スレイヤーズはいいなあ

11月7日分。


金色のガッシュベル!!「勝機を求めて・・・湧きあがれふたりの闘志」
今回は、難しいですよ。圧倒的な力を持つデモルト相手に、ひたすら絶望的に見える攻撃を繰り返していくガッシュたちを描写するだけで、物語に劇的な展開もない分、いかに一本調子にならないように見せていくかという回ですから。作画は良かったし、演出も健闘していたと思います。細かいカットの積み重ねで動きを作っていました。
勝ち目のなさそうな戦いの中、チャンスを探りながら戦う清麿。消えていった仲間たちのためにも、清麿を信じて何度も立ちあがるガッシュ。そして、それをサポートするウマゴン、レイラ。ウォンレイの回復に全力を注ぐティオと恵。今は見守るしかないキャンチョメ、フォルゴレ、ナゾナゾ博士。それぞれが、今自分が出来ることを精一杯やって勝利を目指す。清麿は、やっと見つけたデモルトの弱点への攻撃に賭け、心の力を一気に解放してバオウザケルガを叩き込むが、急所をわずかに外れていたためデモルトには効かない。いよいよダメかと思われたそのとき、彼らを救ったのは敵であるはずのパティだった・・・
さて、そろそろティッシュを用意しましょうかね。



レジェンズ〜甦る竜王伝説〜「追いかーけて、飛ばさーれて」
シロンの帽子をめぐっての騒動。帽子をハゲ隠しだろうと言うシュウに、シロンが帽子を取ってハゲてないことを強調。もうホント、執拗に。こういうところがすごく人間的だなぁ。で、帽子がないと弱っていくんだとからかい半分にシュウに言ったものだから、シュウは頭から信じ込んで、飛んでいった帽子を取り返そうと大奮闘。一方、シロンの帽子が彼の力の源だと思い込んだハルカ先生の手先が帽子を取りに来る。そこでタリスダムの登場。シュウひとりで、ガリオン、ビッグフットまで呼び出すことができるんだったら、マックとメグの意味がないような気がするんですけど。とにかく、タリスダムによってエレメンタル・レギオンになった三体によって敵を撃退。帽子は別にシロンの命を左右するものではないと知ったシュウは、騙されたことなんか気にせずにホッとする。シュウというキャラクターは、普段はちゃらんぽらんだけど、家族や友達、自分にとって本当に大切な人たちを守るためには、人が変わったように必死になる子なんですよね。シロンもいつの間にか、シュウにとっての「大事な人」の中に入ってるんだろうなあ。
結局、またまたハルカ先生の解釈が間違っていたようです。大丈夫か悪の司令官?タリスポッドを作る際に使われたデータって、ハルカ先生のパパが集めたものなんでしょうね。
繕い物してたちっさいシロンが超カワイかったなあ・・・。クラウドジャイアントという敵の、今までとは毛色が違う北欧風のビジュアルや、その能力の規模のでかさも面白かったです。



11月6日分。


Φなる・あぷろーち「大衝撃!!愛と哀しみの果て!」
先週は二頭身冬山サバイバル・ギャグの怒涛の展開で笑わせてくれましたが、今回はそこから続く西守歌の監視体制に涼の怒りがついに爆発。西守歌を完全無視し始めました。さすがに他人のデートまで監視するのは西守歌のやりすぎだから、今回ばかりは涼を責められないなぁ。最近、ギャグとちょっとシリアス風味の回が交互にきてるんで、涼と一緒にこっちも振り回されているような気分です。



『ブレイク・オブ・ディスティニー<スレイヤーズすぺしゃる>』(神坂一富士見ファンタジア文庫
この世には、スレイヤーズを読める幸せ、というものが確かに存在することを実感する今日この頃。
じじい話もよかったですが、マンティコア話の落とし方がとっても乙女チックだったので(そうか?)好きでしたね。女魔道士リイタのテンションの高低が素敵です。再登場希望。