悪と戦ってきた、人間臭い魅力を感じさせるジョーこそが彼のヒーローになっていた。ジュニアが、そして人々がジョーに声援を送る。それを力をとして、再び変身するジョー。ブルーの愛機だったシックスマシーンも、昔の主人であるブルーではなく、ジョーの呼びかけに応える。
いいなあ。ジョーが立ち直っていく姿に胸が熱くなりました。「最後にヒーローが勝つ。そんなありきたりの展開では客が飽きてしまう」キング・ブルーのその言葉は、シルヴィアのパパが求めた映画の姿だっただろうか?果たして観客は、本当にそんな展開を望んでいるんだろうか?



ケロロ軍曹ケロロ小隊撤退!さらばペコポンよであります」
突然軍曹にもたらされた、ケロン星に戻って来いという指令。しかも猶予はたったの一日。小隊の連中はそれぞれ自分なりの最後の一日を過ごす。今さらながら侵略マニュアルをひもといたりしてる軍曹。食後の歯磨きだの、掃除はこまめにだの、単に健康的な生活マニュアルのようです。でもこんな時に限って、冬樹に助けられたり、夏美が優しかったり、お小遣いがアップしたり、名残惜しくなるような出来事ばかり。夏美と一緒に最後の焼き芋を食べた伍長は、夏美への別れの言葉をつぶやく。眠る桃華に言葉をかけるタママ。サブローにはクルルからのメール。そういやクルルって、サブローのとこにいたんだっけ。忘れられていたドロロ(ほんとに忘れてたよ)も小雪と別れの抱擁。ついに、今までの記憶と痕跡をすべて消去して去っていくケロロ小隊でした。MONO消しゴムって、記憶の消去にも使えたんですねぇ。
軍曹たちのいない毎日。だけど冬樹も夏美も、何かが心にひっかかっている。夏美は、焼き芋のイメージにとらわれたりしてます。伍長、よかったなあ。消去したはずの記憶の欠片に導かれ地下へ向かった冬樹は、そこにガンプラを見つけ、記憶にないはずの大事な友達を想って泣き崩れる。ひとり残された幽霊ちゃんには、彼らの記憶が残っていたのでしょうか?だったら、つらいだろうなあ。
結局健康診断だと分かって戻ってきた軍曹たち。記憶を消去したはずなのに、軍曹を見てすべてを思い出した冬樹のおかげで、また日向家を拠点としてペコポン侵略のやり直しになりました。いつの間にか軍曹と冬樹はこんなに強い絆で結ばれてたんですね。こりゃ侵略なんて夢のまた夢だわ。


オチが分かってながらも、冬樹の姿にホロリとさせらました。そんなこんなで、新時間帯に移行。どんなことになるのやら。



グレネーダー 〜ほほえみの閃士〜「旅で身につけたもの」【最終回】
最後はとんでもないことになってました。琉朱菜対刹那の息をもつかせぬ戦い。特に、接近戦で弾をよけていく琉朱菜の動きがすごい。これだけの戦闘を描けるくせに、最後はやっぱり相手の鎧を脱がすこと、相手をぎゅっと抱きしめることで戦意を喪失させるというオチをつけてくれたのには拍手喝采。それも琉朱菜だけでなくやっちゃんも。琉朱菜が旅で得たのは、抜き身の戦術だけでなく、それを一緒に実践してくれる仲間でもあったわけです。
やたらと動きの良い演出も、話のほのぼの具合も、キャラクターたちの魅力も申し分のない、気持ちの良い物語でした。鉄破くん、最後まで楽しい奴で好きだったなあ。やっちゃん、最後はカッコいいとこ見せてくれたなぁ。そして、とことん「いい子ちゃん」でありながら、まったく嫌味のない琉朱菜のカワイさに脱帽。
これはいくらでも続編が作れそう。もっともっと、ご一緒したいです。