無題

1月29日分。


ウルトラマンネクサス「闇-ダークネス-」
一年前、TLTの副隊長だった溝呂木は、ビーストとの戦闘の中で自らの心の闇を呼び覚まされたということなのか?それだけだと、ありきたりな単なる勘違い野郎になってしまうので、もうちょい深い理由があるといいな。吉良沢がすごい気になるんだけど、このコの正体はいつになったら明らかになるんでしょう?



VIEWTIFUL JOE「帰ってきたキャプテンブルー!?の巻」
冒頭のキャプテンブルー対タコチュー、そこから病院の少年とジュニア、そして、ジョーとアラストルの八百長だったという種明かしまでのつなぎがスムースで、思わず引き込まれてしまいました。ジョーとアラストルの上下が入れ替わる爆笑もののシーンなんぞもあり、ジョーとアラストルではどっちがよりバカか?合戦を見せられた気分。結局、ジョーはいいとこなしで、最後までアラストルがヒーローのままでした。ジャドーの中でもイマイチ立ち位置がはっきりしないアラストルの現状を逆手に取って、病気の少年という古典的なネタをこの番組らしくアレンジしたふざけたお話。この作品がここまで面白い展開を見せられるようになるとは、最初の頃は予想してなかったなぁ。
情にほだされて真剣にバカやってるアラストルが頭オカシすぎて、ファンになりそうです。



ケロロ軍曹ギロロ 泣けない赤鬼であります」「ギロロ 飛び出せ!節分であります」
節分なので鬼話二題。この番組らしい心得た季節シンクロ話です。
名作「泣いた赤鬼」をベースに、軍曹がまたロクでもないことを考え付きました。青鬼の手紙を村人が読んでいたら、と誰もが一度は思う歴史改変案を利用し、軍曹なりに捻った腹黒作戦。伍長の夏美への恋心を利用して自分の株を上げようというところが、筆舌に尽くしがたい卑怯さ・・・だったはずなんですが、なんで軍曹と伍長がいい雰囲気になって終わるんだろう・・・?これはこれで妖しいドキドキで、女子に優しいオチだったのでA-OK。
で、後半は直球で節分話。軍曹のせいで夏美さんがだっちゃになり、実験動物にされていた伍長がなんか妙に聞いたことのあるフレーズ(ナ・ツ・ミ・イジメタ)とともに夏美の危機を救う。前半で果たされなかった伍長と夏美のいいムードがやっと成就。ちくしょお、泣かせやがる。よかったなあ伍長。軍曹、アンタなんかいいことしたよ。
EDの伍長絵描き歌、歌詞が泣かせますね。



グレネーダー 〜ほほえみの閃士〜「笑わない町」
笑顔が失われた町に、琉朱菜が笑顔をもたらすお話。弥次郎の「閃士は人の命の重みを引き金の重さくらいにしか考えていない」という言葉で、琉朱菜とやっちゃん、ふたりの戦闘における立場の違いが浮き彫りになったりしてます。琉朱菜はこれから先も、相手の命の手ごたえを感じることなく戦っていくことへの葛藤を抱えていくことになるんだろうなぁ。
そして、琉朱菜が敬う天子をすべての元凶だと考えるやっちゃん。先週の天子の邪悪ムードから考えて、天子は入れ替わってるとか誰かに操られてるとかでしょうか?ラスボスは天子なのか、それとも道化なのか?



1月30日分。


金色のガッシュベル!!「我が心のキッド ナゾナゾ博士新たなる誓い」
原作の外伝、キッドたちの旅をベースにしてオリジナル要素を加えた今回。
キッドを失ってすっかり元気をなくしてしまったナゾナゾ博士を心配するMJ12たち。それぞれのピンポイント能力を駆使した結果、博士の悲しみを感じ取ってパニックに陥っているだけというのが、使えなさすぎて彼ららしい。この人たちが一体なんなのかいまだに不明ですが(特に、イエーイしかしゃべれないビッグボイン)、いい人たちであるのは間違いない。
そこに折りよくキャンチョメ・フォルゴレコンビ登場。人一倍臆病で、人一倍他人の顔色をうかがうキャンチョメは、敏感に博士の落ち込みぶりを察知。空気を読めないことでもスーパーなスター・フォルゴレさんも、さすがに博士の様子がいつもと違うことに気付く。そこへ、博士を元気付けてくれるよう、テーブルの下から依頼するMJ12。なんでわざわざ狭苦しいテーブルの下に全員隠れて様子をうかがっているのかなんて気にしちゃいけません。とにかく、彼らは渾身のコラボレーションショー「鉄のフォルゴレfeat. MJ12」を披露するが、博士の心が晴れる様子はない。最後の手段として、フォルゴレが提案したのは、キャンチョメがキッドに化けて博士を励ますというもの。心配性なキャンチョメでなくとも心配になる、どう考えても無茶な作戦。しかし、自分のアイデアに酔いしれるフォルゴレと、藁にもすがる思いのMJ12によって強行。
案の定、ナゾナゾ博士は、目の前のキッドがキャンチョメによるものであることに気付くが、騙されたふりをして思い出話を始める。千年前の魔物たちと戦うために、キッドとふたりで仲間を集めて歩いた頃。キッドから希望という名の光を得た博士が、今度はその光の意味をキッドに教えてあげたときのこと。そんな思い出を語るうちに、希望を取り戻していく博士。
石版編での影の功労者であったふたりには、こんなエピソードがあったわけです。そして、このエピソードを消化することで、本当の意味で石版編にピリオドを打つことができたような気がします。
一夜明け、新たに不穏な動きを感じた博士は、アポロとともに調査を始める。博士の手元には、ガッシュから届けられた、キッドを模したバルカン。同様に、アポロのヘリには、ティオから送られたロップスそっくりのバルカンが揺れていた。今はいないそれぞれの魔物たちが見守る中、ふたりの支援者が動き始めた。


ナゾナゾ博士を励まそうとしたキャンチョメ、フォルゴレ、MJ12たち。彼らの意図を察して騙されたふりをした博士。ナゾナゾ博士とアポロを励まそうとしたガッシュとティオ。そして、もう何の義務もないのに、危険を冒してまでガッシュたちに力を貸そうとする博士とアポロ。
みんなが誰かを想って行動している。半分オリジナルでありながら、この作品にふさわしい、優しいエピソードとなっていました。
特に、本来キッドとナゾナゾ博士のエピソードであった原作話を膨らませるのに、キャンチョメ、フォルゴレのふたりを絡ませるというアイデアは秀逸。キッドが魔界へ帰った時、唯一あの場に立ち会って、ふたりの絆の深さを感じることができたのはキャンチョメとフォルゴレでしたし、キッドの帰還に対して、自分たちの力不足による責任を感じていた彼らですから。彼ら以外では、このエピソードは成り立たなかったでしょう。
ガッシュとティオの一見たわいないシーンが伏線になっていたのにも驚きました。てっきり単なる時間稼ぎだと思っていたので、まんまと騙されました。
石版編のエピローグから、新展開のプロローグへと、見事に無駄のないつなぎ方で、久しぶりに、してやられた、と思わせる構成。どうしよう。こんなクオリティの高い回ばかりに慣らされてしまっていいものか・・・



レジェンズ〜甦る竜王伝説〜「風よ、オイラに吹いてきな!」
ディーノがいつの間にか前向きになってます。自分は何も生み出せない、とマックにぼやいていた頃が嘘のよう。彼とともに、シュウとシロンの復活を信じるマック、メグ(いい加減、ディーノの名前覚えてやれ)。
ジャバウォークを復活させるユル。ランシーンを解放するハルカ。そして、アンナの助けを借りて、ようやくシュウが風を感じた。シュウの復活によって、シロンとランシーンもひとつになり、レジェンズ・ウォーを阻止するために動き出した。ということで、ああ、長かった。今までのウジウジした展開を一気に吹き飛ばしてくれるメチャクチャ盛大な風を期待。
大人の事情で、来週DWCに忍び込むことにしたBB&JJが何をしてくれるのか、楽しみですね。