ジンキ・エンクステンド

玉砕。
最後まで、何が起こってるのか分からないまま終わってしまったので、ツッコむことも出来なかった。OPの扱いといい、視聴者を混乱させる構成といい、全体的にやっつけ仕事のような雰囲気が漂ってたけど、何をやりたかったんだろう?
原作はもっと分かりやすいんでしょうね。



3月24日分。


舞-HiME「運命の刻へ」
静留の気持ちに応えられないと分かっているからこそ、静留を救うためにデュランに撃たせたなつき。
一方、舞衣はついに黒曜の君とご対面。勝ち抜いたヒメは水晶に封じられヒメ星を導く核となるが、舞衣は特別だから、妻になって一緒に新しい世界を造ろう、と舞衣を誘うかの君。それを拒絶し戦おうとする舞衣。真白もかつて舞衣のようにカグツチを操り、同じように黒曜の君を拒絶したんでしょうかね?ただし、凪によれば今回の黒曜の君はちょいと違うらしいし、黎人の様子もおかしかったので、そこに舞衣の勝機がありそうです。鍵となるのは、黎人と命の関係でしょうか?
しかしまあ、黒曜の君以外、男の扱いはホントいい加減。凪も、実はラスボスでしたとかだったら意味があるけど、じゃなきゃ単なるアクセントですよ。狂言回しにもならなかった。
一番引っかかったのは、舞衣が祐一への想いからカグツチを呼び出す場面。どうもしっくりこないんだよなあ。これは、祐一が舞衣の一番大切な人であったという点にも通じるんですが、全編通して、舞衣の祐一に対する気持ちがそれほどのものだという印象を受けなかったせいでしょう。というか、舞衣自体、キャラクターとしてつかみどころがなさすぎ。とりあえず、最終回一歩手前でようやく主人公らしい意味ある見せ場が来たんだから、最後は大活躍を期待してます。ご都合主義でいいですから、八方丸く収まるハッピーエンドが見たいです。



『1001秒の恐怖映画』(井上雅彦創元推理文庫
やっと手に入れました。「ホラー映画」モチーフという縛りの中で描かれたショートショート集。加えて、巻末の資料は、ホラー映画資料集としても十分機能してます(偏りはありますが)。毎度のことながら、井上雅彦の博識、記憶力には驚かされます。もちろん、ラストの一行を読んだ瞬間から物語が始まる、作者独特の不思議な余韻を堪能できる作品集でもあります。読んで絶対損をしない一冊。
私もここに挙げられた映画の大半は未見ですが、それでも何の支障もありませんでした。ヴィンセント・プライスピーター・カッシング、ロン・チェニー・ジュニア、ベラ・ルゴーシなど、お気に入りの闇のスターたちの名前が散りばめられた物語に存分に酔いしれました。