終了番組評価調査

光希桃さんから引き継がれたアニ鳴館さんの終了番組評価調査に、遅ればせながら参加させていただきました。
アニ鳴館さん、どうぞよろしくお願いします。
そして光希桃さん、お疲れ様でした。



●やっと見た見たプラネテス最終回。
クライマックス近くの、どんどんインナーワールドに向かっていくハチって、果たして必要な展開だったのかなぁと思います。単にイライラするような堂々巡りが続いただけで、ハチがそこから這い上がってきたきっかけにもあまり説得力を感じなかったので、なおさら必要性を感じませんでした。
ただし作品自体は、細かい設定の積み重ね、丁寧なキャラクターの描き方、アップリフティングなエピソードともに大好きで、楽しませてもらいました。
一番泣かされたのはやはり、「バウンダリー・ライン」。そこにいたるまでに、背景やキャラクターをしっかり描き込んできただけに、最後のテマラのありがちな一言が、言葉以上の重い意味を持って迫ってきました。
んで、一番強烈だったエピソードは、「ささやかなる願いを」。これは本来笑える話のはずでしょうが、喫煙者の私はフィー姐さんと完全に気持ちがシンクロしてしまって、手に汗握り、こめかみに青筋浮かべながら見てました。あそこまで我慢した姐さんは、ほんっとーーーーーに、偉い!!


●その流れですが、今日からマ王!の地上波放送が始まりましたね。
誰もが思いつきながらも恥ずかしくてやっていないだろう、「マ王を見ながら魔王を呑む」を実践してみました。愉快な気分になれました。
というか、私は既にDVDで見てしまったんですが、アニメでは原作の漫画ネタ、アニメネタ、CMネタなどをことごとくすっ飛ばしてるんで、ダイジェスト版みたいなもんだと思っております。ただし、原作より親切に補足している部分もあるし、オリジナル話の目の付け所も悪くない。原作付きにしては、「割と」きちんと作ってる方だと思います。


●さらにその流れですが、ふたつのスピカも見ております。
自分の好み的には、キャラクターデザインも含めて、ちょっと狙いすぎの「郷愁」テイストに引っかかりはありますが、それでも楽しんでます。



3月8日分。


巌窟王「貴公子の正体」
カヴァりんは、マジでヴィルフォールとビクトリアの息子だったんですね。それで、「父と母、そして妹」だったわけか。ここにも、踏みにじられた人生があった、と。
何だか、エドモンを陥れたダングラールたちの気持ちも分かるような気がしました。何もかも手に入れた、品行方正で慈悲深い、正義の人エドモン。そんな完璧な存在を受け入れられるほど、ダングラールは頭の良い人間ではなかったのでしょう。もちろん、だからといってダングラールたちのやったことが許されるわけではないけど。